シェ・イグチ・今日の電波コラム(エッセイ)
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2007年1月


date thesis column
2007/01/31 独り言 「危険性要因」

アメリカで自然食品主義者たちに、なにが危険性要因なのか調査したところ、以下のように順位付けをした。
1) 食品添加物
2) 残留農薬
3) 環境汚染
4) 栄養上の問題
5) 微生物による中毒
6) 自然毒による中毒
ところが、食品衛生の専門家が、実際に発生している食品の危害の頻度、被害者数、被害の程度、危害の起こる可能性などから分析して、科学的に順位付けをすると以下のようになる。
1) 微生物による中毒
2) 栄養上の問題
3) 環境汚染
4) 自然毒による中毒
5) 残留農薬
6) 食品添加物
実際には、O−157や黄色ブドウ球菌による食品汚染事件の被害規模が世間が騒がせているように、微生物による食中毒のほうが、はるかに被害規模が大きく、危険性は大きい。
しかし、結果大丈夫なのではなく、最初から安全にこだわることが大事なのだ。
食品添加物が、残留農薬が下位なのかと言うと、保健所では、被害の報告が無く、記録に残らない、でも本当は、食品添加物や、残留農薬がボディブローのように、人体に蝕んでくる。
2007/01/30 独り言 価格破壊がごみ増大の現況

一山100円のトマトが冷蔵庫の中でカビが生えれば棄ててしまう。もし1ケ500円のトマトだったら、決して無駄にはしないだろう。
他の物でも、たとえば家電でも、今時、修理するより買い換えたほうが得だと言う。安いものは企業努力で作られていると思う、今一番高いのが、おそらく人件費だろうから、当然修理するほうが高くなってしまう。が、自分で直せるものは直して使えばいい、最近都心でもホームセンターがあったりするので、まずは、自分で直せないか?言い換えれば、冷蔵庫の残り物でおかずが出来ないだろうか?それでごみが少なくなるのではないか。
そして話は変わるが、農業の生産者が作った物、規格でも形でもなく、なぜ買えるシステムが出来ないのか、ある生産者は、人参が天候に恵まれ出来すぎたとき、大根のような大きさになったら、どこも取ってくれなく、破棄するのはもったいないので、競走馬のトレーニングセンターに寄付したそうです。昨年もキャベツが出来すぎ、破棄する映像がニュースから出ていた。
よく育ったときは、むしろ美味しいのに棄てざるを得ない生産者の気持ちを考えると、たくさん出来たとき、高値で買ってあげるべきではないか、なぜならいつもより美味しいからそれなりの価値がある。マーケットとしては成り立たないが、食べ物には、美味しい・不味いの差が価格に反映するのではないかと思う。
需要供給のバランスだけでなく、こんなことでもいいのではないか。
2007/01/29
独り言

「いただきます」と、言えない

今時の子供たちは食事の前に、いただきますと言えない。
なぜかと言うと、親が食べ物に関して、感謝していないことが、子供に影響している。
いただきますと言うことは、生産者が一生懸命育ててくれた作物をいただくこと、生命をいただく感謝なのに、そのことを教えず、また知らずに毎日食事をしているから、添加物まみれのお惣菜や、コンビニ弁当で食事を済ましている。
本当に安全な自然栽培の野菜や、無添加の調味料を食べていると、体から、感謝の気持ちが湧き出る。大地から出来た物には棄てる部分が無く、全て食せる。じゃがいものこふきでも皮ごとでも食べられる、我が家では、玉葱の皮以外は全て食べる、一生懸命作っていただいた生産者に、「いただきます」といいながら 、そして「ごちそうさま」という。
なぜ今の子供たちに言えないのかと思うと、孤食が当たり前で、いつも一人で食べていると、感謝の言葉も、「いただきます」も言う事が無い、これはとてつもなくいけないことだと、親が気づかねばならない。

