シェ・イグチ・今日の電波コラム(エッセイ)
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2007年4月


date thesis column
2007/04/30 独り言 今年の花見はいつも早すぎる

今日は、天気が良かったので足利フラワーパークの大藤祭りに行ってきた。予想だと一番見ごろではないかと思い、渋滞が心配だったので、朝一番に向かった所すでに、駐車場はかなり離れたところしか空いていない。大勢がぞろぞろ歩いてフラワーパークに向かっている。入場券を買うのにも一苦労。やっと園内に入ってみると、人人人当然予想されたことだが、あまりにも大勢でびっくりした。おまけに藤の花はまだ1週間ぐらい早かった、五月も、しゃくなげもつぼみのほうが多かった。
藤の花は全く咲いていないわけではないが、今ひとつ迫力に欠ける。今年はみちのくの桜も早すぎ、今日満開と、報道されていた。5月はりんごの花を見に弘前に行くが、そして6月は秋田のバラ園に行く予定だが今度はどうだろう。
お寺で発見した猿
2007/04/29 独り言 消費者は表示を信じている

最近、スーパーマーケットなどで、トマトや胡瓜など「モノ」だけを、従来型のセルフ販売(売場に商品を並べてお客様が選ぶ販売方法)をしているだけでは、単に価格競争に巻き込まれるだけで、消費者からはなんら共感を得られなくなってきている。消費者は常に新しさやサプライズや今まで以上のサービス、楽しさや得した気分を求めていて、いわば、「ストーリー性」が重要になってきている。たとえば、生産者の名前が書かれていたり、「このトマトは近くの農家が、朝一番で持ってきたから新鮮だよ。この農家はこだわりがあり、熟度を上げて収穫しているから糖度も6度以上あるよ。味見してよ。」と説明しながら販売する対面販売が主流になりつつあるが、そこにまやかしがあると、消費者は見破れない。安全は何も保障されていない。生産者も流通もほんものを、正直に消費者に与えてほしい。
2007/04/28 独り言 自生わさび
秋田県西木の山に自生している「和わさび」

見た目も形も栽培物にはかなわないが、辛味の中に、甘味と香りがフワッとわいてくる。炊き立てのご飯に、すりたてを乗っけて、お醤油をたらしたら他におかずが要らないくらい美味しく、おかわりできる。
先日北海道の山わさびをいただいたが、あれは自然栽培だが、今回のわさびは
山の中に自生しているもので、雪解けの水だけで育った野性のもの。葉っぱも茎も花も全て美味しく食べられた。
2007/04/27 独り言

個人消費の冷え込みの原因は

政府は、日本の景気は、「いざなぎ景気」を超える長期の好況というようだが、鉄鋼など、輸出産業関連企業が好調なだけで、食品関連企業や小売業は決して好調とはいえない。誰に聞いても、個人の生活感覚からしても、景気が良くなったとはあまり実感できない。個人消費は依然横ばいの状態が続いている。成熟社会の中で「モノ」はあふれ、消費者の「モノ」を見る目は年々レベルアップし、「価値基準」のボーダーラインも上昇している。消費者から「価値」を認めてもらえない商品は決して売れない。
個人消費は冷え込んでいても、いざ購買となると、今はインターネットで比較して、本当のリーズナブルな物を探して求めている。だからこそ、本物の価値が認められている。シェ・イグチブランドのドレッシングが、3000円するが飛ぶように売れている。今、消費者が求めている物は、安全であり、安心して買うことが出来、美味しい物で、その価値があるものは売れると言うことだ。

2007/04/26 独り言 日本人の桜好き

自分でも桜の名所に、行きながら感じたことは、ともかく日本人は桜が好きだと思う。
どこに行っても桜の咲くところには人が一杯だ。でも、究極の時季の物で、とてもタイミングの難しい花見だと思う。昨日までの、みちのく三大桜所と思い、2ヶ月前から、開花予想とにらめっこしながら計画しながら 、実際はスケジュールが合わず、開花目前に現地を訪ねることになったしまった。それでも、それなりに満足できた、来年もまた見に行くと思う。


