シェ・イグチ・今日の電波コラム(エッセイ)
Column someone wrote for a web
2008年2月


date thesis column
2008/02/29 独り言 日本人を狂わせる五つの有害物質

食品添加物は大別すると17の分野に分かれる。
この中で特に
1.タール色素(合成着色料)
2.ソルビン酸(合成保存料)
3.亜硝酸塩(発色剤)
4.BHA/BHT(酸化防止剤)
5.グルタミン酸ナトリウム(化学調味料、核酸系調味料)
が大きな問題だ。

どれも、毎日見ている添加物ではないだろうか。
タール色素は数ある食品添加物の中のほんの一つで、コンビニやスーパーでかごに放り込む食べ物には、じつに300種以上の添加物が浸み込んでいる。食品添加物の有害性は一つ一つの実験はしても、複数で大量の添加物が体内に入ったときにどうなるのか?といった研究はしているのか疑問だ。
2008/02/28 独り言 自然は飛躍して進まない

これはスウエーデンの植物学者カール・フォン・リンネが、進化論が語られる一世紀前にいっていた言葉だが、その後の300年で有史以来の10億年をこす速さで変化してしまった。このスピードは0.0000001%で自然を破壊してしまったことになる。まばたきもする暇がない速さなので誰も気が付かなかったのだろう、しかしもうこのままほっとくわけには行かないだろう。
便利を知ってしまった人類が今しなければなくなったことは、過去にい一度も起こったことがない、自分たちで壊した自然を、自分たちで修復しなければいけなくなってしまったことだ。地球誕生以来起こったことがない現象を目の前にした今、イージス艦より必要なものがあることが分からなければいけない。
2008/02/27 独り言 生ごみは在ってはいけない

本来の自給自足の生活には、生ごみが存在しないのではないか。
必要なものを栽培して、必要な量だけ毎日収穫して食べる。沢山取れたら漬物や、保存食にして取れない時期に食べる。
食べ残すことがあってはいけないが、もし残っても家畜を飼うことで解決する。あるいは落ち葉や米ぬかと一緒に土中に埋めればたい肥となり、土に返すことが出来る。自然栽培だから肥料は要らないが、そんなに大量に出るわけでもないし、畑で取れたものをそこに戻すだけであり、自家採取して苗を育てるときにはちょうど良い料のたい肥になるのではないかと思う。
中には小動物が出てきて土をほじくって食べてしまうかもしれないが、そんなサイクルでいいのではないかと思う。
これは田舎暮らしを想像したのだが、都心でも、無駄なものは買わないで必要最小限で済ます、冷蔵庫を重宝に思わない生活を送った生ごみを出さない、限りなくゼロに近づけてはいかがかなと思う。
2008/02/26 独り言 欧州のコンビニ弁当

実際には、ドラッグストアーや雑誌屋さんがコンビニみたいな役目をしており、看板も「TABACO」「TOTO」が目立つようになっている。 お弁当やお惣菜は、デリカテッセンや、パン屋さんというように別れていて、日本のように何から何まで同じところで売っていない、もちろんスーパーみたいなところは何でもそろうが、それぞれ専門店のようになっていて、対面売りをしている。
欧州は食品安全の基準がかなり高レベルなので、アジアのようにはならない。又、そのような食生活を求めていない。
最近、日本のコンビニ弁当はだいぶ売り上げが落ちてきているそうだけれど、その人たちが何処に流れているのかの分析はしなければならないだろう。
2008/02/25 独り言 野菜の色別調理

野菜の色には赤、黄色、緑、褐色、紫と大まかに五つに分かれる。
赤と黄色の野菜はカロテノイド系で熱に強いため、火を加えても良い、なおかつ油と一緒に摂ると吸収率がアップする。と、言うことでグラタン、あんかけ、トマトシチュー、ラタトゥイユ、てんぷらなど。
緑はポリフィリン系で熱に弱い、しかし油脂と相性がいいので、サラダやマリネがいい。
褐色はフラボノイド系で熱には強い、紅茶とか緑茶、玉葱、大豆、明日葉、みかん、アメリカンチェリーなどに含まれている、ポタージュなどがいい。
紫はアントシアニン系で水溶性だが熱には強いので、焼き芋は究極の料理かもしれない。
以上のことが全てではない、ただこれらの成分が含まれているので、このような調理法が良いのではないかということです。
2008/02/24 独り言 外食産業の食品表示

