シェ・イグチ・今日の電波コラム(エッセイ)
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2008年3月


date thesis column
208/03/31 独り言 ストップ!GM(遺伝子組み換え)汚染

最近TVの特集を見て、以前から知っていたが改めて怖くなったお話。3年前と何も変化がない。
日本の西洋菜種の輸入量のほとんどを占めるカナダ産の約8割がモンサント社とバイエル社によって開発された除草剤耐性の遺伝子組み換え菜種です。
この菜種は、調理用に搾油したり、マーガリンやマヨネーズの加工に使われたりする他、家畜の飼料や肥料にも使われます。
港湾から運送される際にこぼれた種が自生始めている、そして菜種はすぐ交雑し易くこのままほっておくと国産の野菜の生態系にも影響し、GM汚染の犠牲になり在来種が無くなる。
現代の生活で一番怖いのは、体内に入った様々な化学物質や遺伝操作菌によって作られた食物による相乗毒性です。ですが、実際問題として農薬、添加物などの有害化学物質を一切取らないで生活するのは、不可能に近いのが現状です。
ですから作り手側にはできる限り情報開示をお願いし、また消費者としては出来るだけ化学物質や身元の不明なものを摂取しないように心がけるのが良いと思います。
2008/03/30 独り言 食べることが体を作る

食べたものが血になり、肉となる。どんな薬より、どんなサプリメントより、しっかり安全なものを食べることが健康な体を作る、無謀なダイエットのため、食品から栄養を取らず、錠剤で補おうとしている。そんな体は、不健康な野菜に虫が寄ってくるのと同じで、見た目がいいだけになって、必ず健康を害す。

何度も繰り返すが、朝食をしっかり取ること、特に子供にはしっかり朝ごはんを食べさせる、朝食のパンもいいが、やはり日本人にあった、穀類を十分取り、味噌汁、納豆、香物、玉子、緑黄色野菜を食べれば朝食は十分なので、そんなに面倒くさくはないはず、昼食は学校給食の場合、カロリーは帳尻合わせのことが多いので、その分夕食でやや粗食にするといい。子供の食事は親の責任で、学校任せにしないで、安全なものを食べさせてあげたい。

贅沢なものはたまに食べれば、価値が上がり、身につく。
2008/03/29 独り言 用途名だけの食品添加物の表示を替えよう

香料、酸味料、pH調整剤、乳化剤、イーストフード、かんすい、膨張剤、調味料
このように、用途名で表示があるため消費者にわかったような気分にさせるのだが、実際には何も把握できない。
香料の表示と同じ構図で目に見えない危険が食品表示の中にある。
日本食品添加物協会によると、食品添加物は、次のような目的で使われるものです。
・食品を製造または加工するときに必要なもの
・食品を形作ったり、独特の食感を持たせるために必要なもの
・食品の色に関するもの(色をとったり、着けたりするもの)
・食品の味に関するもの(うま味、甘み、酸味などの味を付けるもの)
・食品の栄養成分を補うために必要なもの
・食品の品質を保つために必要なもの
と、明記しているが、昔からの日本の家庭料理には不必要だった項目がずらっと並んでいる。これは全て外食・中食産業のために必要なことで、美味しいと勘違いさせるような添加物はもう止そう。
もし使うのであれば、消費者が分かるように全ていきさつまで表示するか、情報開示を全面的にする、以前あるメーカーに問い合わせたところ、企業秘密と、ひとくくりで教えられないとの回答。別に作り方を聞いたのでもなく、気になった添加物の名前を具体的に聞いただけでも教えてもらえなかった。
以前もイーストフードに触れたが、ネーミングが食べ物を連想させるから、まさか人間の食べ物ではなく、イースト菌の食べ物だなんて、思っても見なかった人が多い。
専門家が分かっても、消費者が分からなければ、食品表示は単なるメーカーが義務で行っているだけの無駄なことになる、しかも全体のどのくらいの割合で含まれているかも分からない。
2008/03/28 独り言 消費者省は何処へ

消費者行政の対応を一本化するという触れ込みで総理自らが立ち上げ様としている組織造りが早くも暗礁に乗り上げている。毒入り餃子事件で盛り上がったが、今はガソリンの暫定税率の問題で忘れられてしまった。
というか、実際は各省庁がこれまで持っていた許認可権(利権)を失いたくないというのが理由で、利権から構築されていて縦割り組織への天下り先が失われては大変なことと、消費者の窓口を一元化しても、実際の問題は、もともとの各省庁へ丸投げするよりしょうがない。今でも政府のいうことすら聞かない官僚が、横の組織と手を組んで問題に取り組むはずがない。
半世紀前にアメリカでは消費者の4つの権利を叫ぶ政治家がいた。4つの権利とは「安全の権利」「知らされる権利」「選ぶ権利」「聞いてもらう権利」で、今の日本の消費者に与えたい権利ではないだろうかと思う。
それと、消費者保護への要求ばかりではなく、消費者教育にも力を入れてほしい。
消費者省は多分税金の無駄使いになるだろう。
2008/03/27 独り言 ひじきの産地偽装の余波

