シェ・イグチ・今日の電波コラム(エッセイ)
Column someone wrote for a web
2007年9月


date thesis column
2007/09/30 独り言 子供向けの環境リスク評価とは!

1997年、環境省(当時の環境庁)から「人の健康や生態系に有害な影響を及ぼす可能性のある化学物質」に対する環境リスク初期評価を実施し、特に有害性の高い化学物質に関して、「悪影響の大きさ」と「悪影響 が出る確率」を掛け合わせて評価する評価法。
有害性や日常生活における暴露量などを分類し、使用されている化学物質や環境負荷のある排出物質のリスク(危険性)を、その環境への影響が大きくても、それが発生する確率が低ければリスクは小さく評価される。
幼い身体は化学物質への防御機能も未熟。
化学物質の子どもに対する影響を考えるとき、体重あたりの暴露量の大きさと代謝や解毒・排出などに必要な臓器の機能が十分に備わっていない点が重要となる。さらに胎児や乳幼児の場合、身体に入った有害物質が脳に入る危険性がある。身体の血管と脳の血管の間には、脳に有害な物質を入れないための血液脳関門という仕組みが備わっている、ところが、乳幼児はこの関門が十分に形成されておらず、有害物質が脳まで達しやすい。
なのに我々の子供の時代より圧倒的に、化学物質は増えている。
2007/09/29 独り言 食文化のグローバリズム

ファストフードが地球を席巻してしまった
マクドナルドが世界の食文化を変えてしまったのではないか?
伝統を重んじるフランスですら、1980年代にマクドナルドが進出すると、始めは否定的だったが、すぐに若者や観光客によって、認知されてしまった。
欧米の資産者階級では、日本食がものすごいブームになっている一方、どこの国で食べてもほとんど同じで、安くて早い物が受け入れられてしまう。
だから今、地産地消やスローフード運動が一部で、固有の食文化を大切にする気運として生じている。アンチ食文化のグローバリズムなのである。
今の中国が、30年前の日本と同じ道を歩んでいる。ファストフード店が増え、ファミリーレストランに人が集まり、コンビニエンスストアができ、世界中に物不足を巻き起こしている。コーヒー豆の値上げは、中国マネーで買い占められ各国の需要と供給のバランスが崩れてしまった。高度経済成長の中、確実に日本と同じ道を歩んでいる。中国の食文化はとてもすばらしいし、郷土料理も沢山あるものをそのまま是非残してほしい。
文化は固有の物でこそ価値がある。
2007/09/28 独り言 玉子の食べすぎでコレステロールが高くなる?

卵黄に含まれるレシチンという脂質は、人間の細胞膜を構成する栄養素であり、脳や肝臓の細胞膜に特に多く含まれ、細胞を若々しく保ち、脳・神経系の活発な働きを支えている。
しかも、レシチンは、脂質でありながら、細胞の中からコレステロールを取り除く役割を担う酵素を助け、さらに血管壁に付着して動脈硬化などに原因となるコレステロール(悪玉コレステロール)を除去してくれる。
つまり、動脈硬化による脳血管障害や心臓病を予防する役割を果たしてくれるのだ。
健康で安全な鶏の玉子には、人間が外から摂取しなければならない8種類の必須アミノ酸が、ほぼ理想的な比率で含まれている。
また、卵黄には、ビタミンA をはじめとする各種ビタミン類(ビタミンC以外)や鉄、カルシウムなどのミネラルがバランスよく配合されているので、 高脂血症の人でお医者さんから玉子の摂取量が制限されている人以外は毎日食べたほうが体にいい。
但し、健康で安全な鶏の玉子を食べるように。
2007/09/27 独り言 食生活は人生の基本

食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、普段の健康づくりにおいては、一人一人がバランスの取れた食生活を送ることが重要である。
が、過度に「サプリメント」や「特別健康食品」に期待し、偏重して摂取する傾向がある。
こうした傾向を是正し、バランスの取れた食生活に関する普及啓発を図るため、食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを考え、日本人にはたんぱく質が不足気味といわれた時代もあったが、今は摂りすぎに注意、酸性になった体液をアルカリに中和するのに用いられるアルカリ源がカルシウムで、むしろカルシウム不足であり、ほとんどカルシウムで出来てる骨が犯されている。骨粗しょう症の人や、すぐ骨折する人は、たんぱく質の摂りすぎで、尿中に排泄されるカルシウムが増え、骨がもろくなっている。
安全・安心な食品からバランスの取れた食生活を送りたい。
2007/09/26 独り言 日本人の朝食を取り戻そう