ファミリーレストランだろうが、ホテルのメインダイニングだろうが、レストランで出されるものには基本的に食品表示の義務はない。すなわち、コンビニ弁当をお皿に盛り付けて出しても、買ってきたサンドイッチをカフェで出しても、共に裏に書いてある食品表示の情報が消えてしまう。
何を言いたいかというと、業務用食品は、一般消費者が日常マーケットで買っているものと違うものなのだ。特に調味料に関しては、かなりの添加物で作られているものが多い。家庭で使っているものと同じでは当然利益が少なくなってくる。
以前、一般の家庭の方が、うちでは業務用のケチャップやマヨネーズ、中濃ソース、その他のたれを買ってきて使っていると、自慢していたが、普通に家庭用と業務用の食品表示を比較して見えないものを知らなければいけない。
合成保存料、合成着色料、酸化防止剤、香料、入荷材、調味料等おなじみの言葉だけを見比べてみると、変わらないと思うだろうが、実際に業務用にはJAS規格外が認められていて、ほとんどが規格外を使っている。
もちろんちゃんとしたものを使っているメーカーもあるが、コスト優先、利益重視では非常に使いにくいのだろう。
「シェ・イグチ」では、ナチュラル・ハーモニーで手に入れた調味料と自家製のものしか使用していない、もちろん無添加である。
実際にレストランのメニューに全てを表示はむしろ消費者に迷惑をかけてしまうかもしれないが、大まかにメニューの最後に、当レストランは、こんな調味料やこんな野菜を使っています、何処どこの冷凍加工品を使っています、ぐらいは表示を義務付けてもいいのではないかと思う。
2008/02/23 独り言 昨日TVのニュースで中国製まな板回収

チラッと見ただけだったので、すぐにインターネットで検索したら、『ベネトン ジャパン(東京)が販売した中国製まな板の塗料に欧州の安全基準を超える鉛とクロムが含まれていたとして、出荷した5817枚を回収する、と同社が22日に発表した。商品名は「ガラスカッティングボード」。ベネトンが提携するレアック・ジャパンが中国で製造し、輸入販売した。ガラス裏面の塗料がはがれることがあり、その中に欧州の玩具の安全基準を4−14倍上回る鉛やクロムが含まれていたという』
もちろんとんでもないことだが、食べ物をカットするまな板に基準以内でも塗料を使うこと事態がおかしいと思わなければいけない。私の記憶でも、30年ぐらい前からディズニーのキャラクターやフルーツの絵がかかれたガラス製のまな板を、デパートの日用品売り場かどこかで見た記憶がある。
調理の世界に入って数年目ぐらいで、プラスチックのまな板がものすごい勢いで売れ出したころだと思うが、ヒノキのまな板にあこがれていて、小さな木のまな板を買った記憶がある。
食べ物自体が気になっている人が多いが、口に入るものに関係するもの全てに注意したい。
あれだけ騒いだ、環境ホルモンの溶け出す哺乳瓶や、カップ麺の器等、のどもと過ぎると忘れてしまう。
2008/02/22 独り言 アクリルアミド

民主党の細野議員が冬柴国土交通省大臣に1冊1億円の資料が、50%パクリであると、問い詰めていたが、アクリルアミドについて「ウィキペディア」を参考にさせてもらった。(パロディのつもり)
アクリルアミドは毒物及び劇物取締法上の劇物に指定されており、神経毒性・肝毒性を有し皮膚からも吸収されるため、取扱いには注意を必要とする。
アクリルアミドは毒物及び劇物取締法上の劇物に指定されており、神経毒性・肝毒性を有し皮膚からも吸収されるため、取扱いには注意を必要とする。
変異原性(発がん性)が認められ、PRTR法の第一種指定物質となっている。
また、労働安全衛生法によって、純品及び0.1%以上を含有する混合物には、含有量や危険性を表示し、MSDSなどに危険性や対応方法を告知することが義務づけられている。
アクリルアミドを含むとされる食品
同じ製品でも使用原料や加工条件の違いなどにより、アクリルアミドの含有量には大きな個体差があり、含有量を的確に表現できないとされる。また、伝統的に摂取され続けてきた食品も多く、どの程度人体への悪影響があるのかも不明な点が多い。
特にポテトチップスはアクリルアミドの検出率が高く、一般的なポテトチップス1袋にアクリルアミドが、WHOが飲料水の許容範囲としている濃度の500倍 もの量が含まれ、また同国内のファーストフード店で販売されているフライドポテトではその濃度が約100倍だったというのです。研究チームは「多くのがんの原因がアクリルアミドである」と考えて、発表をしました。しかし、スウェーデンの食品庁は、特定の食品類に対して警告を出すなどの措置をとる予定はなく、さらにアクリルアミドの発ガン性については、マウスを使った動物実験がもとになっているので、人体への影響はまだ証明されていません。