今朝、築地市場での聞いた話で、鳴門産のわかめがものすごい値上げしているという、詳しくは調べていないが、聞くところ、中国産や北朝鮮産を産地偽装していたものがかなり出回っていたようで、値上げしたところのものは、産地偽装していなく純粋の鳴門物だという。裏を返せば本物が急に減ってしまった、というか、それだけ本物が少なかったのではないか、値上げしたところの物を聞くと、異口同音に「これは本物だ」「ちゃんとした鳴門物だ」ということで品薄になって値段が上がったらしい。
ひじきの次はわかめでは困るので、賢いのかずるいのか分からないが、先に手を打っているようにしか見えない。
もはやどこまで信じられるのか、これらの商品が魚屋さんやスーパーマーケットが買って行き、小分けして消費者が何も分からないで国産のわかめだと思い買って、そして食べてしまう。もちろん中国産が毒だとか言うことではなく、なぜ中国産と書かれたら購買意欲がなくなるのかを考えるべきだ。
2008/03/26 独り言 今の食生活が続けば多くの国民は骨粗しょう症

先日天皇陛下が、治療の影響で骨粗しょう症になられたことが報道されていたが、カルシウムの少ない食事をとっている人、偏食しがちな人、運動不足の人、過労やストレスの多い人、アルコール・コーヒーの多飲、喫煙、日光照射不足がなりやすい。
女性では閉経後になる可能性が大で、症状としては「腰や背中が痛い」、「3〜5cm位背が縮む」、「背中が丸くなる」が特徴的で、さらに進行すると背骨、手首、太もも等が骨折しやすくなる。低カルシウム血症という病気では、けいれんとか白内障、行動異常、精神異常、知能低下をきたす。
日本の未来はみんな背中が丸くなっているなんて想像できますか。
骨を強くするための三原則は、食事・運動・日光浴、特に日本食はもともとカルシウム不足なところ、現代の無茶な食生活が続けば、間違いなく20年後には今の10倍以上カルシウム不足の影響が出るだろう。
カルシウムの吸収を妨げるものとして、インスタント食品のリン、シュウ酸が良くないようだ、また吸収を助ける栄養素としてビタミンDと一緒にとることが大事だ。
ちなみに、自然栽培のほうれん草や、青梗菜からはシュウ酸がほとんど検出されなかった。
改めて自然栽培野菜のすごさを感じる。
今後の食事はインスタント中心にするか、自然栽培中心にするかは個人の選択。
2008/03/25 独り言 食事の家庭回帰

この4月からも続く値上げラッシュ、その一方賃上げはままならず、と、言うことで家計に重大な影響を与えることが分かっているところに、中国冷凍餃子の農薬混入騒動から、家庭で作ったほうが、確実に安全でその上、家族という料理評論家がいるので、腕前も上がってくる。
食べたいもの、作りたいものと、レパートリーも増え、外食・中食ではなく、本来の食卓が戻ってくるのではないだろうか。
ちょっとカジュアルになりすぎている外食産業も、今が見直す良い機会ではないだろうかと思う。これからの外食産業は、本物の安全と、美味しいものにこだわるべきだ。
確実に頑張っている生産者がいるのに消費者や外食に携わっている業界人が、人任せで他人のように思わず、一緒に野菜を育てている、家畜を飼育しているという気持ちになる良いチャンスがやってきた。
2008/03/24 独り言 常温で固形のマーガリンてなにもの?

いまだに学校給食とか、料理教室とか、TVの料理番組にも使われている。
100パーセント植物油であるマーガリンがなぜ固まるのか、なぜ常温で溶けないのか、疑問に思わず食べていませんか?

このマーガリンになる不思議な商品は、窓際に何年おいてもかびも生えないし、虫が卵を産みつけもせず、ねずみやゴキブリも食べません。

本来自然界にない「狂った脂肪」を長持ちさせるため水素化合処理という強引な化学処理で生まれ、この地球で一挙に市場を支配した「異変脂肪」「トランス脂肪」オメガ6ということだったそうです。業界ではプラスチック脂肪とも呼ばれています、それはプラスチックと同じ製法で作られているからです。

これらのオメガ6系油からはアトピーを激化させたり、関節炎の痛みを強める2シリーズのプロスタグラジンなるホルモン様物質を噴出します。また、このオメガ6系リノール酸を摂りすぎている現代人はこのために喘息や湿疹・感染症になりやすく、免疫反応がいつも過敏になりやすいのです。

コンビニのサンドイッチはほとんどマーガリンが使われている。

今、欧米では見られなくなってきている。少なくとも各国には表示義務がある。購入者はそれを踏まえて選ぶことができる。するとトランス型脂肪酸を使ったマーガリンは市場から消えていった。

メーカーの人には悪いけどマーガリンは百害あって一利なし。
2008/03/23 独り言 チューインガムは何から作るの?