2007/0/25 独り言

秋田でシェフとマダムの差が出た

二日間仕事を兼ねて、東北に桜の花見に行ってきたが、岩手県の北上展勝地は全体では3分咲きと言うところで、一部はほぼ満開の木もあった。一両日中には見ごろになりそうだ。ただ寒くて、小雨が降っていてとても花見に気分ではなかった。
一方、秋田県の角館のほうは、全体としては、武家屋敷の枝垂桜は、ほんの一箇所だけ満開に近く、人だかりと、カメラマンで車が通るのがやっとだった。全体としては、つぼみが膨らんできているので、今週末からゴールデンウイークにかけてピークになりそう。桧木内川のソメイヨシノは、まだつぼみも固く、全然まだだったが、これも、今日ものすごく暖かかったのでゴールデンウイークには期待できそう。天候がよければ史上最高の人出がでそうな気がする。町中が桜祭りで盛り上がっているので、これに携わっている商売をしている方々には良い結果が出そう。ちなみに、板蕎麦で有名な菊蔵そばは、順番待ちの人が表まではみ出ている状態で、あきらめた。ところが別行動をしていたマダムは、しっかり一人で板そばを食べた。最近あまり待てなくなった私は、年をとったのかと、ちょっとがっかり。マダムは桜がいまいちだと分かると、谷津・鎌足のかたくり群生の郷まで、重いカメラと三脚を持って、かなり良い写真が取れたそうだ、マダムのバイタリティーに敬服。
2007/04/24 独り言

食べ物のこだわりとは

もちろん安全性にこだわったもののことだが、一般消費者がどれだけ安全だかを詳しく知ることが出来るか、それは非常に困難だ。最低限、食品に記されている食品表示を必ず見よう。でも食品表示にはいくつもの抜け道があり、無添加と表示している物にも、原材料に使われた添加物をキャリアオーバーして表示しなくていい物が多い。天然の魚介類だから安全だと思ったら、産地から中央の市場まで運ぶのに、特別の海水(人工)を使い、鮮度を保つようにしている物もある。本当に安全にこだわったら中々食べる物が見つからないと思うが、信頼できる生産者と流通、そして販売店を見つけると、不思議と、どんどんつながって安全な物と出会い、不十無く手に入るようになってくる。一番確実なのは、自分自身が徹底的にこだわること、すると周りから寄ってくる。

2007/04/23 独り言

農作物に虫が寄ってくるのはなぜ?

地球は循環されて、浄化している。
つまり、悪いものを無くすために虫が食べて、排泄され浄化されている。嫌な臭いがするから虫が寄ってくる。健康で元気な野菜には虫が寄ってくる必要がない、肥料を入れると野菜本来の香りでなく肥料の臭いがする。
我々にとって害虫は嫌だけれど、悪い野菜を処理してくれている(本当は益虫)、なのに殺虫剤という農薬をまいてしまうのか、虫が食べなくなったから間違って人間が食べてしまう。悪いところは、全部虫が食べてくれれば人間が食べるところがなく、健康を害することがなくなる。
だから、今こそ自然栽培の農業に農転期なのだ。

2007/04/22 独り言 環境ホルモンPart2

環境ホルモン作用のある化学物質の例として、1971年まで流産防止などの目的で米国を中心に使われていた合成女性ホルモンDES(ジエチルスチルベストロール)の影響も報告されている。妊娠期にDESを服用していた母親から生まれた若い女性に膣がんが数多く発見され、また、男性では停留精巣や精巣がんなど生殖器官の異常が多く見られている。
女性の乳がんや男性の精巣がんが最近増加しているとの報告もなされているが、これらの原因としても環境ホルモンの影響が疑われている。
動物実験の結果等より環境ホルモンがヒト精子及び精子形成に悪影響を与えることは十分に予想されると言われている。また、野生生物で報告されている甲状腺の機能異常、妊娠率の低下、生殖行動異常、生殖器の奇形、脱雄性化、雌性化、免疫機能の低下といった生殖・発生影響は、実験動物においても環境ホルモンの投与によって引き起こされている。
ヒトでの研究では、DES、ダイオキシン、PCBなどに急激かつ大量に曝された場合の影響は報告されているが、少量の環境ホルモンにより慢性的な暴露を受けた場合の影響については、明らかにされていない。しかしながら、動物に見られた異常が人類にも起こりうることは十分に考えられ、今後、更に調査研究を進めていくことが重要だ。
2007/04/21 独り言 環境ホルモン

