シェ・イグチ・今日の電波コラム(エッセイ)
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2006年11月


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2006/11/30 (独り言) 分別ごみ回収のコストを全員で

事業ごみ以外の家庭から出るごみ回収は、無料だからいいと思っている人が多い。
いつもごみを監視しているわけではないが、かなりいい加減で、分別が良くなされていないようだ。もしこれを有料にしたらどうだろう、水道・ガス・電気が有料だから、節電したり、お風呂の残り湯で洗濯したり、節約するのは払うお金が少なくなるからだろう、だったらごみも有料にすれば減るのではないか。行政に負担をかけているのは税金だと思っているかもしれないが、それは公共のことをつかさどるために必要なことだ。末端の消費者と行政がお金を負担するのなら、メーカーや生産者にも負担してもらう、それはどういう風にするかというと、食品を含む全てのパッケージや白トレー等に、今は素材がプラとかペットボトルの1とか表示しているが、今度は目立つように、可燃、不可燃、リサイクル等大きく表示すれば、捨てるとき迷わないし、また回収するときも、違う物が混じっているのがすぐ分かる。
安全と水はただといわれていた日本も、すでにお金で買うような時代になってきたのなら、一般ごみも全て有料にすればいい、できれば重量制にすれば、水分をよく切って出すだろうし、少し痛みを伴う改革も必要だと思う。
2006/11/29 自然栽培 いまこそ自然栽培農法

化学物質を多用する近代農法をどうとらえるか。
有機農業といっても堆肥を使い過ぎ、食味の悪い作物を収穫している例があまりに多い。加減を誤ると硝酸態窒素が作物に蓄積、地下水か河川汚染を招く心配がある。山林で落ち葉が地表に積もるように、堆肥は適正量を表面散布する程度にとどめておけば害虫は集まらない。土は細かく砕き過ぎるとかえって雑草の発芽を促進させる。あえて土塊がゴロゴロした状態にすれば雑草は育ちにくい。
無肥料栽培の野菜の“根の張り”は、有機栽培や一般の農法に比べてはるかに強い。肥料がないからこそ、自分に必要な要素を求めて、野菜は根を深く広く、しっかりと張る、だから霜柱や気候の変動にも強い。
冬野菜の根菜類は、土中に深く根を張る物が本物の体を温める野菜である。
ある学者が自然栽培の圃場の土を調べたら、普通の圃場の土の十分の一の栄養しかなかった、肥料がなければないほど、その野菜が取り入れている別の要素が増大することが、まだ証明しえない何か別の要因で野菜が育っていることは確かなようだ。
2006/11/28 独り言 東京オリンピック当時の自給率

2016年オリンピックに福岡市と東京が誘致合戦を繰り広げ、東京に決定。
1964年東京オリンピック当時の自給率は70%以上あったのに、現在は40%を切りそうで、先進国の間では最低の自給率になってしまった。
1960年代食料消費構造の変化が大きく進展し、兼業農家と転業が増加し、農家人口の減少が加速しだす。 1970年代に入り、消費水準がかなりの水準に到達 。1980年代は、バブル経済を経験し、その後、低成長への移行そして日本型食生活の定着 。1990年代は、輸入農産物との競合そして、空前のグルメブームが女性を中心に蔓延、飽食の日本となるが、景気が思わしくなくデフレの時代になり、低価格戦争に突入。2000年代は、生産農家の高齢化による激減、そして輸入に頼るようになり、このままではあと10年後、オリンピック招致が行われたとしたら、それが契機に、日本の自給率は壊滅的になり、40年前のオリンピック後とは違い、大型の不景気に見舞われるだろうと思われる。
2006/11/27 自然栽培