新人のプロ野球選手までが噛んでいるチューイングガム。
本来のガムは、マヤ文明の時代にサボディラという木の樹脂を煮詰めて噛んでいた。
チクルと呼ばれて今でもベースの原料として使われている。
ところが、チクルの生産量が厳減少している。
そこで今は、石油から科学合成したプラスチック(酢酸ビニル樹脂)がベースとして使われている。
酢酸ビニル樹脂とは、接着剤の主成分である、まったく食品とは無関係のものである、それにチクルをすこし混ぜ、人口甘味料と香料を加えたものを多くの人は口臭をを消すためのエチケットだと思って噛んでいる。
風船ガムは100%酢酸ビニル樹脂で出来ている、その酢酸ビニル樹脂は動物実験で発がん性が示唆されている。

口に入れるものはあまり安易に考えないで、市販されているものには危険が多く含まれているのではないか疑問にもってほしい。
2008/03/22 独り言 冬を越した野菜は本当に美味しい

消費者も、もっと知識を持つべきだ。形がよく綺麗に洗った野菜をなぜ選ぶのだろうか?見た目と値段で決めていないだろうか、もちろん安くていいものを出荷している生産者もいるが、多くの生産者が消費者に買ってもらえるようなものを優先する。当たり前の原理だが、自然栽培の生産者の多くが、安全を優先している。採算を度外視して生産は成り立たないが、ぎりぎりで頑張っているのを消費者がなぜ一緒の気持ちになって頑張れないのだろう。
今この時期は雪下野菜がとても美味しい。特に、にんじん、キャベツ、白菜はたまらないほど甘くて美味しい、それこそ見た目はややくたびれているかもしれないが、味は天下一品。こういう野菜をもっと多くの消費者が知って、この時期にしか食べられないものを求めよう、当然普段も旬という時期のものを食べよう。
消費者は、メディアに惑わされるのではなく、自分の気持ちで美味しいものを食べようではないか。
2008/03/21 独り言 食品偽装がなくならない

つい先日も福岡の料理屋で、クエ(高級魚アラの名前のが知られているかもしれない)を使わずにアブラボウズという安い魚を代替してお客様に出していたことが発覚したが、東北の水産卸会社が魚証明書を偽装したから信じてしまった、と、言うことで行政指導の一番軽い、口頭指導で済んでしまった。
消費者は、知らなくて出されたものを信頼して、そして信じて食べているが、プロが疑わずに証明書を信じてしまうのが分からない、それはプロではないので料理を提供してはいけない。仕入れが安かったら、それは良かれ悪かれ、訳けありだと思わないプロが信じられない。回転寿司で使っている安い鮑もどきやスズキに似た魚介類等は、知った上で出している(これも決して良くない)。
以前から野菜の産地偽装や、船場吉兆のような牛肉産地偽装が繰り返し行われているが、ミートホープのように詐欺罪が立憲されない限り、あくまでも行政指導で終わってしまう。それも常習でも、やはり行政指導で済ンでしまう、とても甘い処分なのだ。
偽装するほうが悪いのだから、初犯で、もっと重罪にするべきだし、免許は永久取り消しで、営業者は業界から追放するぐらいでなければ、いつまでもなくならないし、又繰り返してしまう。
それだけ偽装はおいしい事なのだ。ちなみにアブラボウズの値段ははクエの十分の一以下だそうだ。
2008/03/20 独り言 自然治癒力

リンパ腺が
腫れる、熱が出る、蕁麻疹が出る、下痢、異物が入って化膿する等々全て、病を直すのは自分自身である。
抗生物質とは?基本的に毒物なんです。もちろん抗生物質のおかげでたくさんの病気や感染症を防ぐことや治療出来たことも事実だが。しかし不適当に、不十分に、不必要に処方された抗生物質が耐性菌を生んでしまったのも事実です、不必要に処方された抗生物質が耐性菌を生んでしまったのも事実で、人間の腸の粘膜は抗生物質を毒とみなしているので、早く外に出そうとして、その方法が下痢です。
下痢によって体内より排除されるのですがこのときに腸内の無数のバクテリア(善玉菌、悪玉菌両方)も一掃されてしまう。
一掃された腸内では、それまでバランス良く共生していたバクテリアの棲み分けがくずれ余分な体調不良を起こしてしまうことが多々ある。
人間が本来持っている治癒能力を引き出す食生活を心がけてほしい。
2008/03/19 独り言 本来の人間の力