2007/01/28 独り言 ごみ問題に提案

家庭で出るごみも有料化にしたらいかがかなと。
それと商業ごみも、リサイクルごみは別に考え、生ごみ(可燃ごみ)は重量制にして課金したらどうだろう。
ホテルで勤務していたとき、水分の多い生ごみと、お客様の残した残飯には辟易した。専門のごみ処理業者に、一律に持っていってもらったのであまり感じなかったが、今、独立して9年目を迎えようとして、いつも考えているのが、いかにごみを減らすかで、ごみ収集シールもなるべく20Lで収まるよう工夫している。その第一が、仕込みで極力生ごみを出さない、そのために、ほとんどの野菜と魚介類は、全体食できるように出している。それでも出たときは、穴を開けたバケツに一度廃棄し、水分を出してからギャベジ缶に棄てると、20%位はコンパクトになる。
そして一番大事なのは、お客様が残さないように安全で美味しい物を提供して、喜んでいただくこと。
家庭ごみは、無料だからあまり意識していないのと、少量だから気にしないのかもしれないが、「ちりも積もれば山となる」如し。金額は少額でかまわないが、税金でごみ処理してもらっている意識から、自分達が負担していると思えば、少しはごみが減るのではないか。
今、税金の使い道が取りざたされているさなかに、もっと金を払えは無いだろうと思うかもしれないが、ごみ問題は深刻で、遠い先のことでなく、少子化問題より先に来る危惧する問題なのだ。
地球温暖化に直結する大問題なのだ。
2007/01/27 独り言

お砂糖の怖い話

南国の海が農薬と除草剤で環境破壊。
さとうきびの除草剤には
1.雑草が発生する前に散布して雑草の発芽を抑えるもの(カーメックスD)
2.すでに発生している雑草,これから生えてくる雑草の両方を抑えるもの(センコル)
3.発生している雑草だけを殺すもの(アージラン)3つのタイプがある。
本来、手作業で雑草が伸びる前に抜くのが一番だが、ノアサガオは油断するとすぐ背丈ぐらいになってしまう。
砂糖は、さとうきびの茎や大根糖を圧縮して作るが、それが沖縄などで採れる黒砂糖だ。
白砂糖はそれを、中の不純物を除去するために化学薬品、さらに漂白する過程で塩酸や無機酸を使い、ミネラルは全く無くなり、化学薬品が入り、自然のものでは無くなっている。
これが体内に入るといろんな悪い影響を与える。
血液が酸性になると、正常な働きが出来なくなるので、細胞を肥大させ、細菌やウイルスに犯されやすくなり、抵抗力や病原菌に対する力が弱まる。そして炎症もおこしやすくなる。
漂白した砂糖の過食は、消化器全体を弱め栄養の吸収をさまたげ、てんかん、白血病、ガン、胃腸病、結核、便秘、肩凝り、冷え性、アレルギー体質、貧血、疲れやすい、虫歯、腎臓と心臓の機能低下、痴呆症、奇形児や筋ジストフィー、筋委縮の原因などになりやすい。白いお砂糖は危険がいっぱい。

なのに、TVの料理番組はほとんど上白糖か、グラニュー糖を使っている。
料理人が悪いのか、ディレクターが悪いのか、もう少し勉強してほしい。

2007/01/26 独り言 公害や地球規模の環境破壊はなぜおこったのか

資本主義の原理が原因
環境破壊ということ自体はいつでもどこでも起こること。
有害物質の大気への大量放出、それに伴う気温の急激な変化など、大きな火山の噴火でもこれまで起こってきたこと。
小規模な環境破壊なら他の動物もやっている。昆虫の大発生で森が死んでしまうこともある。
人間がしている環境破壊は、大規模かつ持続的で、一度に大量のエネルギーを発生、消費させる科学技術を使っていること。
18世紀に始まった産業革命がその発端で「便利と富への欲求」が科学技術と結びついたところに今の環境問題の原因がある。
でも、もう昔の生活には戻れない、しかし、一人一人が環境破壊を止める為に、ほんの少し不自由な生活をしてみませんか。
2007/01/25 独り言 子供の買い食い

中・高生に加えて、小学生のコンビニ利用も増えている今、200〜300円を持ってコンビニ等で好きなものを買って気ままに食べる、という豊かで便利な消費社会、いまや小学生も立派な消費者。
子どものニーズを捉え、子どもに気に入られる商品を提供することは、企業にとっては当然ながら大きな命題。
子どもたちは勢い、過剰ともいえる消費社会の加護を受けて育つことになる。人によりそれぞれだが、自分は大学に入るまで一人で食事をしに、お店に入ることが出来なかった。
今が正しいのか、昔が正しいのか判断はできないが、子供に小遣いを与えるのであれば、一応社会の仕組みを教えるべきではないか、小遣いが足りないことはありえない、もらった小遣いで辛抱するか、貯蓄してほしい物を買うのが常識で、子供がほしがったときに小遣いを与えては絶対にいけない。
小遣いが無ければ、買い食いも無い。
欧米化した日本でも、真似していいものと、違うファッションが混同されてしまって、食文化まで乱れてしまった。
2007/01/24 独り言 微量栄養素の欠乏

