シェ・イグチ・今日の電波コラム(エッセイ)
Column someone wrote for a web
2009年2月


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2009/02/28 独り言 必要以上に物を買わない

今の不景気がよい機会になればいい。実際に衣服のリフォーム店が従来の30%増のお客さんが見えているという。リサイクルのお店にも大勢のお客さんが来ている。
何時から使い捨ての時代に成ってしまったのだろうか。食べ物でも賞味期限が表示されているので、無駄に捨ててしまう、口に入れておかしかったら食べなければいい、見た目で明らかにおかしければ捨てればいい、賞味期限でなく製造年月日に統一すればいい。
食の安全安心に関心が高まっていることもあり、多くの人々に「何かおかしい」「行動したい」という、うずうずした感情が広がっているようだ。少しゆっくりした生活を楽しみたいという人が増え、健康で持続可能な生き方を提案する「ロハス(Lifestyles Of Health And Sustainability)」という言葉も一時は目にしない日はなかったが、多くの企業が営利目的でロハスを利用しようとしたので、一過性になりかねない状態だ。
食や環境、農業に目を向ける生き方にもつながるし、この不景気で農業を始めたいという若者が増えてきているようだ。農業も収入が確保されれば、もっと大勢の若者が入ってくるだろう。
今こそ自分のライフスタイルを振り返ってみよう。持続可能な生き方には、必要以上に買わないことが大切。リサイクルが免罪符になって物を捨てる社会が続けば、再生のために多大なコストやエネルギーを使い、根本的な問題解決にならない。
できるだけ環境負荷を減らす社会を目指すことだ。
2009/02/27 独り言 食べるものには「五性・五味」というものがある。

五味は、「すっぱい」「にがい」「あまい」「からい」「塩からい/しょっぱい」という味覚で、酸・苦・甘・辛・鹹(かん)と称される。そして、その五味は身体の代表的な臓器(五臓)と密接な関係があり、酸「すっぱい」ものは肝臓、胆、目に、苦「にがい」ものは心臓、脳、精神に、甘「あまい」ものは脾臓、胃に、辛「からい」ものは肺臓、鼻、大腸に、鹹「塩からい」ものは腎臓、膀胱、耳に影響する。そしてそれは、摂取過剰にならない限り機能を養い、健康に貢献する。
五性とは、食べものの性質のようなもので、それぞれの食べ物には、熱「あつくする」、温「あたためる」、平「変わらず」、涼「さます」、寒「ひやす」というものがあり、熱性の食べものには興奮作用があって貧血や冷え症の人に、寒性の食べものには鎮静や消炎作用があってのぼせ症や高血圧の人にいい。温性や涼性の食べものは、熱性や寒性ほど強力ではないものの、緩やかに同様の作用をおよぼす。平性の食べものはいずれにも属さず、平均的で均衡のとれたものだ。
また五色というものもあり、黒・白・赤・青・黄で分けられる。これを食べものの代表でいえば、黒は黒米で腎臓に、白はダイコンで肺臓に、赤はニンジンで消化器系に、青は緑葉色野菜で心臓に、黄は穀物で五臓六腑に機能する。
2009/02/26 独り言 低血糖症によって、気力のない、キレやすい子どもが生まれる

低血糖状態は、まず脳の働きを低下させるために、集中力や忍耐力が低下させ、気力を失わせます。そして、血糖値を上昇させるために、アドレナリンが分泌されると、興奮しやすく攻撃的になりがちです。こうして気力のない状態とキレやすい状態を繰り返す子どもができあがるというわけです。
 もちろん糖分のとり過ぎだけが子どもたちの心の混乱の原因とはいえませんが、低血糖症が生む症状は、登校拒否や引きこもりから、家庭内暴力や問題行動に至る現代の子どもたちの状態と不気味なほど一致しています。となれば、お子さんの心にトラブルを生まないために菓子やジュースなど糖分を大量に含んだものを頻繁に飲食する習慣をつけさせない配慮が必要といえます。そして消化吸収の遅い米やパンなどの穀類でカロリーをとり、さまざまな食材を駆使したバランスのよい食生活をぜひとも心がけてあげてください。
2009/02/25 独り言 世界から流れ込む輸入食材のはけ口…

検証 コンビニ弁当
「こんなお弁当は、私は食べませんね」「おいしそうに見えても、自分では買いたくないねぇ」。便利で手軽なコンビニ弁当。ところが弁当工場のパート労働者やコンビニ店オーナーからこんな言葉が飛び出してきます。スーパーに並ぶ外国産の農産物もさることながら、実はもっと素性のわからないものを食べさせられているのが加工食品や外食産業。売っている人が「食べたくない」というコンビニ弁当はどうやって、何から作られているのでしょうか?
食材どっぷり添加物漬け。