人間の体には、本来 浄化機能と免疫機能がある。
現代社会においては、ストレス・不摂生な生活・添加物や農薬の多い食物等によって体を酸性化、陰性化させているように思われる。
人間の体は、口から入るものによって構成されており、本来自分自身の体に良いものをほしがるように出来ている。
しかし、いちいち物を食べるときにこれは、体に良いとか悪いとか考えていると 逆にストレスになってしまう。
前にも書いたように人間には、自然治癒力がある、旬の食べ物は、基本的に体に良いものが多い、夏野菜等は、体を冷やすものが多いし、秋の果物等は冬に向かう体を造ってくれる。
活性酸素が現代病の原因の90%を占めていると言われている、人間は、酸素を呼吸して体内で炭水化物等を燃やしてエネルギーにしている、だから体は、歳をとるごとに錆びていっている。これは、仕方のないことだが、余分な活性酸素を発生させることがある、これを予防する事が、現代病の予防につながる。
人間には、浄化機能があって余分な活性酸素を除去する酵素があり、その酵素を阻害させたり活性酸素を大量に発生させる原因が解っているものがある。
ストレス、タバコ、薬物、化学物質、紫外線、激しい運動、レントゲンなど、自分で予防できるものは、自己管理して気をつけよう。また、活性酸素が原因で過酸化脂質が生成され、この過酸化脂質も多くの疾病の原因らしいということが解ってきている。過酸化脂質は、活性酸素が脂肪に働いて、脂肪を酸化させたもので体にとって非常に有害となる。
肉でも、魚でも、野菜でも新鮮なうちは体にいいが、古くなって酸化するとまずくなるし体にも良くない。
さらに現在では、食品添加物、残留農薬等の毒性を改めて見直されなければいけない食品の質の問題。
カップ麺、コンビニ弁当、スナック菓子等 子供達の口に入るものは大人が注意してやらねばならない。
本来含まれていた成分が、品種改良や栽培(飼育)法、加工法の変化のために失われてしまう場合、逆に薬品の添加や食物連鎖による濃縮のため、自然治癒力が衰える。

2008/03/18 独り言 ゆがんだ食生活や、人体に有害な物質

幼児に水代わりに与えていたスポーツドリンク、その結果、全部虫歯になってしまった。
母親に言わせると、水では栄養がないと思ってずっと与えていて、気がついたら歯が全部真っ黒になっていたそうだ。
親の無知は子への罪、栄養は健全な食べ物から摂るべきだし、かむことの大切さは、食べ物の消化だけではなく、脳の発達にもつながっている。
その影響は、大人より子ども、幼児より乳児、胎児、受精卵と、成長をさかのぼるほど大きくなる、生命の始まりは、精子と卵子が巡り合ってできた一個の細胞からなる受精卵が、3週目には3ミリほどに成長し、脳や神経系が発達する、8週目には脳、心臓、手足、目などが形成され、二百八十日後の出産を迎える。
この成長過程で、有害物質などにより細胞に何らかの“異変”が起きたらそれは、60兆の細胞で構成された身体が出来上がった大人と同列にできない、しかも、女児として誕生する胎児には、既に次の出産に備えて卵子となる細胞が準備されているのだ。
本当に危ないのは、私たち大人ではなく、子や孫の世代なのだ。
スーパーの総菜コーナーが「食卓」代わりの少年、コンビニに日参し、すべてのメニュー、新メニューの発売日をそらんじる少年…、公園や空き地に座り込み、食事をかき込み、ゴミはその場にポイ。
彼らの将来より次世代のほうが心配な状況を、親が、大人が早く気がつくべきだ。
2008/03/17 独り言 値上がり食品は米国の主力輸出農産物

日本のバイオエタノール混合率が3%なのに、米国が10%であることだ。米国は京都議定書にも賛成しないほど世界で最も環境対策に不熱心な国として有名だ。その国がなぜ日本の3倍ものバイオエタノールをガソリンに混ぜているのか。その理由は一つしかないだろう。
 冷静に見てみると、値上がりしたトウモロコシ、小麦、オレンジ、大豆はすべての米国の主力輸出農産物である。しかも、大豆や小麦については遺伝子組み換え作物がかなりの割合で使われている。
 遺伝子組み換え作物は世界において食の安全という点で懸念が高まっており、日本も輸入していない。そこで、世界的に不人気な遺伝子組み換え作物を燃料にして、需給をひっ迫させて価格を上料の材げるために米国が日本に対してもバイオエタノールをすぐに売れと圧力をかけたとしか思えないのだ。
2008/03/16 独り言 国会の予算委員会に思う