稲・麦・粟(あわ)・豆・黍(きび)を五穀と呼び、穀物の仲間が完璧な栄養を持っている。
オールマイティな玄米にも、必須アミノ酸のリジンが不足しているが、日本食にはそれを補うように、味噌汁がつき物、その味噌の原料の大豆に多くのリジンが含まれている、そして梅干、梅干には有機酸が多く含まれ、米の消化吸収を助ける、これに漬物と、酸処理していない焼き海苔、安全な玉子で必要な栄養は全てそろってしまう、あと加えるとしたら、黒胡麻を擂りつぶしてほうれん草との胡麻和えと、最後に”ふくふく納豆”があれば完璧。全てを毎日が理想だが少しでも近づけることが必要で、無農薬の日本茶は本当に身体にもいい、牛乳や市販のジュースを朝から飲むのも控えてはいかがかなと思う。
日本人の気候・風土・体質にあった食事で、無理に洋風の朝食を取る必要はない。
2007/09/25 独り言 徐々に秋を感じる気候

きのこや木の実、地中で育った根菜類が美味しくなってくる。
坂出の金時芋をはじめ、里芋・れんこん、その他人参・大根・牛蒡、椎茸も日増しに美味しくなっていくし、天然のまいたけも以前より手に入りやすくなってきた。
この食材で思いつくのはやはり「芋煮会」に代表される料理が、夏野菜に変わって体内の疲労回復、スタミナ源となり、やがて迎える冬に備えていく、これが自然栽培の野菜とともに季節を感じるときである。
四季を教えてくれる自然栽培野菜を子供達にも食べさせよう。
2007/09/24 独り言 日本人とお米

今、日本で一番売れているお米の品種はコシヒカリだが、一番売れているから良いものとは限らない。
お米アレルギーの人が、無農薬有機栽培のコシヒカリが食べられなかったが、秋田県大潟村の生産者石山範夫さんの自然栽培のササニシキを食べたところ、何の問題もなく食べれた、りんごアレルギーの人も木村さんのりんごとジュースは大丈夫だった。有機栽培だとだめで自然栽培なら食べられることは、お米がだめなのではなく、生産方法や品種に由来する問題があった。
日本人は、もち米は通常の主食ではなく慶事に食べ、うるち米が主食だった。
このうるち米のルーツが古代米として人気のある「赤米」で、もち米のルーツが「黒米」です。
うるち米ともち米の違いは、
でんぷん質の違いで「アミロペクチン」と「アミロース」の構成比率で、もち米はアミロペクチンが100%で、うるち米はアミロペクチンが65〜85%、アミロースが15〜35%、アミロペクチンの構成比率が多いほどもちもち感のある甘いお米の由来。
コシヒカリは自然交雑してアミロペクチンの割合の高いお米が出来た。その後、あきたこまちや、最近ではミルキークイーンのようにかなりアミロペクチンの割合の高いお米が開発され、もちもち感のある甘いお米を常食としている人が多くなってきた、マスメディアも、グルメといわれる著名人もそろって美味しいお米だと絶賛するが、だからといって身体がそれを受け付けるかというと必ずしもそうとは言い切れない。毎日のようにもち米の要素が身体にはいることは日本人の歴史から見てもなかったこと、だからかえって身体に負担をかけているという。
ぜひ毎日食べるお米は、身体に負担のかからない自然栽培のササニシキを奨める。
2007/09/23 独り言 自然栽培が認知されてきた