大商社や食品メーカー 驚異的低価格で輸入食品の“素性”従業員知らず。「おふくろのごはん 栗ごはんと肉じゃが」「秋の味覚満載 しめじご飯弁当」――おいしそうなネーミングのコンビニ弁当の数々。
食材はどこから来るのでしょうか? それは工場の従業員にもコンビニのオーナーにもわかりません。
ほとんどの具材は調理済みで、ビニール袋に詰められて、冷凍で弁当工場に届くからです。工場では解凍して容器に詰めるだけ。最後の加熱をするものもありますが、素材はすべて加工・半加工済み、カット済みの「袋の味」ばかりです。
もともと大手コンビニチェーンは、大商社やスーパーなどの系列企業。大商社は開発輸入が本業です。
すべての大商社が中国や東南アジアに食品加工の合弁企業を作っています。
和菜から洋菜まで、輸入しないものがないというぐらい、日本の大商社は世界から野菜や食材を買い集めています。「一年三百六十五日、いつでも旬」。北から南まで世界中のリレー出荷体制で日本に押し寄せる野菜。その最大のはけ口がコンビニ弁当や外食であることは疑いありません。
2009/02/24 独り言 中国の農産物事情

日本に輸入されている中国野菜はかなりの種類と量があるが、日本は本当に中国を頼らなければいけないのだろうか?
安全の問題がクローズアップされるが、低価格の需要があるからだろう。しかし、今の中国は5年前から農産物の純輸入国になっていることをご存知だろうか。
もちろん穀物が大多数を占めているが、コーヒーなども世界中から中国に集まっている。家畜の量も3倍に増え、飼料用の穀物も輸入に頼っている。中国の食生活がかなり欧米化して、富裕層はステーキにパンにコーヒーがステイタスになっている。
2009/02/23 独り言 シンプルなスナック「おにぎり」

コンビニのおにぎり VS 家庭で作るおにぎり
コンビニのおにぎりの原材料
さけにぎり:塩飯・さけ・海苔・調味料(アミノ酸等)・pH調整剤・グリシン・クチナシ色素・紅麹色素・(原材料の一部に小麦 大豆を含む)
おかかにぎり:塩飯・かつお佃煮・海苔・(原材料の一部に小麦 大豆を含む)
紀州梅にぎり:塩飯・梅干・海苔・調味料(アミノ酸等)・酸味料・pH調整剤・(原材料の一部に小麦 大豆を含む)

家庭で作るおにぎりの原材料
さけにぎり:ご飯・塩さけ・海苔
おかかにぎり:ご飯・かつお節・醤油・海苔
梅干にぎり:ご飯・梅干・海苔

コンビニは3種類製造元は全部違います。、が、気になる材料で共通しているものが塩飯、原材料の一部に小麦 大豆を含むと、2社がpH調整剤、調味料(アミノ酸等)、おかかにかつお佃煮しか表記してなかったがおそらくpH調整剤、調味料(アミノ酸等)は使っていると思われる。
グリシンや小麦・大豆は、ご飯がぼろぼろになって硬くならないようにするためです。消費期限が30時間なのに、ぎりぎりに買っても決して硬くなってないのは不思議じゃないですか。
その点、家庭で作った場合の原材料はシンプルですよね、どちらが口に入れて美味しいですかね?

今回チェックするためにコンビニのおにぎりを見て、種類の多いのには驚きましたが
この3種類が、まだまともなほうだった、ほかのは原材料を見たら調査のためでも買う気がしなかった、ちなみにサンドイッチを調べようと思ったらもっとひどかった。
2009/02/22 独り言 浄水器で塩素は除去できない

飲料水の滅菌には現在カルキ(CLO)が広く使われている。
カルキは加水分解すると酸素と塩酸(HCL)に分かれる。つまり水道水には塩酸が入っているわけで、これでは美味しいはずがないし、発ガン性物質の一部であるとさえ言えるのである。
活性炭入りの浄水器に水道水を通すと、塩素臭(カルキ臭)はほとんどなくなり、おいしくなります。
その理由として活性炭の微細な穴に塩素が吸着して物理的に除去すると、浄水器メーカーは説明しており、ほとんどの消費者も同じように思っています。
活性炭の浄水器は、塩素などの有害物質を吸着除去するのではなく、化学変化をするだけといっても水道水の有害性がまったく変わらないのではありません。
塩素が変化した塩酸は、ごく薄い希塩酸ですから塩素のような刺激臭はほとんどなくなり、急性の毒性は低下します。
水道水の毒性が100とすると、約50に低下するくらいの浄水能力です。
しかし環境汚染で水道の原水が悪化しているため、カルキを使わないと滅菌ができない。
水道条例によれば、蛇口のところでカルキの濃度が1ppmなければ、飲料水として認められないのである。
日本人も今、水はただだとは思っていない、飲食店は最低のマナーとして安全な水を提供してほしい。
安全な水は買わなければ飲めない時代にしたのは、産業革命。
2009/02/20 独り言 酸性食品とアルカリ性食品は何を基準で分けるの?