ポテトチップフライドポテトほうじ茶麦茶中国茶ココアコーヒーかりんとうアーモンドビスケットクッキークラッカー芋けんぴきな粉
カレー粉インスタントラーメン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2008/02/21 独り言 長生きする食事

おふくろの味から考えてみると、昔ながらの「おふくろの味」には、経験科学としての除毒・体質づくりが秘められてはいないでしょうか。「おふくろの味」といわれている代表的なものを、羅列してみると分かることがある。
里芋の煮っ転がし、ふろふき大根、じゃがいもの煮っ転がし、かぼちゃやさつま芋の甘辛煮物、切干大根と油揚げの煮物、ひじきと油揚げの煮物、湯豆腐、炒りおから、ほうれん草の胡麻和え、小松菜のおひたし、大豆と昆布の煮物、けんちん汁、味噌汁、菜っ葉めし、いわしの生姜煮、肉じゃが‥これらから考えられることは、ビタミンA・C・E、カルシウム、食物繊維、たんぱく質が摂取される料理ばかりで、動物性蛋白は煮魚と肉じゃがぐらいで十分長生きしている。
今、従来の「おふくろの味」を取り戻し、健康に長生きする食事を考えたらいかがかな。
2008/02/20 独り言 でんぷんは地上と地下では違う

でんぷんはその生育場所によって地上でんぷんと地下でんぷんに分けられる。
●地上でんぷん・・・米、こむぎ、とうもろこしなどの種実でんぷん。
●地下でんぷん・・・じゃがいも、さつま芋、くず、キャッサバ等の根茎でんぷん。
地上でんぷんの粒径は小さく角ばっている。地下でんぷんの粒径は大きく丸みを持っている。
地下でんぷんのほうが地上でんぷんよりも膨潤しやすく粘度も高くなる。特にじゃがいもでんぷんは、最高粘度が他のでんぷんに比べて高くなる。
地上でんぷんは膨潤しにくいが加熱を続けても粘度の低下は少なく安定している。これは、わずかながらたんぱく質や脂質などの不純物が混じっているためである。
地上でんぷんは濃度が高くなるとゲル化して形を保つようになる。ゲルの強度はじゃがいもよりとうもろこしのほうが高い。
又、そのときの透光度も地上でんぷんの方が高くなっている。
2008/02/19 独り言 農薬を使うために有機認証を取る

天候不順だと、どうしてもどうしても農薬をを使うようになる。正直な生産者が流通業者に、うちのは減農薬だというと、その農薬は有機認証で認められているので有機認証を取れば無農薬で売れるとアドバイス。有機認証には費用がかかるが、無農薬と書いたほうが売れるからという理由で、結局無農薬で売り出した。
自然栽培で生産している農家の人たちの多くは、有機認証を取っていない、そしてまやかしの物を売ることを拒むので、低農薬と正直に、国で認められている農薬も使っていますという。
無農薬をうのみしないで売り場で聞いてみよう。ちゃんと答えてくれるお店で買おう。
2008/02/18 独り言 春の食べ方

春は、冬の寒い時期に溜まった脂肪や古い塩分を排泄しようとする。
これからやってくる暑い夏に向けての体つくりの時期。
春先になると、体がだるくなんとなくイライラしやすい、春の体は新陳代謝が盛んになる。毛穴も開いて、細胞の中で動けなくなっていた余分なものを揺り動かして、分解・排泄をする。この時期に必要なのは、古い脂肪や塩分、余分なたんぱく質などの毒素を野草や、葉緑素で代謝し、新しい体を作る。春の七草、山菜、キャベツ、牛蒡、カリフラワー、ブロッコリー、大根、菜花等、今では一年中手に入るが、本来は体が求めるこの時期に摂るのが、栄養もあり美味しい時期、ぜひこれらの野菜はこの時期に食べてほしい。
特に自然栽培野菜は、四季を通じて、体が求める栄養を蓄えて、なおかつ美味しい。促成栽培では味わえない、ぜひ本物の野菜を食べて体を作りましょう。