自然が教えてくれる事

例えば火山灰で覆い尽くされた大地に次々と育つ草木の姿、また岩場にしがみつくように育っている岸壁の松などはなぜあれほどに勢い良く成長しているのか?
ひとつは植物根の先端(根冠)から分泌される物質が岩石などを溶解させ微量なミネラルを植物に吸収させているからだと言われているが、そこには一般植物生理学上で必要とされているほどの窒素・リン酸・カリなどは十分あるはずはない。
例え土があったとしても、川原の土手に育つカヤやヨシなども毎年膨大な生産を生み出すが、同じく、そこの土壌中には十分な栄養素はない。
なぜ、当たり前の自然界では、いつもあたりまえのように植物を育たせているのか?
人はなぜ、畑だけに人為的に肥料を投入し、また肥料を入れ続けなければならないという不思議な現象を招いているのか?
ここに無肥料栽培の原理の最も重要な視点が秘められている、土に肥料を入れなくて植物が育つのか?
「植物の食べ物としての肥料を与えなかったら何も育たないじゃないか」、という疑問がでるのかも知れない。
具体的には、植物は成長するにあたって土から養分を無造作に奪い取るばかりではなく、植物はその場所の土が肥沃になっていくために、土へ様々な形で栄養分を還元しながら成長していることが分かっている。
植物は土から栄養を奪い続けているのではなく、土を肥沃にしようとしているので、まさしく植物自身が土作りをしているのだ。
これが自然栽培の原理なのだ。

2006/11/26 独り言

食の安全は便利・簡単・安い=危険

「安ければいい」という価格だけで判断する買い方を改める必要がある。
もちろん安くていいものも沢山あるが必ず理由があるはずだ。特に中食産業は熾烈な競争の中で抜け出すには低価格が条件みたいな物で、国内外を問わずとにかく安い品物を使う、調味料も業務用にだけ許された添加物だらけの安い物を使う、メーカーが業務用と一般消費者用と分けて生産している、当然業務用は価格を抑えて作らなければならない、同じように作れば無理が起きる。
こだわりのない惣菜屋さんや、弁当屋さんはできるだけ仕入れ価格を抑えて、販売価格を低くする、ミートボウルやハンバーグも大豆たんぱくの加工品で増量して肉類を少なくしながら味は100%に近い物を作る、おのずとエキスや香料・アミノ酸類等の添加物で作るようになる。
野菜も海外から安い冷凍品を使う、これが加工品で生鮮野菜と輸入基準が違う、数年前にさかのぼってしまうが、中国から輸入させた冷凍ほうれん草の残留農薬問題はまだ記憶の中にあると思う。
今でも輸入食品の水際での検疫体制がほとんどないに等しい日本。
ある商社の営業マンが言っていたが、メーカーがこの値段で原材料をそろえたいという要望に対して世界中のネットワークを使いできると、そして通常家庭でそろえる原価の10分の1で作れると豪語していた。低コストで収量の多い、そしてロスの少ない物は海外ではいくらでも作れるという、毒菜といわれる物も冷凍して輸入させるそうだ。
安いからと言って喜んではいられない。

2006/11/25 食中毒

冬場の食中毒にご注意!

ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎に注意。
例年初冬から増加し、12月と春にピークを迎える。ノロウイルスは、冬季における感染性胃腸炎の主な病原体です。
潜伏期間は(感染から発症までの時間)は24〜48時間で、主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度で、通常これらの症状が1〜2日続いた後、治癒し後遺症もない。
ほとんどが経口感染で,次のような感染様式があると考えられている。
(1) 汚染されていた貝類を,生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合。
(2) 食品取扱者が感染しており,その者を介して汚染した食品を食べた場合。
(3) 患者の便や吐ぶつから二次感染した場合

また,家庭や共同生活施設などヒト同士の接触する機会が多いところでヒトからヒトへ直接感染するケースもあるといわれている。
詳しく知りたい方は厚生労働省のHPを参照(PDF)

2006/11/24 食育 自分流の食育が試される、豊かさや便利さに流されない食事

飽食と情報の氾濫の中で好きなものに偏ったダイエットや安易なサプリメント依存が目立つようになった。
メディアで体に良いといわれる食材等を沢山摂取しながら、肥満、高血圧、糖尿病等の生活習慣病を招いてしまう人が多くみられるようになり、子供の肥満は30年間で4倍に増えており、まるで米国と追いかけっこをしているかのようだ。
近年食の事件が相次ぎ行政も企業も情報開示の方向に向けて大きく動いている。特にインターネットを活用した情報開示のこの1〜2年の充実ぶりには目を見張るものがある。食材や食品を選ぶための情報をかなりのレベルで得ることが出来るようになってきた。
どんな食材・食品を選びどんな食をデザインしていくのか、安心な食と健康を一人ひとりが自分で実現していくことの大切さを認識しその力を身に付けていかなければならない。
したがって特定の食べ物に偏らないようにしてなるべくリスクを分散する、例えば「昨日は肉だったから今日は魚にしよう」とか「野菜も色々なものを食べよう」など様々な食材を活用するのも現代の食をおおらかに楽しむポイントのひとつ。
豊かで便利な現代消費社会の中で持続可能な豊かさとはどのあたりなのかを考えてみる時期にさしかかったように思い、目の前の豊かさに流されることなく豊かさと共存していく知恵を身に付けそれを有効に生かす力をもつ、食育は今豊かさの中で試されているのではないか。
2006/11/23 食育