45年前にレイチェル・カーソンさんの「沈黙の春」の中で、農薬の影響の一つとして内分泌系のバランスを狂わす可能性に付いて、記述されている。
野生動物に見られる環境ホルモンによるものと考えられる異常は、まだ断定的なことは言えないが、人に対する影響の可能性も環境ホルモンによるものと考えられるいくつかの例が報告されている。
その一つが精子数の減少で、1992年、デンマークの研究グループにより、正常な男性の精子数を分析した結果、成人男性の平均精子数は1938年当時精液1cc当り1億個あったものが、1990年には5〜6千万個に減少していたと報告されている。また、フランスでは、1945年生まれと1962年生まれの男性のそれぞれ30歳のときの平均精子数を比べたところ、45年生まれの男性の精子数は精液1cc中1億2百万個であったのに対し、62年生まれの男性のそれは平均5千百万個であったとの報告がなされている。精子数の減少については、その他の国でも調査され、フィンランド男性の精液中の精子濃度は1958年から1992年の間で変化は見られないという報告や、米国における過去25年あるいは21年間で精液中の精子濃度の変化は認められないといった反論もなされている。(つづく)
2007/04/20 独り言 無神経なTV放送

テレビの料理番組は、結構視聴率が高い、と、いうことは影響力が大きいと言うことだ。

でも、放送を見ていると、材料の中に、平気でグラニュー糖とか上白糖、あるいはスポンサーがあるためか、旨味調味料とか、固形スープの素あるいは顆粒だしの素と、表現しながら堂々と使用している。
公共の電波で放送しているのなら、安全にもっと関心を示してほしい。スーパーマーケットでも、上白糖の安売りがとても目立つ、マーガリンも最近では使用する人が減ったのかと思ったら、とんでもなく、逆に増加している。あるところで販売している、パイ料理が、一ヶ月外に放り出していても、全く形も崩れることなく、腐敗もせず、原形をとどめていた。多分原材料の中にマーガリンかショートニングを使い、防腐剤が含まれていたと思われる。聞いた話だが、それらの製品や、マーガリンは、ねずみも食わずに避けていくと言う。自然栽培の野菜は腐らずに枯れていくが、これらの物は、枯れずに現状維持しているので、なおさら怖い、TVの影響力を考えたら、むやみに上白糖やグラニュー糖を使ってほしくない。
2007/0/19 独り言

自然栽培の山わさび

北海道白滝村の伊藤幸一さんから届いた山わさび。
いわゆる西洋わさび、別名ホースラディッシュの自然栽培版です。
秋に収獲・採取したものを雪の中で保存し、収獲直後の強烈な辛味と甘味そして香りが雪中で保持されている。慣行栽培で育てて売られている西洋わさびとは違い、独特の旨味があり、ただ辛いだけではない。
ちなみに、チューブ入りの練りわさびは、慣行栽培の西洋わさびに、香料や着色料を添加して作られている。本わさびはほとんど入れられていない、まれに本わさび入りと明記している物もあるが、主成分は西洋わさび、いわゆるホースラディッシュで作られている。チューブ入りの練りわさびは使わず、本わさびを購入して、冷凍しておき、使う分だけすりおろして食べれば香りも、辛さも意外と持つ。添加物が多く含まれている、わさびもどきよりましだと思う。

2007/04/18 独り言 地球温暖化防止会議「京都議定書」

確か、地球温暖化防止会議が京都で行われて、10年がたったと思う。あの当時の、一酸化炭素6%削減と言う数値も、実は根拠が無かったそうだ。そして今では、当時思っていたより、急速に地球温暖化が進んでいる、もうまった無しの状況、と、言うより手遅れになってしまったような感じだ。
1994年に、とあるゼミで日米独3カ国の大学生に行ったアンケート調査がある。値段が2割以上高くても環境保護を考慮した商品を選ぶか?の質問に、イエスと答えた学生は、米国の39%、ドイツの48%に対し、日本は12%にとどまった。
政治的無関心と同じで、日本の学生は、自分一人が行動しても社会は変わらない、と悲観的に考えているようだ。この当時にレジ袋を有料にしようと言う動きがあったが、大手流通業界が猛反対をしたが、その後13年後の現在は、有料化が当たり前の考えで、まだしていないところが、環境に無関心と思われ、変わり身の早い企業は、どうでも信用できない。今こそ、政治的無関心はよして、個人がいろいろ実行することで、産業革命以来取り返しのつかないことをして、自然を破壊した人間が、本来の自然に帰る時期だ。

自然栽培の野菜は、地球本来の持っている、土や自然生態系を取り返して、土壌汚染も河川や地下水の汚染から守る、地球上の生物と共生することが出来る。
2007/04/17 独り言 病気から守るための清潔はホント?