2008/02/17 独り言 骨、筋肉、精神などで重要な役割をするマグネシウム

マグネシウムというミネラルは、鉄やカルシウムに比べて、あまり知られていないが、非常に重要なミネラルなのだ。
マグネシウムは、カルシウムの働きを調節して、骨の正常な代謝を促している。そこでカルシウムによって丈夫な骨を作るために不可欠なミネラルで、筋肉のスムーズな収縮を維持しており、特に心臓や血管などの循環器系の健康を守るのにも不可欠で、もし不足すると、筋肉のけいれんが起こりやすくなり、まぶたがふるえたり、足がつったり、こむら返りを起こしたりという症状をもたらす。「足がつりやすい」という場合は、マグネシウム不足を疑う必要がある。
また、血管壁の筋肉や心筋でのけいれんが起これば、狭心症や心筋梗塞につながってくる。そして、カルシウムが血液中に多くなると、血管にこびりついて動脈硬化や高血圧症を引き起こす恐れがあるが、マグネシウムはカルシウムが血液中で増加するのを防ぎ、この意味でも血管の健康を守る。他に、刺激に対する神経の興奮を鎮める作用があり、神経の働きを維持している。逆にマグネシウムが不足すると、精神的に不安定になる。体内の各種の酵素の働きを助け、エネルギーを作るのにも不可欠なので非常に重要なのだ。
ヨーロッパでは水に含まれているが、日本の水にはほとんど含まれていないので、食べ物から摂取するしかない。穀物の胚芽に多く含まれているので、毎日の主食を白米や白パンから、胚芽米や全粒粉のパンに切り替えれば、無理なくマグネシウム不足を解消できる。落花生やアーモンドなどのナッツ類にも多く含まれている。日本人は昔から玄米や大豆などで、マグネシウム不足を補ってきたわけで、最近の食事からはあまり取ることが出来ないので不足気味になる。
2008/02/16 独り言 生醤油の味

ここ数年生醤油以外は使っていないが、外食だとどうしても選べないので、仕方なくお店のものを使うことがある。本当はMy醤油を持ち歩きたいぐらいだ。
味噌醤油は日本人の心の調味料だと思う。もちろん全国区ではないが、その土地の心の調味料は沢山あると思う。
最近楽天市場で【精華堂の自然栽培米炭火手焼きせんべい】を売り出したところ、木村農法・自然栽培のササニシキで作ったおせんべいに、国産大豆と国産こむぎで作った無添加の生醤油だけで出来たものの味がすばらしく、評判になってきた。このおせんべい我が家でも人気者で、もう他のおせんべいは後味が悪いものが多く食べれない。
配合されたお醤油の旨いと勘違いする味でなく、いつまでもいつまでも飽きの来ないおせんべい。たしかに、ちょっと値段は張るかもしれないが、子供にいやなものを上げるのなら、こだわった上美味しいものを与えたい。
2008/02/15 独り言 女性が男性より長生きする理由

免疫機能は主に胸腺と腸管に由来するが、加齢に伴う免疫低下の一因は胸腺の萎縮であることが最近の研究で分かってきた。胸腺は成長期に発達を終えて加齢とともに萎縮する。萎縮は女性よりも男性で早い年齢から始まるため男女間で免疫力に差があり、世界中のどの地域でも女性が男性より長生きする理由のひとつとも言われている。
高齢者の「命綱」となる腸管由来の免疫機能について、免疫機能の維持に欠かせないのが実は大腸菌。そのためにも整腸作用のある食物繊維や乳酸菌、納豆菌を含む発酵食品を適量に摂取することが大切だ。しかし戦後は、イモ類や玄米など精米前の米食が大幅に減ったことで、日本人の食物繊維摂取量は不足しがちだ。野菜や豆類(納豆や豆腐)、緑茶、魚を多くとる日本食には、ポリフェノールをはじめ抗酸化・生活習慣病防止作用を持つ成分を含む食材が多く、日本人の長寿を支えていることは多くの研究者が指摘している。

2008/02/14 独り言 栄養失調児:校長見かねて、こっそり牛乳飲ます

飽食の時代なのに、都心の子供に栄養失調と情緒不安定が増加中。
このような児童の親が、現実に増えている。
親子で朝食の食卓を囲むことが少なくなっているのと、全員で同じ物を食べない家庭が増えている。
何が根拠か知らないがパン食の朝食も増えている、朝はご飯の炊ける匂いと、味噌汁のだしの香りで五臓六腑が刺激され目ざめ、家族全員で、食べ物と生産者そして今、皆で食事できることに感謝しながら、今日も頑張ろうと一日が始まる。
2008/02/13 独り言 食品の安全は、次第に厳しくなる