食事の基本こそ食育

食べることの基本は、何をどうして誰と食べるかではないかと思う。
本当のテーブルマナーも、他人に迷惑をかけずに、人が嫌がらなければ食べ方は自由で楽しく食事すれば良いという。
だが本当の基本とは、自分の五感を全て使って食べる、つまり、お皿の上の料理を見て色合い・盛り付けを楽しみ、香りで味を想像し、噛んで味を確認し、食感と噛んだ時の音を楽しみ、会話を楽しみながら食事すること。
しかし今は、ファストフードやコンビニ弁当のように化学調味料と添加物で味付けられているから、五感を使う以前に美味しいと錯覚してしまう。
旬の食材も同じ、今は畜養の魚介類・ハウスの野菜等々いつが旬だかわからない。
だからこそ、今、自然栽培の野菜と天然の魚介類を味わおう、こんなに美味しいのか改めて感じるはず。
昔、行商のおばさんが担いで売りに来た野菜や卵、シラスや干物、落花生の味、今の若い人は行商といっても多分知らないと思うが、農家のおばさんが体重の倍ぐらいの荷物を担いで住宅地等に自分のうちで出来た物を売りに来ていた。
それが新鮮でその時期のものだから美味しかった。
食卓でそんな会話をしながら皆で食事するのが本当の食育ではないか。

2006/11/22 独り言

自然はすばらしい

自然はいろいろ教えてくれる。
自然栽培の野菜は、スーパーマーケットに出てくる野菜より時期がずれているけれど、長持ちする、味、香り、そしてそのものが本当に長持ちする。
何回も述べているが、腐敗しない、つまり腐らない、と、いうことは無駄にならない、そしてすばらしいのは、オブジェにもなってしまうこと、以前茨城の田神さんのかぶが花を咲かせ、そしてサヤを創り、今回は、里芋が1個残っていていつのものか判らなかったが、表の土の上においておいたら見事に成長して、いま、入口のオブジェと化している。
大豆や小豆も庭にばら撒いただけで、季節がわかる。
何もしないから、自然が教えてくれることは多い。うちの庭はハーブも多いので、虫が寄ってこないけど、そのハーブが好きなものはやはり寄ってくる。
キャベツ畑にモンシロ蝶がよってくるけど、モンシロ蝶は、ねぎが嫌いだから、一緒に育てると虫が寄ってこないそうです、自然とはそういうものなので、人間が勝手に変えて、破壊してはいけないのではないか?

2006/11/21 独り言

ストレスが体に与える影響 part2

特にストレスは人の免疫系に大きな影響を与える。
ストレスは人の免疫系に直接影響を与える血液中の白血球には主に2種類、顆粒球とリンパ球とがある。
そして生物はストレスを受けると顆粒球の割合が増加して、その顆粒球は自身の組織を破壊しつつ活性酸素を大量に放出する(顆粒球とリンパ球はバランスが大事)

程度にもよるが人間は精神的ストレスを受けつづけると必ず何らかの病気になる。多くのガン患者を調べると、ガンが発見される前の患者の多くが大きなストレスを抱えている。現代医学では、進行したガンは治せないことになっている。そんな現代医学を信じている病院に行き、「あなたは進行ガンですとか末期ガンです」なんていわれた日には、患者のストレスは計り知れない。つまり現在、現代医学で治療が難しいといわれる病気で病院に行くことは、結果的に寿命を縮めることになる。