有機栽培野菜が日本中で認知されるまで、20数年かかった。そのころは戦後の農政が、完全に国がらみで指導されていたから、化学肥料や、農薬が良くないと思いながらも、使用せざるを得なかった。
自分達の食べる物には、決して農薬はかけずに食べていながら、出荷する作物には、薬を止めることが出来なかった。有吉佐和子さんの「複合汚染」や、レイチェル・カーソン女史の「沈黙の春」が出版されて、もう40年近く過ぎ、今頃、地球温暖化の危機に、あたふたしている。農業も、すごく遠回りして、有機栽培にたどり着いて、ガイドラインや、法律ができたが、有機栽培に取り組みだしたときから、疑問に思い、自然栽培に取り組んでいる生産者もいた。しかし、自然栽培は、土から変えていく作業から始めなければいけないので、とてつもなく時間がかかることがある。最近メディアの一部で有機栽培に疑問を持ったところや、自然栽培の良いところに気がついて、少しずつ取材が入ってきたりして、消費者も知るところになる。
消費者は、知ると、一気に傾く、そして何が何でも手に入れたがる、それでは、生産者に時間がかかるのを待ってあげられなくなり、本物でない物が出てしまう可能性もある、作り方は、全く同じでも、土が出来ていなければ、味や栄養は全然違う。もちろんそれ以外にも要素は多々あるが。
消費者が、自然栽培野菜の良さに気がついたなら、60年ぐらい無茶してきたのだから、ここ数年で、徐々に出てくる自然栽培野菜を、強引にではなく、少しずつでも変えていき、野菜だけでなく、調味料、洗剤、家具、建材、衣服と気がついたところから替えていこう。体調が思わしくなく、すぐ必要な人もいるから、優先してあげて、健康な人は、徐々に、需要と供給のバランスを崩さず、すぐできる環境汚染・地球温暖化から取り組もう。
2007/09/22 独り言 不思議な力が木村さんにはある

何かというと、木村さんが関わると良く新しい出会いとか、昔から知っている人と始めて仕事が絡んできたりと、こんがらがっている目に見えない糸が急にほどけるような出来事が多い。
今回の訪問では、たまたま弘前大学の学会と重なり、弘前のホテルが貸しきり状態で泊まれなく、仕方なく青森のホテルに行くことになった。食事をかねて「ねぶた」がテーマの観光客相手のお店だとおもってはいると、意外に食材にこだわっていてなかなか美味しい物を出していた。
以前から比内鶏の鶏がらがほしかったが、秋田県の生産者はすべて契約して分けているので、たまにスポット的には手に入れられる程度の物だが、今回たまたま隣のテーブルに座られたこのお店の常連の方と、お店の社長が飲みだし声をかけられ、東京から来たと話すと、その方も東京から良く青森に来られて、このお店によく来るそうで、社長を紹介していただき、お話しているうちに、比内鶏はいつでも手に入るし、その鶏がらもいくらでも買えると言って頂き分けてくださることになった。
木村さんの直接の力ではなくても、いつもながらの運命を感じる。
木村さん、石山さん今回の訪問ではお世話にkなりました、ありがとうございます。
2007/09/21 独り言 秋田・青森の生産者を訪ねて

以前から絶対訪ねたかった秋田県大潟村の石山さんと、今年三度目の訪問となる木村さんを訪ねる旅が昨日今日と実現した。
色々お話を聞き、本当に強く感じたことは、自然栽培の成功者だから 、周りはすごいねたいしたもんだ、と感心して、フットライトを浴びた部分がクローズアップされているが、実際には皆が知るところでない中で、とてつもなく自然と格闘していることを知ってほしい。
雑草が増えて大変だけれど、一つ一つの雑草と立ち向かっていく、除草剤をまけばすぐ解決することを絶対にしない、病気になったり害虫が発生しても、一つ一つ手作業で対処していることを知っていますか?
どれだけ自然栽培が難しくて大変だということを知ってほしい。
決して放任農法でなく、むしろお世話する農法で、生産者の手によりいかに自然に近づいて生産される農法であり、消費者には知る良もないかもしれないが、本当に生産者が頑張って、我々消費者が喜ぶ芸術作品に作っていただいていることに感謝して味わってほしい。
2007/09/20 独り言 昨日TVの収録あり

10月1日からみのもんたの「おもいッきりテレビ」がリニューアルされる、そして第一回のこだわりの食材として木村さんのりんごが取り上げられ、藤岡弘、さんとの絡みでシェ・イグチも今日収録が行われた。
一昨日から藤岡さんが木村さんを訪問し、色々りんごの出来るまでの苦労話を聞き、昨日午後一番で「シェ・イグチ」に来店して、木村さんのりんご料理を召し上がるシナリオが出来ていたが、そこでサプライズがあり、なんと木村さんまで来店してしまった。藤岡さんと二人で食事をする段取りになっていた、知らなかったのは私だけでびっくりしてしまった。
明日弘前で木村さんと会う約束をしていたのに、まさかここで合うとは思ってもいなかった。
思い起こせば5月に木村さんを訪問したときも、2日前にナチュラル・ハーモニーであったこともある、何かいつも運命的なことが起こる。今回の取材もついこの間、問い合わせがあり、昨日しか時間がなかった、今日から秋田県の大潟村に石山さんを訪ね、明日木村さんと会うスケジュールで、週末は忙しく、本当に日程のタイトなところで木村さんにきていただき、お疲れ様でした。
夕方とんぼ帰りで弘前に帰っていきました。東京滞在2〜3時間位ではなかったかと思います。
2007/09/19 独り言 秋田・岩手の大雨が心配