加工食品や添加物などによって、がんや成人病予防には必須のセレニウムや、亜鉛、マグネシウム等のミネラル類、またビタミン類の微量栄養素の摂取がだんだん少なくなってきている。
また、マグネシウム不足は様々な症状を引き起こす。
こうしたビタミンやミネラルの微量栄養素の欠乏が生じている理由には、精製加工食品に依存する食生活、ストレスの増加等いろいろな原因が考えられる。
こうした微量栄養素を摂取するために、サプリメント依存症になっている人が増大している。
本来、三大栄養素も、微量栄養素も、従来の日本食を摂っていれば十分に補えたはずなのに?自然栽培の野菜の中には、カルシウムやたんぱく質、脂肪がたっぷり含まれている。
微量栄養素レシチンやペプチドが不足すると交感神経が興奮して、血圧を上げ、ホルモンのバランスを崩してイライラして、食欲も低下し不眠症に陥り、怒りっぽくなり暴力を振るうようになるという、キレル子供の原因が食事にあるのではないかと思われる要因である。
2007/01/23 独り言 日本にいては見えない世界

国連によると、いま世界で毎日およそ 24,000人の人々が飢餓あるいは飢餓に関連した死因で亡くなっている。そのうち18,000人は、5歳未満の子供たちなのだ。実に 3.6 秒に1人の割合で子供達が飢餓で亡くなっている。さらに世界中で約8億人の人々が飢餓と栄養失調で苦しんでいる。彼らは十分な食べ物やきれいな飲み水がないために栄養失調になり、風邪や下痢のような病気でも簡単に死んでしまうのだ。
日本にいると、学校給食の残飯が一人平均100g毎日出ている。その他宴会や婚礼の披露宴の残飯で、世界中の子供たち何万人の命を救うことが出来るか考えたら、食事を残す人がいるのか。家庭で封も切らずに賞味期限が過ぎたと廃棄してしまう冷蔵庫の肥やし。今の日本は格差社会だと言うけれど、本当に食べ物がなく、餓死した話はあまり聞かないが、アフリカをはじめ、後進国では1時間に1000人が死亡している。そういう世界も、我々と同じ地球上にあることを子供たちに教え、棄てないこと、食べ物を大事にすることを教えよう。
お米一粒作るのも、田植えから始まり、実りの秋に収獲するまで100日以上かかるものを、ものの何分で食べ残し、破棄してはいけない。
2007/01/22 独り言 消費者はどこに価値を求めるのか?

安くて良い物が一番いいのは分かるが、現実にそのようなものは少ない。となると、安全な物の選び方でも、残留農薬が無いからと、プロセスは気にしないで求めるのか、徹底的に追求して、自然栽培のような無肥料・無農薬の完璧な物を選ぶのか、農法はいとわず、ともかく一番安いものを求めるのか分かれる。
経済的な理由もあると思うが、一番に考えたいのは、子供たちの健康ではないか?こんなにアトピーの子供が増えている理由に、農薬と、化学物質が無関係とは思えない、それに添加物の影響でキレル子供たち(子供たちだけでなく)。
この一ヶ月の殺人事件の多さは、本来は我慢できるほどの、些細な理由が多い。
全ての因果関係は分からないが、食物に由来することが多いような気がする。自然栽培以外を否定するわけではないが、安全・安心・健康をともにと考えるのなら、わけの分からない畜養魚やブロイラーのチキン、スナック菓子を食べるのを減らし、少しでも安全が分かっている自然栽培の野菜を多く食べよう。決して高くつくものではない。
2007/01/21 独り言 花粉症対策のヒント