EUでは
、法規制の進展、検査の強化、より正確な分析結果を用い体系化された監視により実現されている。
@生産者、加工業者、流通業者がまず責任を持つ。
A衛生面における科学的、技術的な進歩に対応するために規定を常に更新する。
B事業所の認可、管理は行政当局の責任下にある。行政当局は必要であれば罰則を科す権利を有する。
CEUの早期警告ネットワークは、潜在的なリスクがある場合、衛生面の監視やそのリスクを取り除くことに責任を持つ。
D行政当局は、緊急の場合、リスク管理を行うことが出来る。

EUの警告ネットワークのシステム:EU加盟国は欧州委員会に、自国が生産し輸出している食品やその他の国が生産し自国で流通している食品で、基準を遵守していないものを通知する。これが食品と飼料に関する早期警告システム(RASFF)と呼ばれる警告システムである。各加盟国は対応窓口を用意している。フランスでは2つあり、家畜用飼料や家畜由来製品については食品総局(DGAL)の衛生警告管理局が、家畜用飼料以外は競争・消費・不正行為抑止総局(DGCCRF)の不正行為警告部門が担当している。この対応窓口は、各県の関係部署に情報を配布し、情報の収集や活動の調整にあたる。

リスク管理のためには、リスクについてまず知識がなければならない。既知あるいは潜在的なリスクに対し、科学的な専門家に知識を求めることが必要である。行政当局は、専門家によるリスク評価を検討することにより、リスク管理の責任部署として、必要な対策をとることができる。フランスは、リスクの管理と評価を分けることが、意思決定をより客観的なものにすると考えている。フランスは衛生リスクに関する鑑定において高いレベルを有し、その一部は1998年7月に設立されたフランス食品衛生安全局(AFSSA) に集められている。政府は意思決定の過程で、最高の安全レベルを消費者に対し保証しながら、社会経済的、文化的な面も検討している。

2008/02/12 独り言 中国産の輸入食材に頼っている日本

自給率39%といって、輸入に頼りすぎる現実。
しかし、圃場はあるのに使われていない、こんな土地の再利用を簡単にすれば良い。今団塊の世代の定年退職がピークを迎えようとしている。団塊の世代とは1970年前後に社会に出ている、多くは地方の子息で、都会の学校や職場に多く出てきた時代であり、もともと農業に無縁ではない人が結構いるが、そのまま都会で生活して定年退職となっている。この人たちに規制緩和して、自由に農業を出来るようにすれば良い。急にやりだして、今までの生産者を脅かすようなことは出来ないだろうから、それこそ自給自足にけがはえたようなものだろうが、100万人が、そしてその家族が自給自足できればかなりの自給率が上がる。それに地方に人が戻れば町の活性化にもなる。財政破綻しそうな市町村には住民税も入るし、もし起業が起こればその税金も入る、一極集中を、格差をなくすには、人口のバラまきしかありえない。
国政は、必要な道路を作り、人口を分散すること、道州制を導入することによって、日本は活性化していく。与野党が駄々っ子言っているのではなく、国民のほうを向いた国政を目指してほしい。
2008/02/11 独り言 今が旬のブロッコリー

このごろは一年中店頭に並ぶブロッコリー、夏場は南半球からもやってくる。
でも、日本では今が一番美味しくて、からだによく栄養豊富な野菜は他にはない。
ビタミンC,U,B1,B2,葉酸、パントテン酸、リン、たんぱく質、植物繊維など、野菜の中ではトップクラスの含有量を誇りさらにさまざまなビタミンやミネラルが含まれている。 又ブロッコリーのスプラウトのほうが栄養が高いそうだ。
ビタミンCは熱に弱いのであまり茹ですぎないことは知られているが、茎の部分の外側のやや硬い部分をかつらむきにし、芯を細切りにして生のままサラダで食べると美味しい。むいた部分も脂で炒めればビタミンAが生かされ、捨てるところがなく本当に人間のからだのために作られた野菜だ。元はといえば青汁の素のケールから改良されたものだから栄養豊富だと分かると思う。
効能は、色々書かれている書籍などからピックアップすると、貧血防止、口内炎予防、胃潰瘍予防、十二指腸潰瘍予防、胃がん予防、肺がん予防、目の健康、肌荒れ、ストレス解消、疲労回復、骨粗しょう症予防、高血圧、糖尿病、肝臓病その他色々いいようだ。効能をみていくとまさに女性のための野菜ではないかと思う。ぜひこの時期のブロッコリーを毎日食べよう。
2008/02/10 独り言 安かろう悪かろう