先日の参議院予算委員会で社民党の福島みずほ党首が質問に立っていて、福田総理に向かっての質問にほとんどが担当大臣か、その省の事務次官が答弁に出てくる。そのたびに福島党首は、「総理!総理!」総理お答えくださいといっているのに、委員長は大臣か事務方を指名している。これは今回だけでなく通常の委員会の姿で、日本の法律を作ろうとしている立法府での姿がTV中継されて、日本国民は大人から子供まで見ることが出来る。
国の最高機関で、質問と答えの食い違いを見ている子供はどう思うだろうか?政治家が言うこと聞かないでいるのに、子供たちが親や先生の言うことを聞くだろうかはなはだ不安に思う。
証人喚問や参考人招致の国会の委員会の答弁でも、大の大人が自分に関係していることに「記憶がありません」で通用してしまう、こんなばかばかしいことが、まかり通っていいのだろうか?
その点、自然栽培の野菜や果物は正直で、天候に素直に反応し、健康に育てば虫も寄ってこないし、病気も吹き飛ばしてしまう。自然界はうそをつかない、こういう環境で子供を育てないと、今の国会議員や官僚のような裏表のある大人になってしまう。
2008/03/15 独り言 Poisoned Food(毒入り食品)

農薬入り餃子は分かりやすい毒入り食品だったが、添加物は合成だろうが天然であろうが、人体になんらかの影響を与える。
食品の加工を楽にしたり、見栄えを良くしたり、保存を利かせたりする目的で添加する食品添加物は、本来食品には必要ないものだが、メーカーにとっては必需品なのだ。
消費者にとっては、どこまで必要なのか?食中毒を起こせば訴えるかもしれない、肉やハムの色が悪ければ買わない、黒ずんでいるより白いものを求める、パサパサしたものは食べない、食品にうま味・甘味・酸味等しっかりした味が好き、カビの生えているものは全てだめ等々、これを防いでいるのが食品添加物。
製造過程では:増粘剤・乳化剤・膨脹剤・ガムベース等
加工過程では:調味料・酸味料・甘味料・香料・着色料・発色剤・漂白剤栄養強化剤等
保存には:保存料・殺菌料・酸化防止剤・防カビ剤等
用途や種類について危険なものをあげたが、この種類の中は多すぎてかけないが、アルギン酸ナトリウムとか、亜硝酸ナトリウムあるいはソルビン酸はよく聞くし、見ると思うが全てかなり危険な部類に入る。
今の先進国の食文化はまさに薬漬食文化になってしまった。
2008/03/14 独り言 訴訟社会のアメリカが面白い

アメリカに賞味期限はあるのか調べてみたら、アメリカでは、いつまでに売りなさいと書いてあるだけで、あとは買った人の判断で、すぐに食べようが、半年後に食べようが、自己判断で決める。日本も同じようなことがあるが、賞味期限と書かれていると,買ってから日にちが過ぎてしまうともう食べられないと判断してしまう。日本人は「賞味期限シンドローム」にかかっているので、アメリカのように食べられる時期ではなく、売るまでの時期を決めて、後は消費者の判断にゆだねてしまう。
実際に賞味期限改ざんの問題が大きくクローズアップされたが、その改ざんしたものを食べて害があったという報道はひとつもない。もちろん改ざんすることはいけないことだが、賞味期限の明確な、健康に関わる基準がないのに、賞味期限に厳格な日本人は、逆に面白い。
2008/03/13 独り言 食べ物に関する認識は人それぞれ

ホスメニック・クリニックの三好基晴先生が語られていたことで、ひとつの食品を選ぶのにも、アレルギーの人はこの食品が安全で、化学肥料も農薬も使用されていないからという理由で選ぶだろうが、料理人は甘くて美味しくバランスがいいという理由で選ぶ、と、いうように人それぞれだということを言われていた。
私も実際の人々はそうだと思うが、食品の問題で注意が必要なのは「それは健康に影響することなのか」という点で、これからの料理人は、見た目のインパクトや、口に入れたときの美味しいというまやかしの料理ではなく、健康への影響を検証しながら食材を選び、調味料にも気を使いながら、美味しいものを作らなければいけないと思う。
そのためにも、一人でも多くの料理人が、自然栽培の野菜や天然醸造の調味料が、安全で美味しいと言うことを知ってほしいと思う。徐々にだが感心が高まりつつあるので、今後も普及に力を入れたい。