日本人の風呂好き、きれい好きは、今に始まったことではないが、毎日風呂に入り、肌も髪も入念に洗うというライフスタイルは、実は、身体にとってけっして好ましいものではない。
 人間の肌は、厚さ約2ミリの真皮とその上の厚さ0.1ミリほどの表皮で構成されている。この真皮と表皮、そして毛穴から分泌される皮脂という脂肪によって、皮膚は、病原菌や有害物質の侵入を防ぎ、適度な水分が保っている。
 また皮膚の表面には、「常在菌叢」と呼ばれる微生物がすみつき、こうした微生物が、外界から押し寄せる病原菌を追い払う役割をしているとされている。
 ところが風呂で身体をひんぱんに洗いつづければ、皮脂がとり除かれ、皮膚は水分を保てなくなり、乾燥し、「ドライスキン」という状態になり、ドライスキンになると、しっとりとした通常の皮膚より過敏になり、皮膚のトラブルを招きやすくなる。
 これに加えて、抗菌せっけん・シャンプーをひんぱんに使うと、常在菌叢も弱体化し、病原菌に冒されやすくなる危険性もある(TVでおなじみの
中原英臣医学博士談)。
 やたら抗菌グッズが出回っているが、実はとっても危険が迫ってくる。
 畑の野菜も、病気を恐れて消毒することによって、かえって病気になったり、自立する力が弱り、虫が寄ってくる。野菜も子供も自然に強くなるように育てたほうが良い。
2007/04/16 独り言

グルメ学

はたして、グルメ学なるものが、あるかどうか知らない。しかし、食通といわれる人々は、かなり多く存在する。食通とは、人並みはずれて、食べることや、味、産地、特徴、作法についての知識が詳しい人のことであると定義づけられると思う。グルメも大方同じではないかと思うが、どちらも、世界中の美味しい物を食べた経験と知識を自慢している、特別な人間に思える。1本何十万円もするワインを飲みながら、トリュフやフォアグラがおいしい、とてもワインにあっている、などというが、何人の人間に説得できるだろうか、美味しい物は、珍しい物ではないし、特定の人間だけが食べられる物でもない。だから食通を自慢する人間は「珍味通」ではないかと思う。
美味しい物、あるいは美味しい食事と考えると、誰と、どこで、どのようにして、何を食べるかが、一番大事で、自然栽培の野菜に代表されるように、この時季だったら、玉葱、たけのこ、大根、キャベツ、山菜等季節の旬の物を、家族と、食卓で、テレビなど見ずに、会話を楽しみながら、野菜のてんぷらが美味しいとか、その会話の中で、苺はこれから美味しくなってくる、もうじきグリーンアスパラガスが出てくるとか(とっくに、苺やグリーンアスパラガスは食べたと言うかもしれないが、これからが旬である)、一つ一つの食べ物の、味・香り・舌触り・噛んだときの音・見た目の食材の美しさ等五感を目いっぱい利かせて食べることが出来るのがグルメではないかと思う。
美味しい物を食べ続けたいのであれば、無理に手に入れて高価なものを食べるより、一番美味しい時季に、廉価で手に入る「地産池消」を考え、実行する人たちが食通だと思う。
食育は食通を生む

2007/04/15 独り言 自然栽培野菜が認知されてきたPart2

有機栽培野菜が日本中で認知されるまで、20数年かかった。そのころは戦後の農政が、完全に国がらみで指導されていたから、化学肥料や、農薬が良くないと思いながらも、使用せざるを得なかった。自分達の食べる物には、決して農薬はかけずに食べていながら、出荷する作物には、薬を止めることが出来なかった。有吉佐和子さんの「複合汚染」や、レイチェル・カーソン女史の「沈黙の春」が出版されて、もう40年近く過ぎ、今頃、地球温暖化の危機に、あたふたしている。農業も、すごく遠回りして、有機栽培にたどり着いて、ガイドラインや、法律ができたが、有機栽培に取り組みだしたときから、疑問に思い、自然栽培に取り組んでいる生産者もいた。しかし、自然栽培は、土から変えていく作業から始めなければいけないので、とてつもなく時間がかかることがある。最近メディアの一部で有機栽培に疑問を持ったところや、自然栽培の良いところに気がついて、少しずつ取材が入ってきたりして、消費者も知るところになる。

消費者は、知ると、一気に傾く、そして何が何でも手に入れたがる、それでは、生産者に時間がかかるのを待ってあげられなくなり、本物でない物が出てしまう可能性もある、作り方は、全く同じでも、土が出来ていなければ、味や栄養は全然違う。もちろんそれ以外にも要素は多々あるが。