毎年自然災害はつき物なのだが、年々ひどくなっている気がする。
梅雨明けの集中豪雨にしても、半端な量じゃない、そして台風の被害。
今回の台風11号による北東北の大雨の原因は良く分からないが、本来弱っているはずの太平洋高気圧が衰えず、日本上空に居座り、秋雨前線が停滞しているところに台風が入り込んだようだ。
でも何で実りの秋に、ハーベストに合わせてよく自然災害がやってくるのだろう、お米一粒でもりんご一個でも実るまでには一年間の過程を経ている、一個だから一日で出来るわけではない、生産者は収獲の時期のために年中頑張っている、一粒のお米のために頑張っている、消費者はそのことを知ってもっと食べ物を大事にしよう。
2007/09/18 独り言 自然栽培は地球を救う

18世紀に起こった産業革命のことは、義務教育で皆習っているが、今の地球温暖化に直結しているとは習っていなかった。最初は私も産業革命が今の地球を滅ぼす根っこではないかと思ってはいなかった。
この環境問題や、食の危険が問われてきたのは、ここ数十年ではないか?と言うことは、産業革命以後、戦争の仕方が変わってしまい、現代の社会の元になった。
物事を簡単に解決するようになった。そして一番の弊害は、資本主義にたどり着く。25年ぐらい前、自分がフランスに行く前だったが、タイプライターでメニューを書いていたのを、ワードプロセッサーと言うのが出現し、こんなにいいものはないと思い、当時今のパソコンと同じ位高かったが、とても便利だった。余談だがその当時ワープロ通信と言い、モデムを使って他の人と通信が出来た。
今のインターネットに似たような物があり利用していた。便利や必要な物はわかるが。何億年の地球の歴史を高々400年くらいで壊すのには耐えられないと思うようになった。
自分も全共闘世代だからということで、資本主義を悪く言うつもりはないが、米国中心の争いは、結果資本主義にたどり着いてしまう。なぜ大国の米国が地球温暖化に消極的なのだろうか?
自然栽培の野菜を生産している方々は、本当に地球の大地のことを一番心配している、決して豊かではないが、本当に土と、月と、太陽を信じて生活している、その人たちの生活を脅かす資本主義には反対だ。
2007/09/17 独り言 食育とは空気を食べる

空気とはその場の空気のこと、KY(空気読めない)といわれた総理がいたが、突然止めてしまった。
家族団らんの食事をほとんどしたことのない子が多い、朝は食べないことが多く、夜は一人で食べる、そんな子が久しぶりに家族で食卓を囲んだ、父親がいっぱい話をしてくれる、自分からはほとんど会話に入れない、でも笑顔が絶えない、いつもは自分の部屋に入りっぱなしの子が、その日は食後も両親と一緒にずっとテレビを見ていた。
おもしろい話ばかりする父の笑顔を見て、「とてもうれしい」といったそうだ。
うちの子供は大丈夫だと思っていても、じつは両親の愛情に飢えている、もっと会話をして、家族で過ごす場を増やしてあげることが必要だ。
2007/09/16 独り言 昨日法事で南魚沼市に行ってきた