風邪で発熱するのは、原因ウイルスの増殖を抑えるためで、ウイルスの多くは、38
以上になると増殖ができなくなり、活動力が低下する。そこで体温を上げてから免疫細胞の攻撃によってウイルスを撲滅しようとするわけだから、決して解熱剤を飲んでは良くない。飲み続けると、いざと言うときに体温が上がらずウイルスに負けてしまう。ホスメック・クリニックの三好基晴院長も、絶対に高熱が出ても解熱剤は飲まずに、水分補給だけして、数日頑張れば治るという。
花粉症による鼻水は、実は、花粉に対するアレルギーから粘膜を守るために、発せられるものなのだ。つまり風邪による発熱と同じ理屈で、鼻粘膜を保護するために分泌される鼻水を一所懸命にかんで、アレルギー反応を継続させようとするのは非常に愚かな行為と言える。
鼻水を粘膜につけたままにして、数日我慢すると、ずっと楽になる。そのために、鼻水をかんではいけない、たれてきたところで、タオルやコットンで凌ぐ。くしゃみもなるべく我慢する、できれば鼻を通さないよう口から出すつまり大きなくしゃみは我慢する。
2007/01/20 独り言 リーダーには自信が必要自信をつかむには、努力が大切

自信のなさそうなリーダーは、とても不安を感じる。何か言ってはすぐ取り下げたり、誰かに言われると変更したりしているリーダーでは、とても安心して仕事が出来ない。だからと言って、自分の考えを一度言ったから取り下げないのもいかがかと思う。優秀な経営者はよく、朝令暮改で部下を惑わすが、それが臨機応変の経営につながっている。
もちろん何を言われてもぶれないために、強気になるのも周りから見ると安心ではある。
今の安倍総理はどうだろう、自分の考えは一貫してはいるが何か自信なさそうに見える。
一般的に、リーダーに向いているのは気の強い人と思われているようだが、気の強い人が特にリーダーに向いているということはない。
気の強い人より弱い人、というのは若干語弊があるが、無闇に気が強いのは違っていると思う。自分の意見をしっかり言える人。また、自分の言葉で伝えることが出来る人であることが、大切なのだろうと思う。
またリーダーであるからには、他の意見に見解を示して応答したり、誤りがあれば指摘したりする必要がある。リーダーには、各人の意見を整理して、意見を決断することが求められる。他人の意見を聞きつつ、自分なりの理解、見識、判断が必要で、みんなが帰る時間であろうと、自分の納得するまで理解するべく勉強したり、「他に方法はないのか」と模索するために調べたり、ということを行う必要がある。メンバーより知識のないリーダーは信頼されにくいものなのだ。
2007/01/19 添加物 家畜用飼料の抗酸化剤(酸化防止剤)

飼料安全法に基づく見直しがされ、あらためて飼料添加物として指定されているものは、エトキシキン
BHA(ブチルヒドロキシアニソール)BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)であるが、エトキシキンというとあまり聞きなれないが、ベトナム戦争で使用された、枯葉剤の成分だと言えば分かる人が多いと思う。経済的有効性のうえから殆どエトキシキンが使われている。つまりエトキシキンがもっともコストが安くて効果があり、なおかつもっとも危険だという事なのだ。
人間の食品に使われる酸化防止剤の中でも、もっとも危険な三種類だが、家畜やペットフードに大量に使われている。ペットにガンが増えているのは、人間と同じように添加物まみれだからではないかと思う。
007/01/18 独り言

自然栽培

20年以上もの間、有機栽培・オーガニックが一番だと思い信じてきたが、それを超える農法があった、しかも、今、言われている有機栽培より歴史が古いことに驚いた。なのに、メジャーでないかというと、戦後日本の農業政策に関係する。大戦中開発した、化学兵器を作らしたメーカーに、義理を立てて戦後も農薬という形で化学兵器を作らせ、政府ぐるみで農業に強制的に使わせた。ところが1970年代にレイチェル・カーソン氏と有吉佐和子氏に指摘された、「沈黙の春」「複合汚染」をきっかけに、化学肥料と化学農薬がよくないと決め、有機栽培が進められた。が、それを超える農法が、自然栽培農法で、化学合成農薬も、天然系農薬も一切使用せず、なおかつ肥料も入れない全くの自然栽培である。種子にもこだわり、土壌を一番大切にし、なおかつ地域を意識して、作物に一番いい環境の下に育てる。決して放任農法ではない、南の国の物を北の国で作る、あるいはその逆には、かなりの無理がある。そのためにハウス栽培にしたり、過剰に肥料を与えたりして、収量重視の不健康な野菜を作る、そこに虫が寄ってくるのでまた農薬をまく、最後は収獲してから店頭に並ぶのに、鮮度を保つため出荷前日にまた薬を与え、新鮮野菜として売られている。自身で良いと思うと聞く耳持たなくなる。それは聞く教養が無いことで、決してプラスになることではない。もし自然栽培を越す野菜が出てきたら、それは認めます。