消費者が、自然栽培野菜の良さに気がついたなら、60年ぐらい無茶してきたのだから、ここ数年で、徐々に出てくる自然栽培野菜を、強引にではなく、少しずつでも変えていき、野菜だけでなく、調味料、洗剤、家具、建材、衣服と気がついたところから替えていこう。体調が思わしくなく、すぐ必要な人もいるから、優先してあげて、健康な人は、徐々に、需要と供給のバランスを崩さず、すぐできる環境汚染・地球温暖化から取り組もう。

2007/04/14 独り言

宮崎の地鶏

日本一有名になった地方の特産品ではないか。
東国原宮崎県知事が、奇しくも就任直後の鳥インフルエンザーの発生による、風評被害を防ごうと、躍起になって、宮崎の地鶏が安全だと、広告塔になってがむしゃらになった結果、宮崎の地鶏は、名古屋コーチン・薩摩しゃも・比内地鶏の日本産三大地鶏より知名度が上がった。
宮崎の焼酎も爆発的に売れている。この時季、宮崎のマンゴーが初出荷して、1ケ
7.000円ぐらいするが、例年の2倍ぐらいの値段がついた。
宮崎県の切干大根もかなり物がいいし、自然栽培に取り組んでいる農業生産者もたくさんいる。
どこの地方にも、自慢の特産品があるだろうから、それを上手に
PRすることのできる組長さんが、地方を活性化できる。

2007/04/13 独り言

心身を癒すはずのアロマテラピー

心のケアこそリラックスの基本
自然由来の抽出エッセンシャルオイルでも、長時間使いすぎると吐き気や頭痛を引き起こす場合がある。
中には、多量に使用しますと、敏感肌を刺激するおそれがあり使用後、日光にあたると皮膚炎やシミの原因になるので注意が必要な物もある。
幻覚を起こすときもあり、間違えると覚せい剤のような効果が起きる。
特に妊婦さんは、かなり気をつけたほうがいいので要注意。
ましてや、安いものだと、石油系化学物質から抽出しているケースが多いから、これもよく見極める必要がる。
独学で使用するには危険すぎる、人生までリラックスしては大変。

2007/04/12 独り言

自然栽培野菜が認知されてきた

有機栽培に疑問を持つ人が増えてきて、やっと自然栽培と言うことを知ってきた方が増えてきた。でも、全体からしたら、まだ全然少ないし、消費者はほとんど分かっていない。メディアにも取り上げられるようになって初めて知って、これはいい、と、勝手に信じている人が多い。でも、自然栽培が良いことを勉強してほしい、自然栽培は、地球を救う、産業革命以来、本来の自然体系を壊してしまった人間に、本来の姿を取り戻そうとしている、だから生産者に全てを任せるのではなく、消費者も責任を持って、参加しなくてはいけない。生産者がいて、流通の人がいて、初めて消費者に本物の作品が届く、そして消費者は、それが本物かを見抜く力を備えなければ決して三位一体の、生産者・流通・消費者の良い関係、信頼が生まれない。生産者を育てるのは、消費者であり、消費者を教育するのは生産者である。そして、その信頼関係を作るのが、流通の人の責任である。今こそ皆で手をつないで、本物の衣食住を突き詰めたい。自然栽培を、うわべだけで知ってほしくない、メディアに出だして勝手にいいといってほしくない、生産者の中には何十年も苦労して、今にたどり着いたのに、そのことを知らずに、単純に食べてほしくは無い。

2007/04/11 独り言

久しぶりの刺激

昨日、2年ぶりぐらいで、成田生産組合の高橋さんにお会いして、いろいろお話を伺う機会が出来、とても厳しいお話をした。
何が厳しいのかと言うと、自分なりに、「シェ・イグチ」は自然栽培の生産者を支援し、また広く知っていただこうと努力してきたつもりだったが、それはうわべで、本当は全て土が作物を作る、そのために何をしたか、それは生産者だけではなく、消費者も含めて皆で、目に見えない土作りをしなければいけない
と言われ、目にうろこではないが、今の消費者に一番近いところにいる自分達も、目に見えない部分を知らず、売れればいいという部分もあったのかなあと思った。
シェ・イグチにおいては、ぶれることなく、自信を持って今まで、自然栽培のすばらしさを伝えてきたが、これからも、今日の高橋さんの話を伺い、いっそう責任を持って末端の消費者との使命をまっとうしようと思う。
今日、自分が自然栽培の野菜とほんのちょっとだが、かかわっていたことに誇りを持ち、また自信もわいてきた、とても充実したうれしい1日になった。