今年はとても稲の状態がよさそうで、台風の被害にもあわなく順調に育っている、かなりの豊作が予想される。
かなり黄金色になってきて、この連休と次の連休で稲刈りが行われそうだ。
こっちのほうはもちろんコシヒカリが中心だ。我が家はほとんど石山さんのササニシキしか食べていない。今週はいろいろな行事が多く、日本テレビの「みのもんたの思いっきりテレビ」がリニューアルされる第一回放送で、木村さんと絡む(直接ではないが)収録が行われる予定で、タレントの藤岡弘が尋ねてくる。その翌日には、秋田大潟村の石山さんの圃場を訪ね、続いて弘前の木村さんを訪問することになっている。TV局のディレクターが、木村さんを訪ねたら、「井口さんとはすぐに会うんだよ」といわれたそうだ。
話は戻るが、南魚沼市は個人であまりコンバインダーを持っていないので、専門の業者みたいなのがいるそうで、稲刈りは任せることが多いそうだ。すると業者に成りすまして、勝手にコンバインダーを持ち込んで、稲を持ち去ってしまう、周りの農家の人も、見ず知らずの人が刈っていても、頼まれた人だと思って分からないので、毎年被害が出るようだ。
皆五穀豊穣を祈って過ごしているのに、本当に悪人がはびこっている、許せない。生産者に感謝こそするが、迷惑なことだけは絶対にかけないようにしてほしい。
2007/09/15 独り言 スーパーマーケットでは分からない

魚の鮮度は、市場に来るまでの荷姿と、漁の方法で決まるが、実際にスーパーで飾られている姿は、トレイに乗せられラップで包まれ、シールに天然か畜養あるいはどこどこ産、冷凍等の情報しか分からない。
でも実際は、下氷であったり、水氷あるいは、一本釣か、底引きやはえ縄漁といろいろその魚のランクが違うのだが、小売で判断できない。
天然の魚だから一番いいと思っても、その漁の仕方で違うし、野ジメか生けジメでも違う。
最近鮮度の落ちるのが早い魚は、水氷の水がなんとか何とか水なんかが使われて、輸送に耐えるようになっている、それでも天然の魚といわれているのを知っている消費者はほとんどいないと思うし、売っているほうにも、全く天然でなくなっているという意識がない。
面倒くさくても、正直に表示してみたらいかがかなと思う。流通の人間もあまり意識していないことなのだが、荷姿には結構何とか水を使っているとかシールが張ってあることがあるが、ほとんど気にしていないから、中卸から買っていく魚屋さんや料理屋さんも天然だけにこだわってしまう。
トレーサビリティがこの辺であいまいに成ってしまっているので、消費者は全く知らずに、いいものだと思って口にしている。
20070/09/14 独り言 食べ物が豊富な日本

日本は、食料自給率が低いのに、生ごみの量はとてつも無く多い。
ということは、輸入食品がかなりの生ごみになっているということ。
輸入食品が全体の6割で、生ごみはなんと70%つまり輸入食品の40%強が生ごみで破棄されている。
何でこんなに無駄をする様になったのだろう。
それは、自分での手作りが少なくなって、なんでも手に入るようになったから有難みが少なくなったのではないかと思う。
デパチカだ中食ブームだとマスコミがあおるから、多くの人は、自炊はほんとに簡単なものになってしまっている。
化学調味料や保存剤の味が濃いから、美味しく感じるが多くは食べれない。
それと、昔は残り物を食べなければ次の食卓に出して食べさせたが、それでも残れば親が食べていた、今は残り物を食べない。
自然栽培の玉葱やじゃがいも・人参等、ただゆでて塩を食べるときにちょっととかけるだけで、甘くてこんなに美味しい野菜と感じます。玉葱以外は皮をむかずに全部美味しいので、調理も簡単でごみが出ない、ぜひ自然栽培の野菜を手に入れて食べてください。
2007/09/13 独り言 じゃがいも大好きですか?

今じゃがいもの収穫が最盛期を迎えています。
フレッシュのじゃがいもは輸入禁止なの知っていますか(加工品はOK)、病気が入ってこないようにするために、ですからポストハーベストの問題は心配ない。
しかし、収穫のとき除草剤(枯葉剤)を撒いているのは知っていますか。
今収穫されたじゃがいもは、春先の新物がでるまで小出ししながら貯蔵しておきます。
でも芽が出てこないものがある。なぜ!それは放射線を照射して発芽を抑えている。
日本で唯一放射線照射が許可されている食品なのです。
自然栽培のじゃがいもは、あっというまに発芽してきます。芽が出ているから古いのではなく、健康で元気な証拠。遅い出荷のものは芽が出て当たり前で安全だと思ってください。
あなたはどっちのじゃがいもを選びますか?
2007/09/12 独り言 2カ月ぶりの秋田訪問