2006/11/20 独り言

100kgの豚肉で130kgのハムができる

ハムは良く見ても豚肉だけなのになぜ目方が増えるの?
人間にも水太りという言葉があり、物事には水増しということもある。
まさかハムは?と思う。でも3割も水増ししたらぶよぶよになってしまうし、切ったときに水が出てしまうと思うが、実は、加熱すると固まる液体(業界では肉用ゼリーという)で増量する。
この肉用ゼリーは、大豆や卵白、乳たんぱく、寒天、海藻抽出物など安価で加熱して固まる物なら何でも有りという。その液体を生の豚肉に注射器で一斉に注入して、肉全体に万遍なくいきわたるように、よく揉んでぶよぶよの生肉にしてから、添加物液の中に付け込んで、火を入れると見事に固まって、原材料より目方の多いハムが出来上がる。
もちろん高級なハムには、添加物以外は注入していないから安心?????

2006/11/19 独り言

そろそろ鍋の季節

肥満を防ぐには野菜を中心に食べよう、野菜を食べるには鍋料理が一番。
鍋料理のいいところは、肉、魚、野菜を同時にたくさん取れるところ。
野菜は、たくさん食べたいけど生だと意外と量は食べられないが、鍋にして火を入れるとたくさん食べられる、それに緑黄色野菜、きのこ類、根菜、葉菜と同時に食べられ、しかも最も良いところは一気に食べず、割と時間をかけて食べることが出来るので肥満防止になる。
たくさん食べられる分、無農薬で作られた自然栽培野菜にこだわりたい。

2006/11/18 独り言

無肥料栽培野菜は生ごみが出ない

便利がごみを増やす、中食産業が華やかで、家庭で料理することが減ってきて生ごみが少なくなっても、テイクアウトに容器を持参する人はいません。
さまざまなトレイ、プラ容器、きれいに洗えば資源ごみとして回収できプラスチック容器による「再使用モデル事業」が、環境ホルモン物質(女性ホルモンと同じような働きをする)のために中止された。
ダイオキシ、ポリ塩化ビフェニール(PCB)の問題で、可燃ごみとして出すこともできなくなり、結局不燃ごみとなる。でも、現在でも可燃ごみとして出していい自冶体が全国の40%を越している現実をどう思うか。
レジ袋を有料化してごみを減らすのも必要だが、根っこの部分を直さなければならない。無肥料栽培の野菜を使って、家庭で料理すれば無農薬ゆえ、皮の部分の栄養に富んだ美味しいところが食べられる、捨てる部分が無く確実にごみが減る。木村さんのりんごは芯が無く全て食べられる。腐敗しない野菜は言い換えれば日持ちする野菜ということで、時間がたっても劣化が遅いので無駄にならない。多少値段が高くても広い視野で考えると、逆に割安で環境にもいい。
ぜひ皆で積極的に自然栽培(無肥料栽培)野菜を食べて環境問題を語りましょう。

余談ですが、ある老舗の食品メーカーが、容器をコストのことだけ考え、以前は木製だったものをプラスチックに替えた、大手は大量に使用するからコストより環境を重視してほしかった。

2006/11/17 独り言

残留農薬基準(こんな法律がおかしい)

食品衛生法において定められる食品の規格の中で、食品に残留する農薬の基準が「残留農薬基準」と呼ばれています。残留農薬基準は、農産物に残留する農薬量の限度として厚生労働大臣が定めています。残留農薬基準が設定された場合、これを超えるような農薬が残留している農産物は販売禁止等の措置が取られることになります。
食品衛生法は、「飲食に起因する衛生上の危害の発生を防止し、公衆衛生の向上及び増進に寄与する」ことを目的とした法律で、残留農薬基準は国民が口にする食品の全てを対象としており、国産農産物、輸入農産物のいずれもが食品衛生法に基づく規制を受けることとなります。
残留農薬に基準があることがおかしい、即販売中止が正しくないのか。
人をあやめても、基準以内なら無実ですか?そんな基準ありますか?
それに検出率にトリックがある、一個の固体から100種類の検査をして、ひとつ検出したら1%とあらわす、おかしいですよね、一個の固体からひとつでれば100%が検出率だと思うのは私だけだろうか?