2007/01/17 独り言

安息香酸(あんそくこうさん)

四文字熟語ではありません。
最悪の食品添加物のひとつで、安息香酸ナトリウムをはじめ、いわゆる合成保存料で、この仲間の七つの物質が日本では食品添加物に指定されている。主に輸入清涼飲料水、ポリチューブ入り清涼飲料水、弁当などに付いている小パック醤油などに多く使われている。
この保存料と合成着色料が同時に使われている食品が非常に多い、またそれを厚生労働省で認めているからたちが悪い。
身体によくなくても国が認めていれば、何故悪いのだと、消費者の身体より利益が先になっているメーカーが多い。不二家の問題は対岸の火事ではないのではないか。
昨日、シェ・イグチブランドの技術指導を兼ねて、秋田県に行ってきたが、そこでミーティングも行い、シェ・イグチのコンセプトは、食材ひとつにも妥協しないこだわりで、本当の安全・安心なものを作ることの再確認をした。最終的に無添加ということではなく,
途中のプロセスでも、調味料ひとつでも、いっさい添加物は使用していないもの、農薬もいっさい使っていないもので、製品を作る。コストはかかるが、本物はこれだというものに最大のこだわりをあらわす。

2007/01/16 独り言 味覚障害
最近、増えている味覚障害は、やはり塩にある。塩化ナトリウムという言葉は自分の中では死後だと思っていたが、安いお弁当の一部や、漬物等かなり、いまだに使われていることに驚いた。一流ホテルでも、精製塩を日常的に使用しているところが有る。白砂糖と精製塩はもっとも使っていけない調味料のひとつである。
味覚障害の原因の一つとして考えられるのが、ミネラルの一つである亜鉛不足であるといわれている。
自然塩には、ミネラルが微量ではあっても含まれていて、体内で重要な役割を果たしている。
自然栽培の野菜にも、ミネラルやカルシウムが含まれている、そして水も大事で、自然水に含まれている成分は馬鹿に出来ない。
味覚障害の原因となる亜鉛を意識している人は少ないかもしれない。
亜鉛は体内で合成することができず、食物からとらなければならない栄養成分で、木村さんのりんごにはかなりの亜鉛が含まれていることも証明されている。
味覚障害などを起こす微量栄養素不足は、野菜等バランスよく食事をしている人には、起こらない。
調味料、水、野菜を自然のものにするだけで、味覚は取り返せる。 コンビニ弁当の悪口を散々言ってきたが、そういうことではなく、自己管理、自己責任でいい物を食べよう。
2007/01/15 独り言

情報をオープンにすることが「武器」になる

不二家のずさんな管理が、会社ぐるみで行われている。雪印乳業の二の舞になると会社幹部が認識していたことに本当にあきれる。同じ食を提供する側として、本当に恥ずかしいことだ。安全・安心が最重要なはずのメーカーが、このようなことをしていて、実店舗ではどうだったのだろうと思うと購入できなくなる。スーパーマーケットにも毒見係がいて、臭いをかいで、試食して大丈夫と判断すると、売ってしまう。全てのスーパーマーケットがしているわけではないが、ケーキのメーカーでも、全てではないが、こういうことが起きると、食にたずさわっている者の地位を向上しようと頑張っているのに、本当に迷惑な話だ。安全・安心が売り物でないのなら、食を扱う資格がない。
物事を隠すのでなく、情報を開示することが、そして正直になることが、食を提供する側の義務ではないか。

2007/01/14 独り言

欧米で日本の伝統的な食品の研究が進められている

発酵食品や大豆食品などの日本の伝統食が身体にいいということは、すでに欧米ではよく知られていますが、これらを科学的・医学的に研究し、健康保持や病気の治療に使おうというわけです。
そしてアメリカに刺激を受ける形で統合医療やCAMの研究・活用は欧米でもすでに盛んになっています。これに対して、日本では「統合医療」「相補・代替医療」といった言葉は普及し始めていますが、漢方薬や針灸、さらに日本の伝統食の研究は十分に行われておらず、CAMを研究する態勢は確立していません。私たちの財産は、日本ではまだ、科学・医学レベルではあまり研究されていないのです。