東京の残暑から抜け出して、秋田に向った朝、東京はじっとり雨が降っていた。途中新幹線にもかなり強く雨が当たり、どうなるかと思っていたら、白石蔵王あたりから、真っ青な青空と強い日の光に当たる。
角館に着いたときは快晴で、湿度も低く快適に過ごす。
仕事も順調にこなし、お昼ご飯は定番の蕎麦屋さん巡り、今日行ったのは、何にもない田んぼの中にある一軒家のお蕎麦屋さん。ついたときは全てのテーブルが埋まっていて、相席でいいですかといわれ、かまいませんと入る。全部で7組ぐらいだと思ったが、その最後だったから、一番最後に出てきたが、入店してから50分ぐらいかかった。大将と女の人と二人でやっているが、仕事がとても丁寧で、一組づつ仕上げていく、ほとんど同じオーダーだとまとめて天ぷらとか揚げてしまうが、一組出してからまた天ぷらを揚げ蕎麦を茹でていく。
都心ではとても無理だろうが、この地方で許されるスタイルで、待っただけの美味しさもあったし、久しぶりにのんびりした気になった。
全く周りに何もない田んぼの中で頑張っていた。周りの休耕田には秋蕎麦の花が満開で、新そばが楽しみだ。
2007/09/11 独り言 自然治癒力

いきなりペットの話になるが、数十年前にはこんなにたくさんの動物病院があっただろうか、ペットブームで動物が増えていることも事実だが、やはり過保護になりすぎているのではないか、ペットフードは全て安全なのか、長寿になったけど病気が増えている。
先進国のまさに写し絵巻のような気がする。

昔の犬は雑種が多かったからか具合が悪いと、自分の舌でなめたりさすって治していた。
私の子供時代(ちなみに団塊世代です)は、親も忙しかったし、また自分たちも学校が終わったらランドセルを玄関に放り投げ、すぐ外に飛び出して遊びまくり、帰ってくるとそこらじゅう怪我だらけなんて事はしょっちゅうあった、すると親は傷口を洗って「つばでも付けときなさい」といわれてそのとおりにしておくと治ってしまった。

今では傷口にすぐ消毒液を吹きかけ、消毒薬つきテープを貼るが、あの消毒薬は傷口から血液の中に入って3秒で全身に廻るのを知っていますか、そうすると体の中の必要な菌まで消毒してしまう。
実際に傷口は何もしないほうが早く直るし傷跡も残らない「新しい創傷治療」参考にしてください。
蕁麻疹やリンパ腺がはれたり熱が出るのは、病気でなく病気を教えてくれていると思ってください、すぐ薬で解熱をしてしまうと体の中のセンサーが狂って自力で病気を発見することができなくなってしまいます。
世の中豊かになり便利になると主体性がだんだん稀有になってくるような気がする。
生命は、動植物に限らず全てのものが自然治癒力を持っている、その能力を殺すのをやめよう。

しっかりした安全・安心な食品を選んで体を作ろう。
2007/09/10 独り言 良い食べ方とは

自然を尊重した食べ方です。
食べ物の成分だけにとらわれ、やれ何にビタミンやミネラルやカルシウムが多いとか少ないとか、やれ何が身体に良いとか悪いなどと決めつけて、食べ物をまるで薬のように考えることは間違っています。
お腹が空いていない時に、食べたくないのに義務的に無理してイヤイヤ食べるのは良くないです。
お腹が空いたときに、食べたいと思って食べることがよいのです。
また、腹八文目で我慢するのが身体に良いといわれているが、我慢するストレスより、満腹になったほうが身体にはいい。
2007/09/09 独り言 安値だから使い捨て