2007/04/10 独り言

生物種の大量絶滅

過去五回生物種の大量絶滅があったが、こうした大量絶滅の理由として、火山の爆発、地球への隕石の衝突、気候の変化などが考えられている。大量絶滅が生じた後、生物種が再び多様化するまでに、毎回1千万年以上もかかっている。だが、いったん絶滅した種は決してよみがえらない。
今、過去五回に匹敵するほどの大量絶滅を迎えようとしている、この予測される六番目の大量絶滅は、主に単一種の活動によって引き起こされるという点で、過去と異なっている。人類は初めて大量絶滅を目の当たりにすることになる。しかも、絶滅にまったく関係のない傍観者というわけにはいかないのだ。
生物種のレッドリスト調査によると、ほ乳類の4種に1種、鳥類の8種に1種が今後数十年以内に絶滅する恐れがある。
地球上の生物にとって最大の脅威は生息環境の劣化と破壊で、絶滅に瀕している種の9割がこの影響を被っている。人類は地上の氷に覆われていない陸地の半分近くを変質させた結果、残された自然に重大な影響を与えている。我々は大草原や森林を切り開いて農業用地に変え、河川をせき止め、湿地帯を干拓してきた。地面を舗装し、都市や道路を築いてきた。
「生息地の破壊を防ぐ」「土地利用の変化による影響を軽減する」「植物や野生動物への収奪を減らす」「気候変動の速度を抑える」――このような方策は、我々が依存している生命維持システムの弱体化を食い止める一助となり得る。ヒトという単一種が大量絶滅を招くというのは、おそらく地球史上初めてであろう。だが、その単一種が大量絶滅を阻止するよう働きかけるというのもまた、史上初の出来事なのである。
つい最近の映像で、北極海で流氷に乗れず大量のアザラシが危機に遭遇している、それもが氷溶けてしまっている、全てが産業革命以来の地球破壊である。
たった百年で地球を滅ぼしてしまった、これから何年もかかるだろうが、自然を取り戻そう。

2007/04/09 独り言 偶然をチャンスに変える生き方が好き

例えば発酵食品。
日本の伝統食品の多くが発酵食品であるが、これだって腐っていたものを、思い切って食べてしまったら、案外美味しかった。初めて食べた人の勇気が、新しい食文化を生んだということになる。
腐るという失敗なくして発酵食品の誕生はなかったといえる。
かつお節だってそうだ。かつお節もかびを使うれっきとした発酵食品であるが、煙でいぶしただけのものを荒節と呼び、それを、かびを使って発酵させたものが枯節。冷蔵庫がなかった江戸時代は荒節では日持ちせず、たまたま優秀なかびにやられてしまった運のいいかつお節がいつまで経っても腐敗せず、味や香りも上々ということで、かつお節の発酵法が確立したわけだ。かびを繁殖させた方が、保存性が向上するという逆転の発想。日本人は、この三百年前に起こった偶然をチャンスに変え、食文化へと発展させていったわけである。
”温故知新”本物の発酵醸造食品は自然に成り立っていたのに、最近は、化学培養された醸造菌が主流になっているが、昔ながらの安全な発酵醸造食品が復活するのを望む。
2007/04/08 独り言

世界NO.1のオーガニック市場

米国でのオーガニック市場は、45億ドルを超え世界ナンバー1を誇るだけあって、オーガニック食品に対する関心は高く、1990年には「オーガニック食品生産法」が成立し、その後のコーデックス委員会(FAO、WHO合同食品企画委員会)が国際的オーガニック食品の表示についての検討をはじめるきっかけとなった。
その国際的ガイドラインに基づき、日本でも1999年のJAS法(農林物質の規格化及び品質表示の適正化に関する法律)の改正(2000年4月施行)により、農林水産省が認定した第3者機関による「有機栽培(オーガニック)」の認証が必要となり、これまで以上に消費者は安心してオーガニック食品を選択できる法律的基礎ができた。
オーガニックとは、3年以上無農薬、無化学肥料で栽培された農産物や、またはそれを原料に加工された食品で、日本においては「有機」、米国では「Organic(オーガニック)」とされ、米国ではさらに抗生物質・ホルモン剤を使用せず生産された畜産物も「Organic」と表示される。
以上のことはもう日本でも認知されているだろうが、はたして国際ガイドラインが日本に適しているのだろうか疑問に思う。