2007/01/13 独り言

ミネラル不足

加工した食品、精製した食品はミネラルを失っている。困ったことに、人間の味覚や嗅覚が退化すればするほど、ミネラルやビタミンを失ったものをおいしいと感じるようになるのである。ここに大きな落とし穴があるのではないか。 加工されない食品はミネラルが失われず、また、野生で育った食品にはミネラルが充分含まれているので、バランスのとれた味と香りがある。これをおいしいと感じるか、感じないかが、あなた自身の現在の健康度を一番的確に証明していると言えるだろう。
あなたは玄米を、おいしいと感じるだろうか。それとも、白米の方がおいしく感じられるだろうか。玄米には、白米に比べると数倍以上のカルシウム、鉄分、リン、カリウム、マグネシウム等が含まれる。
また、あなたは黒砂糖と白砂糖のどちらの味がおいしいと感じるだろうか。もしも、白砂糖の方がおいしいと感じるようなら、自分の味覚に対して、かなり不健康であるということを自覚すべきである。

2007/01/12 独り言

知恵のある食べ方

熱い夏を健康に過すには、夏の食べ方があるように、冬を快適に過すには、体温を熱くするエネルギー豊富な肉や根菜類の料理の仕方や食べ方、独特の保存食の作り方や食べ方、アルコールなどの飲み方があるから、長寿県人のやり方を猿真似すれば、誰でも健康で長寿になれる訳ではない。
それぞれの食べ物は、熱「あつくする」・温「あたためる」・平「変わらない」・涼「さます」・寒「ひやす」という性質(五性)を持っており、四季を通じて食べる穀物は、平性で、寒熱にかかわりがないが、旬のある果物や野菜、飲み物には五性がある。だから、幾ら健康に良いと言われても、夏冬問わず、身体を熱くする食べ物を食べ過ぎると臓器不全をおこす、また、野菜ジュースや水を飲みすぎると、身体を冷やすだけでなく、夜寝られないほどのトイレ通いで、果ては、心まで冷え切って老化を早めてしまう。
可能な限り早く、食べ方や飲み方を変えないと、肥満や生活習慣病と言わず、老化やガン年齢の早期化は防げない、減量もうまくできない。

2007/01/11 独り言

家族の絆(きずな)

健康、おふくろの味の継承、感謝の気持ち、思いやり、本音、会話‥。
先日の渋谷歯科医師家族の事件で、改めて考えさせられた、家族の絆って何だろう?
一番大事なのは、思いやりと本音ではないかと思う、そこには他人で無い証があるような気がする。家族の会話が途切れがちだとなかなか難しい。
食卓が失われつつある今こそ、家族みんなで食事をしながら、今いることに感謝することを教える、ご飯が食べられることは、お米を作ってくださる方、働いて給料をいただいてくる家族、料理を作ってくださる家族‥、決して一人で食べることが出来ているのではないので、みんなに常に感謝すること、そこの食卓に、おばあちゃんの味であり、お母さんの味が引き継がれていく、そして家族全員が健康になる。

2007/01/10 独り言

酸性食品とアルカリ性食品

酸性食品とアルカリ性食品は何を基準で分けるの?
食品を高温で燃やして灰にし、ミネラル成分を検出する。
その成分によってアルカリ性と酸性に分ける、食品そのものを測定しているわけではない。
その証拠に、なぜ梅干が酸性でないのか疑問に思った人はいませんか、体内に入るとアルカリ性になるという人もいますが、梅干はクエン酸などの有機酸で構成されている立派な酸性食品です。
人間の体は常に弱アルカリ性になるように出来ているので、まんべんなく偏食をしないで何でも食べることが大事、胃に入れば胃酸でアルカリ性の食品も酸性になってしまう、腸の中に入れば消化液の影響でアルカリ性になる。
健康食ブームでも、惑わされずに自然栽培の安全な食品をとっていれば体が自然に健康に向かっていくものです。

2007/01/09 独り言

自然栽培は根菜類から取り組む

自然栽培に転換する生産者は、根菜類から入るので、どうしても根菜類が過多になってしまう。一生懸命取り組んでも、売れなければ何にもならない。
そこで、秋から冬にかけて、いろいろな切り方をして天日干しにした大根や人参を作っているが、これがいろいろな料理に使えるので、是非、大根一本では多すぎる人は、切干大根をお薦めします。植物繊維も多く、栄養価も高く、保存も利き、調理法によって、生とは違う味の美味しい煮物や漬物になる。
細切りにして天日干しした中に生産者の魂がこもっている。
自然栽培の野菜は皮をむき必要がほとんど無いが、たとえば大根の皮をむくのであれば、少し厚めにむき、洗濯バサミにはさんで、半生に天日干ししてから、ポン酢を絡めて食べると、絶品のお酒のおつまみになる。
根菜類は本当に美味しいので、もっとたくさん食べようではないか、そして少しでも、自然栽培に取り組んでいる生産者を応援しよう。

2007/01/08 独り言

七草粥は食べましたか?