以前安い食品には訳があると書いたところ、そんなことはない、それなりに努力しているのだと、お叱りを受けたことがあった。もちろん生鮮食品で、通常の流通を通さずにコストを抑える努力をして消費者に提供している生産者がいることも承知している。
しかし、ここで中国の毒入り餃子を引き合いに出したくはないが、連日ニュースで純国産で作ると2倍から3倍コストがかかると報道されている。とても分かりやすかったと思うが、分かりにくいところで、安い回転寿司のねたを全て信じていいのだろうか?もちろんここでも企業努力していい物を安く提供していることも承知しているが、他方、チリ鮑と称してロコ貝を出したり、深海魚をすずきと称したり、人造いくらのようなフェイク食品、日本人の大好きな子持ちシシャモは北欧から輸入されているが北海道のシシャモと並べると明らかに別物、鮪の10年以上前の冷凍赤身にラードやショートニングを混ぜ、酸化防止剤、保存料、アミノ酸当を加え、着色はしないが色落ちしないものなど添加物で作ったネギトロ等、が使われている回転寿司があることは知っていたほうが良い。市販のお弁当の魚のフライや肉団子も原材料が書かれていないので何が使われているか分からないものが多い。
安いにこしたことはないが、食べるならそれなりの理由を知ってリスクも覚悟の上で今一度考えてみよう。
2008/02/09 独り言 毒入り餃子の陰に隠れたニュース

今週、中国で偽装牛肉が発覚した。これはなんとハムと小麦粉で加工して固めたもので、ナイフでカットしてから肉に触れると崩れてしまう。
中国内では偽造牛肉を本物の牛肉として市場で売る「人造牛肉」販売の発覚するケースが増えており、中国のネット掲示板やブログには「人造牛肉」の作り方について詳細にノウハウを解説して書き込む内容すら多数存在する。
中国ではつい最近も毒性の強い偽鶏卵が問題になり、卵を買うときは一つ一つ透かして見て偽者か本物かを確かめて買ってる。
当局が抜き打ちで取り締まっても、次から次に出てくるそうだ。日本に輸入されることはまずないだろうが、人体に影響がないかもわからない状態で、今年の北京のオリンピックに参加する若い人たちが、どこかで間違って口にしないか心配だ。
北京オリンピックを控えながら食の安全管理が、かなりクローズアップされて、直前合宿を日本や韓国で行う参加国が増えている。
中国当局が躍起になっているが、広い国土と人口、自由主義経済に変貌した今の中国では、必ずしも徹底されていないのが現状だ。
2008/02/08 独り言 御事始め

今日2月8日は、農事の事始めの日に当たる。
都会に住む農業に関わっていない人たちは、年末の仕事納めと、新年を迎えて事始めと考えて仕事を始めるが、生産者の方々は、シーズン使ってきた道具に感謝を込めてしまう日が「御事納め」で12月8日にあたり、今年のために道具を手入れして出すのが「御事始め」で今日になる。
サラリーマンだと、忘年会と新年会でけじめをつけているのと、農業に携わっている生産者の方々のけじめではかなりの差がある。
毎日を平々凡々にすごして、食べ物に感謝もしない都会人が増えてきた。それに比べると生産者は道具は大事に使い、お天道様と向かい合い、毎日期待と不安の中で仕事を続けていき、稔りの時期を迎えて、消費者に提供している。そのような生産者のことも考えずに、レストランやホテルの宴会場で出る残飯の多さに腹が立つ。
消費者も、もう少し生産者と一対になって、作物や食べ物に感謝しよう。
2008/02/07 独り言