気候風土の違う国と一緒にするにはあまりにも無理がある、輸出する際に基準に達していなければならないのはわかる、ならば牛肉輸入の基準も輸入する国が基準になるべきではないか。
オーガニック大国が、輸出に関してはおざなりで、管理も甘いようだ。

2007/04/07 独り言

野菜だけではない! 危ない中国食品

イギリスが輸入を止めた中国茶葉
同じ時期に、日本で中国茶ブームが起こって現在に至る。
これは単に偶然なのだろうか、ほかの物でも欧米が輸入しなくなった物が大量に日本に流れている、その背景には、安いお惣菜やお弁当を作るのに安く手に入るからで、安全はおざなりになっている。
野菜以外に、特に危険な物をあげると、
◎冷凍食品蒲焼きうなぎ:大腸菌群陽性
◎冷凍フグ:異種フグ〔ドクサバフグ、クロサバフグ)の混入
◎フグの骨:魚種鑑別不能
◎冷凍むき身あさり:有毒有害物質検出(下痢性貝毒:0.1MU/g)
◎酢漬けにんにく:液漏れ、膨張、カビ、ウジの発生
◎油菓子:二酸化硫黄過量残存(0.16g/kg)
◎中華麺:着色料〔食用黄色4号、食用黄色5号)の対象外使用
◎その他:醤油,飲料水、食肉類等など多数
あくまでも一例です。

2007/04/06 独り言

子供用アイスクリームの危険

子供用アイスクリームは添加物だらけ、子供に与える前に、原材料表示を確認しよう。
<多くのアイスクリームに表示されているもの>
原材料名:フルーツ果汁,糖質(砂糖,ぶどう糖果糖液糖,粉あめ,水あめ),食塩、乳製品,植物性油脂(ヤシ油,パーム油),着色料(カラメル色素,アナトー),乳化剤,安定剤(増粘多糖類、ゼラチン),香料,酸味料,甘味料(ステビア),ビタミンC,色素、等が大体使われている、その他にフレーバーが加わる。

安定剤として増粘多糖類と表示されているから,既存添加物の増粘安定剤が複数使用されている。物質名がわからないので,安全性は判断できない。(食品に粘り気を与え,結着性や保水性をよくする働きで、「増粘多糖類」と記載されている場合は,2種類以上の天然多糖類を使用していることを示しているが,物質名が記載されていないため何が使用されているか知ることができない。天然多糖類のなかには安全性が十分に確認されていないものもあるため,「増粘多糖類」のみの記載の場合は選択しないほうがよいと思われる)

乳化剤についてはグリセリン脂肪酸エステルなどが使用されていると思われる。だいたい子供用の菓子類には,あまり好ましくない食品添加物が使用されているといわれているが,わからないものも入っているようなので、万一の場合に備えて,できるだけ与えることは避けたほうがいいと思う。

2007/04/05 独り言

日本茶考

あと2週間ぐらいで、新茶の初競りが行われるが、今時の新入社員は、日本人でありながら日本茶が入れられない。理由のひとつに、日本茶が清涼飲料水化してしまい、常に冷たいお茶を飲むようになって、煎茶の味・香・舌で味わうとろとろ感・微妙な温度を味わうことがなくなってしまっている。茶葉の量もわからず、お湯の温度も知らない。アミノ酸が添加された、一見こくがあるように感じるペットボトルのお茶が日本茶だと思っている。ペットボトルのお茶を飲むと、なぜかやたらのどが渇く、本来は、のどを潤そうと思って飲んだはずなのに。
食事中にも平気で冷たいペットボトルのお茶を飲む。これもコンビニ弁当や、おにぎり、サンドウィッチと飲み物の関係なのだろうか。
新幹線では、昔のようなお茶を売りに来ない、駅弁と温かいお茶は、必ずセットだった。
日本食もそうだが、日本茶も食卓に復刻しよう。杉本園の無農薬茶の茶園を訪問してからもう1年近くたってしまった、是非日常に飲むお茶は無農薬にこだわってほしい。