ビニール傘を修理に出す?
当然修理代のが高いので新しいビニール傘に買い換える、もちろん今でも高い傘はたくさん売られているが、今は、ちょっと雨が降り出すとコンビニでビニール傘を買い、その場しのぎで使う。先日の台風でもビニール傘があちらこちらに放り投げられている、安値だから使い捨て、こんな国が世界中にあるのだろうか?
風が強ければ傘が壊れる確立が高いのは誰でも分かる。レインコートで雨風を凌ぐのが欧米ではないかと思うが、日本で雨が降っているのに傘も使わず歩いていることに違和感を持って、変人扱いしている、だから突然の雨にはとても便利なビニールが差を買ってしまう。
自分が子供のころは、傘を買ってもらったときは、うれしくてたまらなかった、そして名前を書いてもらい、大事にした、骨が折れたりすると泣きたくなった、しかしちゃんと修繕してくれるので結構長く使用できた。
この間、中国の割り箸のを値上げが話題になったが、その前に1膳2円ぐらいだから使い捨てにしてしまう。最近は吉野家の牛丼は割り箸で食べているのかな?以前は竹の丸箸で、筒に詰まっている(占いの筮竹のよう)中から2本とって食べた、決して使い捨てでなく洗って何度も使っていたが、別に抵抗も無かった。いつから割り箸になったのだろうか。
環境問題から、マイ箸が話題にはなったが尻つぼみになってしまった。
コンビニやスーパーマーケットでお惣菜を買うと、箸は要りますかと聞かれる、この箸を全て有料にすればいい、店舗で売るお弁当にも箸はつけなければいい、別売りにするか、いろいろ問題は出てくるが、安価だからの使い捨てがどれだけもったいないか考えてみたい。
2007/09/08 独り言 役人の結論はいつも同じ

何を言おうと思うかというと、今回のミート・ホープの処罰がまさかと思いながら厳重注意で終わってしまわないだろうかと思っていたら、案の定厳重注意。
過去にも産地偽装問題のときも、常習犯でも厳重注意で終わってしまうので、再犯が防げない、捕まらなければぼろ儲け、捕まったらごめんなさいで済んでしまう。
いつも状況は一緒で、消費者と直接接点がないからだという、ならば、こんなことを言ったら無礼だけれど、中卸は何をしても消費者に迷惑をかけないのか?
小売店も、消費者も知る良がないところで不正が行われていても、ほとんど不問ということでいいのだろうか。
まさに今、舛添大臣が役人に対して盗人を牢屋に入れなくていいのか、と役人の抵抗に立ち向かっているが、根っこは同じような物。
流通でも同じような屁理屈がまかり通ってしまう。
消費者も勉強して立ち上がろう。
2007/09/07 独り言 食文化は世界遺産

外食産業がはびこる世界中、もう20何年か前に、スペインのマドリッドに遊びに行ったとき、場所は忘れたが、大理石で埋もれたマクドナルドを見て仰天した。当時フランスで働いていたが、フランスでもマクドナルドが出現していた、それとピッザリエに深夜フランス人の若者がたむろしている。とても違和感を感じていたが、もはや食べ物に国境がなくなってしまった、今こそ郷土料理を世界遺産にしないと、世界中の生態系でなく食体系が変わってしまう。
安全にこだわった食べ物、農薬や食品添加物や薬剤などの有害物質を使わず、環境にも悪影響を与えないもの。
美味しく食べることは、食べ物を美味しく、楽しく豊な心で食べること、食べ物だけが自然食でなく、食べる心も自然であることが世界遺産。
2007/09/06 独り言 野菜は旬に高い栄養価

ビタミンCやカロチンの含有量が、季節によって大きく変動
最近は1年中出回る野菜が多いが、旬の時期と比較すると、ビタミンCとカロチンは半分以下に落ちる、じゃがいもやほうれん草は20%まで落ちる、ブロッコリーでも60%は落ちている。
意外なほど大きく変動することが分かった、栄養価は圧倒的に、旬のころが高いようなので、自然栽培の野菜が出回っているときが旬なので、できるだけ無理に季節外れのものを食べるのはよしましょう。
2007/09/05 独り言 自然に出来たときが一番美味しい

流通や保存法が発達した今日、だからこそ旬を大事にしたい。
今の子供たちは、トマトやりんごは一年中あると思っている。南半球からの輸入生鮮野菜はまさに四季をひっくり返しているのに、抵抗なく食べる子供たちは錯覚している。
今こそ食育を言うのであれば、体を温める野菜と冷やす野菜がある、それが旬であって食べたいとき、たくさん取れるとき、安いときであったのに、ほとんどの野菜が国内でも取れるし、それ以外は輸入でまかなっている。
旬を通して四季があること、地球が動いていること、地球温暖化によって変化していることを感じてもらい、危機意識を持ってほしい。
2007/09/04 独り言 園芸用農薬