2008/03/12 独り言 消費者の偏見も偽装を助長

食品の偽装騒ぎが色々な形で露出し、賞味期限改ざん、産地偽装が起こった要因はさまざまなところにある。それは消費者にも原因の一部はあると指摘しておきたい。こう言っては語弊もあろうが、消費者の中には味も分からずに産地ブランドを盲信している人も少なくないのが現実だ。実際、商品の産地を隠して味見をしてもらい、その産地を識別できる消費者はどれだけいるだろうか。ブランドでもないが美味しいものは沢山ある、むしろ同じ商品でもブランドになっているものより美味しいものもある。ブランドは商品の付加価値をつけるもので、消費者の優越感をくすぐるだけのものだということに気が付かなければいけない。今、愛媛県のネーブルオレンジを使っているが、見た目は悪く、飾りには不向きだが、皮をむいた姿はとても美しく、そしてとても美味しい。飾りに向いているものと、美味しいもののどちらを選択するかは消費者自身なのだ。信頼のできる自然栽培生産者にお礼を言おう。
2008/03/11 独り言 失われた森林のつけ

生息場所を森林に依存している野鳥の行方!
絶滅の恐れのある鳥の種の4分の3は、主な生息場所を森林に依存している。しかしながら、毎年約1300万ヘクタールの森林が破壊されている。
増え続ける世界人口が、湿地、草地、森林などの地球の自然環境を変えてしまった、地域によっては、燃料確保のために森林をどんどん伐採している、以前割り箸が森林をなくしているような記事があったが、実際割り箸は間伐材を使う、それより深刻なのが燃料用に使い森林がなくなっている、そして農地に変換してしまう、あるいは原生林のあとに、パーム椰子を育てるよう転換している、紛れもなくプランテーション経済政策である。
早急に森林破壊傾向を食い止めなければ、絶滅する鳥類は80%を超えるといわれている。
干潟にしろ、森林にしろ鳥類の棲みかを奪っているのは間違いなく人間のエゴである。
絶滅しそうになってから、人工授精だとか、クローンだとか言っても、すでに棲む所の環境がなければ本当の野鳥は全滅してしまうだろう。
環境の問題は、起こってしまったら取り返しが付かないから、できるだけ手前でストップをかけなければならない。
2008/03/10 独り言 食料自給率

昨日のサンデープロジェクトで、徹底討論!「日本の食」を考える。というテーマで、日本の食料自給率について、特に穀物の暴騰が世界規模で起こっている影響が甚大でないと語っていた。日本中の荒れ果てた休耕田が、埼玉県の大きさにに匹敵する面積であるとの事で、農政の失敗ではないかという話で、元の農水大臣の中川昭一氏は、減反政策はそのときの正しい判断だったといっていたが、現実にこれだけ、休耕田が荒れ果て、自給率が落ちてしまったのに、正しかったはないだろう。
米価がこれだけ落ちて、高齢化している生産者の後継問題を真剣に、今、対策を打たなければならないだろう。
新規参入が難しいことや、採算が合わないという理由もあるが、今ほとんどが兼業農家で、普段は会社勤めしていて繁忙期に手伝う形だと、会社に勤めていたほうが収入はいいし、安定しているので、農業をしたくなくなっている若者が増えている事実、消費者も生産者の生活を考えて、もっと野菜の値段が高くていいのではないだろうか、鶏卵にしても牛乳にしても、国内で生産されたものを、もう少しお金を払って求めてもいい時期に来ているのではないだろうか。
2008/03/09 独り言 朝食を食べる児童が増えてきたと聞くが

朝食が大事だということは学者に限らず認識している人が多いし、マスコミでも取り上げたりしていて、学力低下の一因とされている。
やっと気が付いた親が、学校に行く前にちゃんと朝食を取らす家庭が増えたと聞いたのだが、内容を聞いて愕然となり、大きな勘違いをしているのには、あいた口がふさがらない。
その内容は、パンにジャムを塗っただけで食べさせていたり、カップ麺を朝から食べさせたり、ご飯にふりかけをかけて食べさせて、それだけで我が家では朝食を毎日摂っていると、済ましてしまっている。
机に向かっている後姿を見て、よく勉強していると思ってしまうのと同じで、実際は漫画を見ているかもしれない。
朝食がなぜ必要かを理解していないから、口に物を入れれば朝食だと思っている浅はかさには驚く。
食べないよりはましかもしれないが、一日で一番大事なのが朝食だということを知ったら、朝からカップ麺はないだろう。
梨園(歌舞伎)の家庭で、朝からすき焼きや焼肉やなべを食べる有名な家族がいるが、的が外れているわけではない。もちろん一般の家庭では無理だけれど、朝食を与えるのなら、主食・副菜・主菜は最低限食べさせたい。
2008/03/08 独り言 家畜のたい肥を嫌う理由