2006/11/16 独り言

有害な予防接種の添加物

予防接種に使われるワクチンには、製造工程において防腐剤や効果をより高める目的で様々な化学物質を添加している。
また、ワクチンを培養する培地として使われる動物などの細胞にも、どのような有害性があるか分からない。
エリストマイシン、ストレプトマイシン、カナマイシンなどの抗生物質や、ホルマリンなどの防腐剤は特に有害なことが知られている。
ワクチンは、病気から身体を守るために、その病原菌の侵入から身体を守るタンパク質を作り出すために効果があるものと、ほとんどの人々は、予防接種が安全で、有効だと信じている。
ウイルスに犯されている人の90%が、流行りだす前から病気にかかっている自覚症状が無いので、知らずに予防のワクチンを使用してしまうことがある。

ウイルスは生きた細胞の中でしか生きられないので、薬でウイルスだけを殺すことは不可能だ。自然栽培野菜のような、健康で安全な食品で常に健康な体を心がけるのが薬いらずでいられる方法だ。

2006/11/15 独り言

ブロッコリーでストレス解消

ブロッコリーの美味しい季節がやって来た。
キャベツの仲間だけあって、ビタミンAやCを大量に含んでいる。ブロッコリーのビタミンA効果は、100グラム中400IU、ゆでても350IUはある。大人1人が1日に必要なビタミンAは1800〜2000IUなので、ブロッコリー100グラムだけでその5分の1が得られるというわけだ。
ビタミンCは100グラム中160ミリグラム含まれている。加熱するとかなり失われてしまうが、それでもブロッコリーを1日に70グラム食べたとすれば、35ミリグラム程度のビタミンCが補給できる。
大人1人の1日の所要量は50ミリグラムと言われているので、ブロッコリーは貴重なビタミン供給源といえるだろう。
ところで、ビタミンCはストレス時代には不可欠なビタミンとして、重要視されている。ストレスによって人間や動物がプレッシャーを感じると、体の中からそのストレスに対抗しようとして、副腎皮質ホルモンが大量に分泌されるが、副腎皮質ホルモンの構成にはビタミンCが欠かせない。したがって、普段からビタミンCを十分に取っておかないと、ストレスによるビタミンC不足が全身に起こり、壊血病のように、歯ぐきから血が出やすくなったり、ちょっとした打ち身で皮下出血を起こしやすくなったりする。
また、こうした人は体内でストレス抵抗ホルモンをほとんど合成できないので、ますますストレスに対して弱くなっていく。

2006/11/14 独り言

本物の食材とは

無肥料栽培、自家採種の種で育てた野菜や果物。
無肥料栽培、無添加の素材で発酵の種となる菌が蔵付きの菌で自家培養した食品
無肥料栽培や自家採種で農業を行うには、自然の流れを巧みに感じ取り、自然と調和しながら、自然の力に委ねた生き方が不可欠です。
生産者である作り手の精神性がはっきりと作品である農産物に現れる農法なのです。
そこには無=肥料を与えない土から、有=生命力豊で栄養豊富なおいしい農作物を生み出す匠の技と真の創造があります。
畑というキャンバスに展開されるアート、まさにこれは芸術農法といえます。

2006/11/13 独り言

ここ40年で生産農家が半減

40年前には605万戸あった農家が、なんと312万戸で、ほぼ半分になってしまった。専業農家においては、207万戸から42万戸へ、ほぼ5分の1まで減少してしまった。中心になる生産者の年齢は、60歳以上が全体の62%弱を占め、40歳未満は2%に満たない。高齢化して、後を引き継ぐものが激減して、これからの自給率を考えると深刻な問題だ。
はっきり言って輸入品で安全を確保するのは不可能だ、40〜60歳までの36%強の生産者が元気なうちに農政を考え直さないと、日本の農業は終焉してしまう。
現実に兼業農家の方で、農業よりほかの仕事のほうが、収入が上回っている農家が大多数だ。
今大事なのは20年後の農業がどうなるかを、真剣に議論して子孫に安心できる社会を作ることではないかと思う。
若い人でも、安全にこだわって自然栽培を実践して、頑張っている人が大勢いる、消費者は本当に生産者のことをよく知って、安全なものを選んで、農業の繁栄を応援しよう、ピンチがチャンスと言うではないか。

2006/11/12 独り言

自然界の偉大な力

自然界は、寸分の狂いもなく、生き物を調和・繁栄に導いている。
この自然の生態系こそ人間が学ぶべき仕組みがある。この仕組みを熟知して、自然界の偉大な力、自然尊重・自然規範・自然順応を基本理念とし、作物を栽培する。

自然栽培農法とは、農薬・化学肥料・土壌消毒剤・除草剤等、化学合成物質は一切使用せず、なおかつ、家畜の糞尿・動物質の堆肥すら使用せず、自然界の土作りに習い、土本来の威力を最大限に発揮すること。

2006/11/11 独り言

SO2はもうご存知ですか?