ガーデニングの落とし穴、それは家庭菜園で作ったものは、自分達で食べるから農薬はまきたくない。
では、花壇はどうだろう、たいていの本や、TVの園芸で、肥料と害虫駆除について解説している。
食べるものでないから、大きく綺麗に咲いてほしい、バラなどアブラムシが付く、椿に付く毛虫は植木屋さんでも嫌がる、だから殺虫剤を使う。
それらの殺虫剤が原因で、パーキンソン病になる、脳の神経が侵されるだけでなく、腎臓や肝臓の細胞組織にも影響が出る。
園芸店に行くとかなりの面積で殺虫剤や除草剤が売られているが、それらはひとつとして無害なものはない、人体に影響するものばかりだ。
花壇を作るときは、ハーブやいろいろ寄せ植えしてお互いに害虫から守るようにしたら良い、野菜でも、キャベツと一緒に葱を育てると、青虫が寄ってこないように、花壇でも薬を使わずに作ろう。
2007/09/03 独り言 日本の伝統的食生活

種が日本在来のもので、古くから栽培の歴史があり、その地域にしかない野菜、旬があり、通年生産はされていない。
例:京野菜(加茂なす、壬生菜、聖護院大根、辛味大根等)、下仁田ねぎ、練馬大根、金時人参等など100品目以上ある。
ところが高度経済成長時代、野菜が大量生産大量消費されるようになり、これらの伝統野菜が姿を消していく、地産地消が理想といわれるが、今の流通の発展と日本の国土の狭さから、日本中が地産地消そして身土不ニであって、自然栽培の物であれば旬があり体にあっている、海外から輸入するほうがおかしい。
雑穀は、ダイエットに役立つ、若さを保つために必要な成分ビタミンB群が含まれている雑穀が主食だったから、ところが今は、パン食か白米が圧倒的に多い。
味噌には、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミンやミネラルなどが含まれている。一般に大豆の配合の多い味噌は、たんぱく質や脂質、カルシウムなどのミネラルが多く、米や麦の配合の多い味噌なら、炭水化物が多い。
コレステロールを下げる、ガン予防、老化防止、骨粗しょう症防止の健康効果が認められている。
ご飯、味噌汁、野菜の粗食が日本を世界一の長寿国にしたが、戦後、日本の伝統的食生活は崩壊し、特に戦後の沖縄県の食生活の豹変により、肥満児が増えた。今、欧米では空前の和食ブームで健康に気遣っているのに、日本は逆行している。
2007/09/02 独り言 食の番人

政府の食品安全委員会のこと、この委員会は七人の食品安全委員会のメンバー、@毒性学、A微生物学、B有機化学(化学物質)、C公衆衛生学、D食品の生産・流通システム、E消費者意識、消費行動、F情報交流等の各専門家が中心になって、食べ物にどんな危険性がひそんでいるか、人の健康にどんな悪い影響をあたえるか、どれくらいまでなら食べても大丈夫かを科学的に調べて公表する。
農林水産省や厚生労働省はその結果をもとに対策を立て、取りしまったりする。
委員会はそれがちゃんと実行されているかどうか見張り、首相を通じて注意することができる。
BSE問題はこの委員会で、特定危険部位の除去が完璧に実施されていれば、全頭検査を丸々やめてしまっても、リスクの増大はほとんど無いという結論を出して、全頭検査しなくても、20ヶ月以下の牛は大丈夫という答申を出して、輸入再開をしたが、その裏に一流の科学者たちが政治的な圧力に、いとも簡単に屈してしまうものかが気になる。
はたして本当に食の番人なのだろうか?
2007/09/01 独り言 病原菌は、なくてはならない物

病原菌との共存共栄、何で病原菌と仲良くしなければいけないのかと思うかもしれないが、野菜が老化したり不健康な状態になれば、病害虫が悪い部分を食べて再び元気にしてくれるように、人間も不健康な体になると病原菌がきて病気を通して健康になる。
不健康すぎると野菜も人間も命を奪われる。このような仕組みで生命が継続されてきたのに、野菜には農薬、そして人間には抗生物質をはじめ多種の薬剤を投薬したがため、自然治癒力が低下して、気がついたら病原菌がはびこってしまった。
何でもかんでも抗菌が良いのか、病気は健康な体を維持するシグナルなのだ、風邪をひいて、高熱が出たら体から悪いものを追い出しているのに、解熱剤を飲んで悪いものをかばっている、年に1度は風邪をひいてじっとしていて体を浄化することを進める。
生きていくために、健康を維持するために、病原菌との共生が必要だ。
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