季節に合わせた献立を

春は、冬の寒い時期に溜まった脂肪や古い塩分を排泄しようとする。

これからやってくる暑い夏に向けての体つくりの時期。
春先になると、体がだるくなんとなくイライラしやすい、春の体は新陳代謝が盛んになる。
毛穴も開いて、細胞の中で動けなくなっていた余分なものを揺り動かして、分解・排泄をする。
この時期に必要なのは、古い脂肪や塩分、余分なたんぱく質などの毒素を野草や、葉緑素で代謝し、新しい体を作る。
春の七草、山菜、キャベツ、牛蒡、カリフラワー、ブロッコリー、大根、菜花等、今では一年中手に入るが、本来は体が求めるこの時期に摂るのが、栄養もあり美味しい時期、ぜひこれらの野菜はこの時期に食べてほしい。
特に自然栽培野菜は、四季を通じて、体が求める栄養を蓄えて、なおかつ美味しい。
促成栽培では味わえない、ぜひ本物の野菜を食べて体を作りましょう。
梅雨から夏に向けてはまた違う食べ方が必要になってくる。

2008/02/06 独り言 今回中国のの毒入り餃子事件後で思うこと。

冷凍食品、特に餃子やシュウマイがほとんど売れ残っている状態で、TVのインタビューに答えている消費者のほとんどが、「少し高くても安全なものが良い」とこたえている。本当なのだろうか?今はかなり危険が身近で、これだけ国内を震かんさせた事件は、オーム真理教(当時)の地下鉄サリン事件以来ではないかと思う。
今年かなりの物価が値上げする中、家計にはかなりの影響が出ると思われる今回の事件で、「のどもと過ぎれば熱さ忘れる」で、あってほしくない。
当事者に近い人は忘れられないことでも、多くの人はほとぼりが冷めると、あまり気にしなくなる。スーパーマーケットの安売り、タイムサービス、袋詰め放題、全て安く売られる理由があるはず。
「少し高くても安全なものが良い」と思っていても家計にかえられない。メーカーはあの手この手で安いものを作り出す、実際に中国に生産させているものでも、最近の中国の労働法の改正で、人件費が異常に高騰して、採算が合わなくなってくると、中国が、東南アジアに孫受けさせている。そこに中国という文字が見えなくなってしまう、添加物のキャリーオーバーと似たような構図だ。
今回の事件の究明が急がれているが、根っこは案外こんなところにあるのではないかと思う。
安全はお金で買うもの、安心は精神的なもの、この辺に消費者とメーカーとのギャップがあるのではないか。
2008/02/05 独り言 サプリメントで健康体になるのか?

ビタミンやミネラルなどの栄養素を含む栄養補助食品(サプリメント)を子供に与えているケースが多いと聞き、こうした食品が、本当に子供の健康のためになるだろうか?
こうした栄養補助食品は、日ごろの食事で不足しがちな栄養素を補うという点で価値があると信じ込まされている。しかし、実際には、何がどれだけ不足しているか分からない。又、ビタミンA、D、E、などの脂溶性ビタミンをはじめ、多くとりすぎると体内に蓄積され、かえって害を及ぼす栄養素もある。たとえば、ビタミンAを妊婦がとりすぎると胎児が奇形になる危険性があるとされている。
日本食は、普通に食べていれば、ほとんど不足する栄養素がない。カルシウムや鉄分など不足しがちな栄養素はあるが、少なくても規則正しく、まともなものを食べている子供に、栄養補助食品を必要とすることはない。
自然栽培の野菜も、健康だから肥料も農薬もいらない、毎日スナック菓子や、カップ麺を食べているようだと、健康にはなれないので、今一度、日本食を取り戻そう。
2008/02/04 独り言

無肥料栽培生産者との出会い

茨城県行方郡玉造町は、古くから有機栽培生産農家が多く、元々優れた土壌のところにもって、生産者の意識も非常に高く、それぞれの方々が無肥料栽培に転換するのに躊躇が無かった。
中でも私が初めて出合った無肥料栽培の野菜、それは野球のボール位の大きなかぶと、茎が太く葉っぱの色も少しあせているのではないかと思われる、ほうれん草で、それを食してみて、何でこんなに甘くて癖がない、それなのに自分を主張している野菜、ほうれん草も湯がいた瞬間に見事な緑色になる。30年求めていた野菜とめぐり合った瞬間である。
すぐさま生産者に会いに行き、まず土のやわらかい、そして温かい、握ってもさらさらと手から落ちることにびっくり、そして何よりも居心地がいい、今までの多くの生産者の圃場では感じたことのない感覚。
その生産者が、多くを語る人ではないが自信にあふれている。
もし、この生産者と出会っていなければまだまだ試行錯誤を続けているところだった.。