大気汚染物質の一つである二酸化硫黄のこと。
石炭や石油など化石燃料の燃焼が主な発生源とされ、呼吸器疾患などを引き起こす。
昭和30年代の四日市ゼンソクが有名、酸性雨の原因物質の一つでもある。
工場等の固定発生源や石油の使用による発生も脱硫装置や排ガス処理技術の進展により対策が進められた結果、現在は汚染が改善されている。

にもかかわらず、食品添加物として、漂白剤、保存料、アルコール飲料の酸化防止剤に用いられている。
酸化防止剤は製品中の成分の身代わりとなって酸化されることにより酸化を防止するが、そのものが、たとえばワインの中から消えるわけではなく、そのまま飲料することで体内に入ってしまう。
某大手ワインメーカーが、数年前に酸化防止剤を使わずにワインを造ったときの評判が、「ワインらしくない・物足りない」ということで、商品としては失敗だったが、消費者のことを思えば、もう少し研究してでも是非世の中に出してほしい。

2006/11/10 独り言

しょうゆ風味調味料ってご存知?

本来しょうゆは、大豆と小麦、天日塩、麹に水があればできる発酵醸造品。
コストと手間をかけずに作る、特売用しょうゆは、脱脂加工大豆(油を絞ったかす)にアミノ酸(たんぱく質を塩素分解)を加えた液体を作る。
これからが腕の見せ所、まずグルタミン酸ナトリウム(化学調味料)でうまみを出す、甘味料、酸味料、増粘多糖類を数種類入れてコクと濃度を作り出す、そこにカラメル色素でしょうゆ色をつけ、後は日持ちが良くなるように保存料を加えれば完成。手間もコストもかけずに誕生。
本来のしょうゆは最低1年、一番美味しいのは3年仕込みと、手間がかかるもの、3年の間、もろ味を攪拌する仕事が延々と続く、1リットル2000円以上する。特売のしょうゆは200円しない理由が分かるはず。

2006/11/09 独り言

ストレスが体に与える影響

程度にもよるが人間は精神的ストレスを受けつづけると必ず何らかの病気になる。
多くのガン患者を調べると、ガンが発見される前の患者の多くが、何らかの大きなストレスを抱えている。
特にストレスは人の免疫系に大きな影響を与え、免疫系に直接影響を与える血液中の白血球には主に2種類、顆粒球とリンパ球とがある、そして生物はストレスを受けると顆粒球の割合が増加して、その顆粒球は自身の組織を破壊しつつ活性酸素を大量に放出する。
ガンを恐れると(ストレスは計り知れない)ガンになるというが、まさにその通りである。
ストレスと食事のあやまりを正さず、現在の生活習慣を続ければ、多くの人々が病気になるのは必然である。
これからも若い人の訃報や病気は増えるだろう、たぶんこのままでは。