家畜の飼料に何が使われているかぜんぜん目に見えない、自前の家畜の糞だけでまかなえるとは思わない。家畜の飼料の中に大量に含まれている化学物質や、抗生物質、ホルモン剤、輸入穀類には遺伝子組み換えは混じっていないのか、ポストハーベストは、最近はあまり聞かなくなったがコンビニ弁当の破棄したものを与えている養豚業、生ごみに含まれる抗生物質や添加物と、考えてみるだけで、絶対に与えていけないたい肥ではないだろうか。化学肥料や科学農薬は使っていません、合鴨農法で栽培しているから安全ですと、言うが、果たして目に見えない事柄が、有機栽培の文言で全て目に見えなくなっているのではないだろうかと思う。
化学物質は、世代間に渡って蓄積するものもあり、環境ホルモンは、実際に世界中の生物に食物連鎖が起こっている。
2008/03/07 独り言 昨日デパ地下で

私用で某デパートに行ったが、ちょっと待たされたので久しぶりにデパ地下を見学してみた。
午前中だったからか、人がほとんどいなくてがらがらだったので、ゆっくり時間いっぱい色々見させてもらったが、デパート内で作っているものがほとんどないので、添加物を使ってないものがない、その他乾物とか調味済みの瓶詰めなども、無添加と表示しながら、原材料にただ調味料等などの記述がある、もう少し細かく書いてくれたら親切なのにと思った。他にも無添加のものでフルーツを使ったものがあったが、フルーツが無農薬か分からない、その上堂々とグラニュー糖を使っていた、シェ・イグチの中ではグラニュー糖はNGであり、最も使っていけない調味料の部類に属する。
ここで色々見て気が付いたことは、あまりにも、消費者には分かりにくくて、誤解してしまう表現が多い。知識がなければ、一番目立つ表示を信じて、安全だと思って購入してしまうだろう。メーカーや生産者はひとつ目立つように安全を売り物にしながら、10の危険を隠して販売しているように思える。久しぶりの時間つぶしだった。
2008/03/06 独り言 年間何十億円の節約

最近地球規模で異常気象や地域に偏った天候被害が多い。
記憶に新しいのが、四国が深刻な水不足の中、北陸で河川が氾濫して大洪水が起きたり、今年のように雪が多いと思っていたら、実は平年並みだという。毎年夏になると水不足の地区がでてくると節水が言われるが、年間通して、流しっぱなしの水はどのぐらいか、皇太子様が長女の愛子様に注意されたという、顔を洗うときや、歯を磨くとき水道は止めているか、お皿を洗うのに工夫は無いか、日本の世帯数は約5000万世帯で、1世帯年間100円分倹約するだけで50億円分の無駄な水が減る。
同じことで、最近レジ袋の有料化が話題になっているが、完全に無くすことで数億円の無駄が無くなる。
コンビニ弁当の1日3回の破棄、データーが無いので金額は分からないが、それとホテルやレストランから出る生ごみの量。
日本人は、無駄にあまりにも関心が薄い国民になってしまった。
1208/03/05 独り言 米国で1990年には「オーガニック食品生産法」が成立

同じ年、地球温暖化防止でIPCC部会が、CO2、80〜60%削減案まとめる.
平成2年、まさにバブルが崩壊した年で、そのまま今日までの不況、やっとこのごろ景気が上向いたとされるが、消費者にはぴんと来ない。
ペレストロイカによる改革、東西ドイツの統一 、湾岸戦争の兆しと、国際的には激動の年。
それから遅れること約10年、有機農産物及び有機農産物加工食品の検査認証制度(JAS法)が改定され、JASマークをつけるために認証を受け、減農薬や低農薬というあいまいな表示がなくなったが、逆にあいまいなのではなく、殺虫剤や消毒液をなんと言うものを何回使用したかをはっきり記したらいい。
輸入品については、相手国の基準で自動的に有機JAS認定される事になっている。だが、実際に水際で残留農薬が検出されている。
先日の冷凍餃子のように、加工品だから残留農薬の検査が行われていないのが実情で、消費者は、なるべく輸入品を購入するのではなく、国内の頑張っている自然栽培野菜の生産者の物を購入し、元気づけよう。
2008/03/04 独り言 原始人の物々交換が環境を破壊した根源

自然界の弱肉強食が環境を守っていたのに!
人類が誕生して、いろいろな地域に生活基盤が出来てから始まった物々交換が経済の始まりであることは理解できると思う。
通貨が無かった時代、狩猟を生業とする人種や農耕を生業にする人種が自然発生し、お互いの物を交換して、新しい生活環境を覚えることにより、より多くを求めだした。
そしてそれに答えようとする人が出て来る、ここで消費者と生産者、つまり需要と供給の関係が成立する。
当然多くの物を持っている人種が豊になる、すると必要以上の捕獲や収獲が行われる、つまり自然界の弱肉強食ではなく、作られた経済的弱肉強食の始まりであった。
自然淘汰が自然界の常識であったのに、知恵を持った人類が誕生したことで、必要以上に収量を上げると、儲かることが分かった人類が環境を破壊していった。
自然栽培を実践している生産者は、自然界に遠慮しながら必要な分だけ生産する、余剰することなく生産する、だから土を大事にすれば肥料はいらない、健康に育った自然界と同じ野菜には農薬もいらない、すなわち環境にも優しいと思う。
2008/03/03 独り言 日本の介護食はこのままでいいのか