2007/04/04 独り言 無頓着に食べていませんか

輸入・加工食品なしには、成り立たない現代ニッポンの食生活。だが、その実態を知る人、あるいは関心を持って見つめる人は多くはない。何げなく食べている食べ物の向こう側には、あなたの知らない世界が広がっている。
現在、国の「食品衛生法」で認められている食品添加物は、厚生労働大臣が安全性と有効性を確認して指定した「指定添加物」など約千五百品目。
使用にあたっては食品の製造過程で使われる物質も含めて、規制の対象となっている。
添加物と聞いただけで、拒否反応を示す人は少なくない。
天然か化学合成由来かにかかわらず、摂取の仕方によっては発がん性など、健康への影響が懸念されているものもあるからだ。
シロか、クロか、と突き詰めれば、リスクがゼロではない以上、すべてをシロとは言い切れない。
例えば、人工甘味料のサッカリン、マウスを使った実験で、発がん物質である心配が指摘されており、米国では、商品の袋に「実験動物にがんをおこすサッカリンが含まれている」と明記しなければならない。
ただ、こうした添加物の効用について日本食品添加物協会は「食品をつくる上で、なくてはならないもの」と説明、「使用基準も、三世代にわたる動物実験に裏打ちされている」と強調する。国も個体に影響を与えない量(最大無毒性量)を求めた上で、一般的にその百分の一を一日許容摂取量(ADI)と定め、その範囲内なら“安全”としている。
加えて、現代の食生活の中ですべてを否定することも不可能だ。大量に摂取した場合の発がん性が指摘される亜硝酸塩は、一方でハム、ソーセージを食中毒の原因となるボツリヌス菌などから守っている。いつでもどこでも食べられる便利な暮らしは、添加物の力によることが大きい。
(食品の裏側より)
2007/04/03 独り言

4月の食べ物

フランスだと、ホワイトアスパラガスがどこでも食べられる。川魚でアローズと言う、ニシンのような骨の多い魚にオゼイユのソースでよく食べる。そしてランプロワという、日本のヤツメウナギがボルドー地方のスぺシャリテで、赤ワインの煮込みにポロ葱を添えた物。そしてこの時季、とても短いがうなぎの稚魚が入ってくる、料理法はスペイン料理と全く同じだった。オリーブオイルでにんにくスライスを香が出るまで炒めて、生きているうなぎの稚魚をお湯で洗い、粘りを摂って一緒に炒め、日本で言うラー油のような辛いオイルをたらし、塩・胡椒で味を調え、最後にパセリのみじん切りを加え出来上がり、これがたまらなく美味しい。
日本だと何が美味しいのかな、やっぱり竹の子かな、市場ではもう、ソラマメやグリンピースが出回っているがまだ早い気がする。苺は本来これから最盛期を迎えるが、日本の旬は、なぜか12月に変わってしまった。
魚では、本ます、鰹、キス、鯵が美味しくなってくる。
冬場とは違う美味しい食べ物がどんどん出てくるので楽しみだ。

2007/04/02 独り言

コンビニ弁当がお袋の味?

便利で手軽なコンビニ弁当、素性のわからないものを食べさせられている。売っている人が「食べたくない」というコンビニ弁当はどうやって、何から作られているのでしょうか?食材はどこから来るのでしょうか?
ほとんどの具材は調理済みで、ビニール袋に詰められて、冷凍で弁当工場に届くからです。工場では解凍して容器に詰めるだけ。最後の加熱をするものもありますが、素材はすべて加工・半加工済み、カット済みのお袋の味(袋入り)ばかりです。
和菜から洋菜まで、輸入しないものがないというぐらい、日本の大商社は世界から野菜や食材を買い集めています。「一年三百六十五日、いつでも旬」。
北から南まで世界中のリレー出荷体制で日本に押し寄せる野菜は、カット済み、加熱済みで袋に入れ冷凍、その最大のはけ口がコンビニ弁当や外食であることは疑いありません。
とんだ「お袋の味」だった。

2007/04/01 独り言

健康食品による健康被害

サプリメントを含む健康食品は、ダイエット効果や生活習慣病の予防、栄養補給など幅広い目的で活用されており、厚生労働省は、2001年に「保健機能食品」という制度をつくり、その普及の後押しをしている。
こうした健康食品は、適切に摂取すれば健康の維持増進などを助ける働きをすることが期待できると言われるが、不適切な摂取によって健康に危害を及ぼす可能性があり、中には有害性が確認される例もある。中国のダイエット食品の被害は記憶に新しい。健康食品の功罪は、個人個人によって差があり、同じ食品でも効果を享受できる人と弊害を受ける人がいる。
健康を望むなら、安全な食品で、適切な食事を取ることが一番良い。健康食品などに頼らず、しっかり食事していれば、人間には自浄能力があるので、不足している部分は、補う物が出てくるし、それでも足りないときは、センサーが働き、何らかの症状が出て気がつくが、健康食品などに頼っていると、そのセンサーが破壊され、気がついたときは、もう手遅れになる。
人間も動物だってことを思い出し、自然に生きることが大事だ。

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