2008/02/03 独り言 木村さんの自然農法論

肥料を与えなければ虫も寄ってこない、だから農薬はもういらない。
土をだめにしてしまった肥料を与え続ける農業はもう止そう。
青森県弘前市で完全無農薬の「奇跡のりんご」の生産に成功した木村秋則さんは、多くの生産者が「私が作った野菜、果物」、のような言い方をするが、決してそうではなく、米を作るのは稲、大根を作るのは種子や土、そしてお日様であって人間は米一粒作ることが出来ない。人間が出来ることは、作物のできる環境を間違えないこと、必要なものを抹殺しないこと、基本的なことを知ること。他の地域で成功したからと、まねしても、なぜ成功したか理解していなければ失敗するという。
作物を収穫する際には、根っこを残すこと、根を残して次の年もその圃場で育てること。農業の常識で連作は連作被害が出るので良くないといわれ続けているが、土を改良し、自家採種して連作すると、本当に良く育つ、自分の体を肥料にして、次の生命へ引き継いでいく。
肥料を入れたものは根っこが短い、肥料を入れないものは根っこが長い。種子の大きさに合わせて土の耕し方を考える。
種子の小さいものは細かい土が適している、表面が細かくその下が粗い土だと最適。種子が大きいものは土がゴロゴロしている所が良い。もともとの作物の育った環境に合わせること。
トマトは乾燥している土がいいが、日本の旬の時期は湿度の一番高い時期とされているが、本当は冬場のほうが美味しいトマトが出来る。
もっともっと多くを語る木村さんの農業論は、とっても分かりやすく素人でも理解できる。
2008/02/02 独り言 既存添加物

既存は神聖なわけ?
天然物から取り出す安全性が証明されていない添加物がある。現在、約450品目あるが、長年使われ安全性に問題ないという理由で試験などは行われていなかった。ごく最近消費者団体等からの指摘により、厚労省は順次試験を実施、その結果天然素材による着色料に発がん性があるなど開示を始めた。
ハムやお菓子、漬物などに使われていた添加物だ。まだ毒性試験を行っていなかったり、おこなったが結論の出ていない既存の添加物が40品目ほどある。別々の添加物が組み合わさったときに生じる可能性のある複合毒性については、ほとんど解明されていないのが実情だ。
使用した添加物は原則、表示が義務付けられているが、次のように免除となるケースもある。
(1)キャリーオーバー食品の減量中に含まれるが、使用食品には微量で、効果を及ばさないもの。一般のせんべいに使われている醤油の保存料など(精華堂あられ総本舗の自然米せんべいは安全)。
(2)加工工程で使われるが、除去されたり、中和されたり、ほとんど残らないもの。カットフルーツを殺菌するための次亜塩素酸ナトリウムなど。
(3)栄養を強化するために使われ、外国でも食品添加物とみなしていないもの。ビタミンD3など。
このほか、表示面積が狭く(3平方センチ以下)、表示困難な小包装食品や、表示が難しいばら売り食品も当てはまる。
2008/02/01 独り言 失われた家庭料理

料理や片付けの手間が省けて、なおかつ食を限りなく省力化し、華やかにした中食。
厳密には中食ではないが、今回の毒入り中国産の冷凍餃子を含めかなりの種類の餃子があるのに驚いた。餃子はカレーと共に、家庭料理の代表のような気がする。肉屋さんでひき肉と餃子の皮を買ってきて作る、ちなみに昔の肉屋さんには、ラー油やカレー粉が一緒に売られていた物だ。
添加物になれた舌が、食べ物の好き嫌いを作り、家族が同じものを食べられなくなったのだが、別々のものは作るのが大変だ。ならばお惣菜コーナーに行けばいい、冷凍食品を買えばいい、本当に沢山の種類があり、家族の好みの物がそろう、究極の手抜き食卓が中食ブームの後押しをしている。
家庭料理は、失敗したものでも食卓に上がる、多少焦げ臭くても許してくれる、ところが中食を食べ続けている家庭では、料理に失敗したら買って来ればよかったのにと、誰も食べたがらない。
本来の家庭料理は完璧ではないが、愛情という調味料が使われていた。完璧を求めるのであれば外食だろう。中食は、家庭の食卓で食べる分一家だんらんなように思え、完璧なものが出てくる。でも、そうではなく先ほど述べたように家庭料理は愛情であり愛嬌があるものなのに、そこに中食を取り入れるのは間違っている。それは手抜き家事でしかない。
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