7日の朝に七草粥を食べると、1年中病気にならず、寿命が延びるといわれています。
正月のごちそうやお酒で疲れた胃を休めるためにも いい行事ですね。
七草の種類は地方によって違いますが,
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな(かぶ)、すずしろ(大根)です。
春の七草には、増血作用・利尿作用・消化促進作用が、あるといわれています。
伝統食には理由があるので、是非次代に引き継いでください。

2007/01/07 独り言 抗生物質不要

風邪の90%は、鼻からのどまでがウイルス感染などにより炎症を起こした状態。
抗生物質は、体の中で細菌が増えるのを抑える薬、ウイルス感染が原因なのに、多くの病院は抗生物質と解熱剤で解決している。抗生物質ではウイルスを抑えることはできない。むしろどんどん耐性菌が出来てきて、もうすぐ抗生物質は全く使えなくなってしまう。それなのになぜ抗生物質が使われるのか。
抗生物質を使う理由は溶連菌(ようれんきん)感染症、中耳炎などの細菌感染症の治療が最も多く、次いで症状だけでは細菌感染を否定できない、2次感染の予防だった。
三好基晴先生は、風邪をひくのは、体をチェックしてくれているのだから、何もしないで、自力で直して良くなる、解熱剤など飲んではとんでもないことになるという、リンパ腺が腫れたり、熱がでるのは正常な体に戻ろうとしているのに、解熱剤で体内のセンサーをだめにしてしまう、それを繰り返すと高熱がでなくなって、体内の菌を退治できなくなってしまう。薬を使う野菜を食べないのに、自分は薬漬けでは矛盾している。
特に子供の風邪に、安易に抗生物質を使用するのを法律で禁止してもいいと思う。
2007/01/06 独り言

危ない食べ物を漠然とあげて見ると

抗生物質が与えられている家畜。
養殖魚介類。
農薬を浴びる野菜。
コンビニ弁当。
ドリンク剤。
麺類(小麦のポストハーベスト農薬)。
カップ麺。
サプリメント。
スナック菓子。
ポーションタイプのコーヒー用クリーム。
ほかにも多々あるが、漠然とあげたものが全ていけないのではなく、かなり危険なものが多い。
どうしたら良いのか?
大切なのは、我々消費者が変わるということ。便利な食品には、なんらかの危険性が必ず潜んでいる。抗生物質にしても、安くておいしい肉や魚を提供するために大量使用されている。我々自身の健康、命に関わる問題ですから、まずはそういった食品にノーということ。
鶏肉にしても、ブロイラーを食べるのを止めて、抗生物質を使用していない製品に変える。消費の方向が変われば生産現場も変わるはず。魚や野菜、その他の加工食品も同様で、つまり、食品を安全なものにしていく流れは、消費者が変わることから始まるわけです。
無自覚に危険な食品を食べさせられる状況から脱するには、我々消費者のひとりひとりが、毎日口にする食品に目を光らせる必要がある。


2007/01/05 添加物

日持向上剤とは

食品を市場で流通させるには、その品質をある程度の日数維持する必要がある。ところが、食品によっては、数日という短期間でも品質を維持するのが困難なものもある。このような食品の日持ちを向上させることができれば、食品の有効利用の面でも大きな意義がある。このような目的で使用される食品添加物が日持向上剤で、米国ではシェルフライフ延長剤と呼ばれている。
この日持向上剤は、短期間であるが食品の保存性を向上させることができる。
しかし、保存料として区分すると、消費者に説明した、いわゆる保存料と同様に、比較的長期間にわたる保存性があるものと誤解され、保管方法を誤って、食品衛生上の問題も生じる恐れも考えられる。このために、食品添加物の使い方として保存料とは別の範疇(はんちゅう)とされたものである。
このような日持向上剤は、食品に単独で使用する場合もあるが、多くの場合は、数種の食品添加物を直接併用するか、流通している食品添加物製剤が使用されている。
日持向上剤として使用される食品添加物製剤は、その効果を期待する主剤と、主剤の効果の発揮を助ける副剤からなっており、次のようなものがある。
@ 指定添加物を主剤するもの
A 既存添加物などを主剤とするもの
B エタノールを主剤とするもの
このうち、Bを「アルコール製剤」といい、残りの@とAを狭い意味での「日持向上剤」ということもある。