2006/11/08 独り言

冬に向かって電磁波に注意

家庭内は電磁波だらけ、電磁波って何?
電場と磁場の周期的変化が 波動となって伝わるのが電磁波。
つまり、電気の流れているところでは、必ず電磁波は発生していることになる。
家庭の電化製品から出る電磁波は、50ないし60Hz(ヘルツ:周波数単位で、このような超低周波の電磁波は、磁場の性質が強く、コンクリートをも突き抜けるそうだ。
人体への影響は?
脳腫瘍や白血病の発生率が2倍になったという研究論文もあり、心配されている。実際、電磁波により、頭痛や目まいなどのアレルギー症状を引き起こす「電磁波過敏症」の人も増加しており、ガン・脳腫瘍・白内障・不妊・流産・花粉症悪化・疲労感など、電磁波が原因と疑われている症状も多数ある。
高い磁場がでる家電は、電子オーブンレンジ、トースター、ミキサー、電気カーペット、電気毛布、電気マッサージ機、掃除機、ヘアドライヤー、ACアダプターなどが考えられる。
妊娠中は、特に危ない。妊娠中の女性は、電子レンジやヘアドレイアーなどの強い電磁波を発生させるものには、特に気をつけた方が良い、電気毛布や強い電磁波を出す家電製品を妊娠中に使用していると、流産や子供の先天異常を起こす可能性が高くなるそうだ。
防衛策は、電磁波の強さは、距離を離すほど急速に低減するので、電子レンジやオーブンレンジは、スイッチを入れたらすぐに1m以上離れる、携帯電話はイヤホンとマイクを使う、特に携帯電話は電子レンジと同じ位の電磁波が出る、その影響は脳腫瘍・白内障などの健康障害を引き起こすといわれている。

2006/11/07 独り言

殺虫剤まみれの輸入食品

輸入食品で怖いのは、農薬や食品添加物が日本国内で規制している基準を超えて混入してくること。
以前タイから入ってきた「輸入鶏肉」に、日本では使われていない殺虫剤のディルドリンが使われているのが発覚、その後は生肉ではなく、串刺しした、いわゆる焼き鳥用に加工した食品として現在も輸入されている。加工品は安全の基準がゆるいので要注意。東南アジアばかりでなく、アメリカなどからくる各種農産物も、輸送途中の腐敗や変質を防ぐため大量の防腐剤、殺虫剤、防かび剤が使われていることは、もう常識。水際で防ぐことが出来ない、なぜならば、輸入食品の検査は成田空港はじめ、全国で21の港や空港の検疫所で食品衛生監視員が目を光らせているが、総人員が100人にも満たないという、こんなお粗末な体制で防げるわけがない。連日洪水のように日本めがけて送り込まれてくる輸入食品、危険を承知で食べるか、安全が確認できるものだけを食べるかは自己責任になってしまった。

2006/11/06 独り言

昨日も脂料理の子供たち

ジャンクフードやコンビニ弁当でも、「期間限定本格和食メニュー」なんてメニューがあると、体にいいのではないかと錯覚してしまう。野菜は体に良いと漠然と知っているので、生野菜入りの弁当とかサンドイッチがいいと選ぶ。しかし、時間がたってもしおれない野菜に疑問を持つ人は少ない。特に体にいい野菜は、緑黄色野菜と豆類だが、コンビニ弁当ではほとんど入ってない野菜だ。今、当たり前にジャンクフードやコンビニ弁当、おにぎり、サンドイッチが食事だと思ってしまっている若いお母さんとその子供たちは、その中に含まれている添加物がどんなに恐ろしいものなのか、そしてどんなに危険なのか早く知ってほしい。

2006/11/05 添加物

フェイク食品

本物らしい味に仕上げるために様々な食品添加物を加えて成形される食品。
フェイク食品作り方の例
ステーキ
内臓肉(横隔膜の肉)や商品にならないクズ肉にタンパク質分解酵素を加えるなどして肉片を柔らかくする。型枠に高級和牛の脂身を置き、その上に肉片の形を整え方向をそろえて並べる。重合リン酸や卵白などの接着剤を加え四方からプレスする。出来上がったかたまりを一度冷凍し輪切りにすれば味も見た目も本物そっくりのステーキが完成。中には大豆たんぱくで増量して安価で販売例もある。

その他のフェイク食品例
●イクラ(サケの卵)⇒人口イクラ:多糖類、ガム類、植物油で成形
●キャビア(チョウザメの卵)⇒ランプフィッシュ(ぼうぼうの仲間)やトビウオの卵を黒く着色
●カズノコ(ニシンの卵)⇒カペリンの卵をベースに成型
●カットサーモン⇒サケの首肉や腹側の肉を集めて成型
●ハム類⇒羊肉、馬肉、鶏肉、兎肉、魚肉、植物蛋白、でんぷんなどを混ぜて増量
●そぼろ、ハンバーグ、ミートボール、ミートソース、 コロッケ、ギョウザ、肉まんなど⇒大豆や小麦から抽出した植物蛋白質や魚肉を使った成形肉のみを使用するかこれらを増量に使用
●漬物⇒保存料、着色料、工甘味料などを添加し、混合調味液で味付
●削り節(かつお節)⇒かつおの代わりにイワシやサバを使った雑節を使用
●マーガリン⇒カゼイン(乳蛋白質)の代わりに植物性蛋白質を使用
●チーズ⇒乳脂肪の代わりに硬化油やパーム油、やし油を使用
●チョコレート⇒カカオ脂の代わりに硬化油を添加