現状の介護食は、何でもかんでもドロドロにした流動食でしかない。煮物も、煮魚も、お刺身も全てフードプロセッサーで、ぐちゃぐちゃにしている。
こんなものを食べさせるから益々脳が退化していく。たしかに歯が悪くなってくると、賢人には分からないほど、噛むことが出来なくなるそうだ。高齢化社会になり、現実の食生活とかけ離れていってしまう前に、欧米のようにポタージュやコンソメスープのような、栄養価の高いものも積極的に取り入れてみてはいかがかなと思う。日本食のお吸い物や味噌汁にはどうしても具が入る、その割りに栄養価があまり高くない。
日本の伝統食として残さなければいけないが、ただぐちゃぐちゃにした食べ物でいいのか考えると、ヨーロッパのように、前日の残りの温野菜等をスープストックで煮なおして、ミキサーにかけるだけでポタージュが出来る。わざわざ作るのでなく残り物で出来、しかも栄養たっぷりなら取り入れてもいいのではないかと思う。スナック菓子やフェイク食品や清涼飲料水などをまねしないで、欧米の合理的な食生活も、今後の介護食に取り入れ、晩年はは人間らしく美味しいものを食べさせたい。
2008/03/02 独り言 大橋 力(おおはし つとむ)

先日、大橋力氏の講演会に行ってきた。テーマは「脳と美食」。
1933年、栃木県生まれ、東北大学卒、農学博士。
氏は、音楽家・山城祥二として芸能山城組を主宰。世界初のマルチミュージカリティを実現。バリ島の文化勲章ダマル・クスマを受章。
文部省放送教育開発センター教授、ATR感性脳機能特別研究室長、千葉工業大学教授などを経て、現在、国際科学振興財団理事・主席研究員、文明科学研究所所長。
CD/LP「芸能山城組ライブ」(日本レコード大賞企画賞)など14タイトル、映画AKIRAの音楽で日本アニメ大賞最優秀音楽賞受賞。
大橋先生のことを知らない人もいると思い簡単なプロフィールを記した。

講演会では色々興味のあるお話が多かったが、あまりにも多いので一度に書き込めないので、別の機会に記していこうと思うが、特に分かりやすく印象に残ったのは、人間の味覚は10歳までに脳が記憶したものが一生残る、だから10歳までは本物のものを食べさせないと、大人になっても、味覚がおかしく、普通でない食べ方が、まずいと感じない。逆に10歳までに、きちんとした食品添加物など含まない、本物を食べることで、大人になっても判断がぶれない。
今までは、大人になって美味しいものを食べ続ければ舌が肥えると思ったら、そうではなく子供のときが大事だということが分かり、思い浮かべれば、戦後の高度成長期初期後からジャンクフードや添加物付けのスナック菓子などが出てきて、その世代が成人したころから、新人類と呼ばれる大人や、学校でのいじめが始まっている。
すぐキレル子供もその後拡大している。大いに子供のときの食べ物の影響のような気がした。
ストレスが決して悪くないとか、自殺ぎりぎりの一歩手前でとどまることとか、興味のある話が多かった。
2008/03/01 独り言 タール色素(合成着色料)

シェ・イグチで無添加の食材をネット販売し始めて、感じたことは、奇跡のりんご生産者木村秋則さんがいみじくも言っていた「農薬の有難みを誰よりも知っている」、この意味が添加物を使わずに食品を作ると、保存期間や、見た目のことを考えると「添加物の有難み」が分かってきた、だが、添加物は使わずに最後まで続ける。
これからの消費者は、見た目だけではなく、本当の安全にお金を出してほしい。

北欧では禁止されているタール色素が日本では11種(食用)も使用されている。
北欧で禁止されている理由は、「食べ物に必要不可欠でないこと」、「アレルギー問題があること」、とくにアレルギーについて、この着色料は大きな問題になっている。
ところが日本の場合には医者がアトピーや花粉症の人たちに「着色料なんかやめなさい!」なんて言っているのを聞いたことがない。
このタール色素は石炭からアニリンという物質を使って安くつくられている。
このタール色素は、少しくらい汚れた食べ物や古くなったものでも美しくみせるから食品メーカーにとってはとても便利なもの。

このタール色素は数ある食品添加物の中のほんの一つ。

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