2007/01/04 食育 小さなお子様にもやらせよう

2〜3歳になると、とても好奇心が旺盛になり、目が離せなくなるので、何でも危ないと言ってやらせない、特に台所を手伝いたがるが、包丁が危険だとさわらせないが、このときこそ良く見てあげてやらせていいのではないかと思う。それも自由にやらせたほうがいい、この時期の子供は、言われるままにすることが無いのに、こうしなさいとか、ああしなさいと、指図されるとやらなくなる。形なんかそろわなくてもいいから野菜を切らしたり、人参の皮をむかせたりすることで、お手伝いをした気になり、食への関心が湧いてくる。食事に興味を持ち、楽しみにする気持ちを育てること。
ともかく、今の子供は食べ物は、買ってきてそのまま食べる物だと思っている子が多い、まぎれも無く、家庭で料理を作るところにかかわっていない。
食の体験を幼いうちに体にしみつけたい。
せっかく日本に生まれたのなら、ご飯と味噌汁そしてお新香の美味しい食事を知ってほしい
2007/01/03 食育 学校任せで食育ができるのか?

食育教諭と言うのが出来たが、実際には、一人もいない学校が大多数ではないか、全国で一番多いのが、鹿児島県の69名で、独りもいない県もある。
食育に関するアンケートで、一番大事な順位をつけたら1位が家庭で2位が学校だったそうだが、実際の多くの親は学校に委ねようとしている。
そんななかで、埼玉県のある町で、周に2回はご飯だけは家庭で炊いて持ってくる、親にとっては当たり前の朝ごはんを炊くことで、児童も朝ごはんを食べてから登校する子が増えたそうだ。
朝食の大事なことが、こんな形でも増えたことはとてもすばらしい、全国レベルでこのようなことが始まるといいと思う。
給食費も払わない親、義務教育を勘違いして、全て学校の責任にする。
今一番大事なのは、家庭でどれだけ食卓を囲むことが出来るかではないか?
2007/01/02 独り言 健康日本21

厚生労働省は健康寿命の延伸を実現するための「健康日本21」の中で、脂肪エネルギー比率の削減を目標として掲げた。
肉を中心とした脂肪エネルギーの摂取量を減らし、その分、野菜を増やしましょう、と言うが、実際には、焼き肉とハンバーグ、唐揚げと焼き鳥と焼き魚…。夕餉に並ぶ料理の組み合わせがおかしい。
野菜は残すから出さないと言う母親、それが児童の肥満を増やしている
ことに気がつかない。
肉を焼けばすぐに焼肉のたれで味付けするので、濃くて甘い味に慣れてしまっている。
メタボリックシンドロームと言う言葉が昨年ずいぶん使われたが、中高年より、児童の一割が当てはまるそうだ。大人は運動不足であったり、新陳代謝が遅くなってくるので、ある面仕方ないかもしれないが、児童の多くがメタボリックシンドロームに値するのは、明らかに食生活の欧米化にある。
今こそ伝統のある日本食を復活して、子供たちの将来に、健康を!
2007/01/01 独り言 あけましておめでとうございます

自然栽培野菜と出会ってから5年目を迎えました。
ちょうど食の安全が国会でも問題になりだしたときに、すばらしい野菜との出会い。
20数年も信じていた有機栽培に疑問を持ったのが始まりで、ひとつの出会いから、多くのすばらしい食材や、人々とのつながりが出来、そして原点に返って、美味しいとはどういうことかがわかり、無駄に手を加えるのでなく、そのまま一番いい状態で、シンプルに出すのがベストと教えられた。
もちろん料理に、見た目(視覚)も重要なことは分かるが、美味しいのが一番のはず。
最近だいぶ自然栽培の野菜が浸透してきたが、まだまだ、不十分なので今年も生産者に感謝しながら、多くの人々に食べてもらうよう頑張ります。
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