フェイク食品では栄養素が大きく減少しており、さらに多量の食品添加物によって成型されるためかなり不安の大きい食品といえる。現在、市販品については、ある程度は「表示」で偽物と確認できるようですが、業者間での取締法がないため、飲食店では表示義務がなく、飲食店利用者には全く見えない部分です。

2006/11/04 独り言

食・農・環境

人間の命をはぐくむ食・農・環境、三つを並べて改めて驚くのは、これをつかさどる厚労省、農水省、環境省が、行政の中では、もっとも弱体な官庁であるか、もっとも業界寄りの反市民的な官庁であることである。この三者こそは、緊密な連携がない限り国民の命を守る上では意味を成さない。にもかかわらず、三者はばらばらに動いている。
市民生活の深刻な課題であればあるほど、公正な世論形成のルールが、日本の社会にないことである。欧州のように、革新政党や労働運動が、公正な世論形成をリードすることもない。
環境汚染型産業は国内外で、所得や生活文化の貧しい低民度地域を狙った立地傾向を強める。
人体汚染は、近年急増する加工食品に依存しがちな社会的弱者(高齢、独り暮らし)や低所得者(失業者、非正規従業者、ニート、フリーター)に集中しやすい。
農業は、自由化圧力と後継者難・高齢化・人手不足にさらされて、ますます農薬と機械化に頼る。

2006/11/03 独り言

輸入野菜の農薬汚染の責任は誰に?

地産池消が叫ばれてきたのは、ファストフード、コンビニ、スーパーマーケットが安くて、均一である食べ物を売り物にするために、コストの低い海外から輸入するシステムを作り、現地の生産者に無理強いした。その結果が農薬汚染になった。安さを追い求めてきた消費者にも責任がある。
安ければいいのか、そのために海外から輸入すれば、食品の安全性や栄養面でも当然低下する。遠距離の輸送のために起こる障害、「カビが生える」「害虫が発生する」を防ぐために行わなければいけないことこそ農薬汚染の代表だ。
ならば、地域に近いものを求めれば、確率的には安全を求めやすくなるはず、まさにスローフード運動「地産地消」の考え方のベースではないか。自給率100%は程遠くても、安全には近づける。農薬汚染の責任は全員にある。

2006/11/02 独り言

現代病の原因

人間が本来持っている浄化機能と免疫機能を高めること。戦前と戦後で何が一番大きく変ったかというと生活環境だ、生活環境の最たるものは食生活の変化であって、現代病という物が現れてきた。
現代の肉・魚・野菜では、正常なたんぱくが不足しているので、充分な働きをする力が無くなり、微量元素を毎日の食事から体内に吸収することが難しくなってきた。
微量元素の不足が、現代病の原因だと言われるようになってきたのです。ここが判ることによって現代病を予防し、治療することはいとも簡単に出来るとのことです。
今こそ自然栽培の野菜や安全な食品を食べて現代病から自分を守ろう。

2006/11/01 独り言 環境負荷減らす社会を目指そう

必要以上に物を買わない、食の安全安心に関心が高まっていることもあり、多くの人々に「何かおかしい」「行動したい」という、うずうずした感情が広がっているようだ。少しゆっくりした生活を楽しみたいという人が増え、健康で持続可能な生き方を提案する「ロハス」という言葉も認知され始めた。食や環境、農業に目を向ける生き方にもつながると期待している。
持続可能な生き方には、必要以上に買わないことが大切、リサイクルが免罪符になって物を捨てる社会が続けば、再生のために多大なコストやエネルギーを使い、根本的な問題解決にならない。
自然栽培は、農薬や肥料による環境汚染もなく、皮も捨てずに丸ごと食べられる、つまりごみが出にくい、そして健康な体が出来る。
できるだけ環境負荷を減らす社会を目指すことだ。
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