食品を高温で燃やして灰にし、ミネラル成分を検出する。
その成分によってアルカリ性と酸性に分ける、食品そのものを測定しているわけではない。
その証拠に、なぜ梅干が酸性でないのか疑問に思った人はいませんか、体内に入るとアルカリ性になるという人もいますが、梅干はクエン酸などの有機酸で構成されている立派な酸性食品です。
人間の体は常に弱アルカリ性になるように出来ているので、まんべんなく偏食をしないで何でも食べることが大事、胃に入れば胃酸でアルカリ性の食品も酸性になってしまう、腸の中に入れば消化液の影響でアルカリ性になる。
健康食ブームでも、惑わされずに自然栽培の安全な食品をとっていれば体が自然に健康に向かっていくものです。
2009/02/18 独り言 乳酸菌は50℃で死滅

いろいろな細菌のなかで赤ちゃんの腸内に最初に出てくるのは大腸菌やブドウ球菌です。
ところが生後3〜4日になると突然ビフィズス菌(乳酸菌)が出て、5日目には大腸菌等を追いやって、ビフィズス菌(乳酸菌)が腸内で最大の勢力を誇る状態になります。
ビフィズス菌(乳酸菌)が他の菌を圧倒するような状態になると、腸内フローラが安定し赤ちゃん自身も不安定な時期を脱し下痢や感染症を起こしにくくなります。

特に腸内でビフィズス菌(乳酸菌)が勝ち組になるのはなんといっても母乳を飲んでいる赤ちゃんです。母乳はビフィズス菌(乳酸菌)など善玉菌のエサとなって善玉菌を増殖しますが悪玉菌のエサにはなりません。
赤ちゃんには、母乳があれば、他に乳酸菌を摂取する必要はないのです。
一方、人工乳で育っている赤ちゃんは母乳で育っている赤ちゃんより10倍も悪玉菌が多いことがわかっています。
これが、母乳に近い成分と宣伝する粉ミルクと母乳の大きな違いです。
やはり赤ちゃんには母乳が一番、外から乳酸菌を入れる必要はありません。

乳酸菌は本来生乳の中に入っている、カルシウムも多く含まれているのに、牛乳は低温であれ加熱されているためほとんどなくなってしまう、乳酸菌は50℃で完全死滅してしまう、群馬県の東毛酪農業協同組合(太田市新田市野井町741-1)は牛の安全は確認できている、ホモジナイズ(脂肪球を均質化すること)は行われていないが63℃で殺菌されている。
乳酸菌が生きている無殺菌牛乳が北海道で売られていた。北海道中札内村(なかさつないむら)で生産販売している、お腹に優しい無殺菌牛乳、想(おも)いやり牛乳 。
都内で売られているところもあり、またHPからの通販でも手に入るので、もし牛乳が飲みたいのであれば少々値は張るがお勧め、安い牛乳はミネラルウオーターほどの価値もない。
2009/02/17 独り言 大手ファミリーレストランチェーンのCKで出る1日の野菜ごみ

食材加工工場での、カット野菜の製造ラインでキャベツを切っていた、青い外葉と白い芯(しん)が調理台の前のごみ箱にどんどんたまっていく、サラダにできそうなみずみずしさだが、すべて捨てられる野菜クズだ。
1日で、約9万食の仕込を行っているCKで、キャベツやダイコン、ニンジンの皮など2トンのごみが生まれる。
農林水産省の調査によると、食品製造工場などから出る生ごみは年間487万トン、ファミリーレストランなど外食店からは312万トンが出ている。これらは堆肥プラントに運ばれ肥料にとなっているが、その前に1割でも2割でも何とか捨てずにならないかもっと工夫してほしい。
2009/02/16 独り言 理想に近いPFC

栄養バランスの基本は、タンパク質(P)と脂質(F)、炭水化物(C)のバランスで構成され、この3成分の熱量比をPFC熱量比という。
この理想的な比率は、タンパク質(P)12〜13%、脂質(F)20〜30%、炭水化物(C) 57〜68%といわれている。
日本人の食生活を平均して見ると、 最も理想型に近いPFCバランスを保っている。
バランスのとれた食事と適度な運動が、長寿と健康な体を維持していく上では重要とされているが、「日本型食生活」は、動物性脂肪や砂糖の取り過ぎなど栄養の偏りが問題になっている欧米諸国とは極めて対照的で、以下が高く評価されている。
肥満や糖尿病、心臓疾患などの栄養バランスの乱れによる病気が、欧米に比べて日本ではずっと少ない。

日本の平均寿命は世界一である。以上のことから、お米を中心とした「日本型食生活」は、国内だけでなく世界各国からも注目を集めて、今世界中が日本食ブームになっている。
2009/02/15 独り言 大気汚染による死亡

あまり実感がないが、大気汚染が死亡原因とする心臓病・呼吸器疾患による死亡は、交通事故が原因の死亡の3倍多いといわれている。大気汚染物質には一酸化炭素、オゾン、二酸化硫黄、窒素酸化物、粒子状物質などがある。主に化石燃料の燃焼によって生じるこれらの汚染物質は、その大部分が石炭を使用する火力発電所やガソリンで走るクルマから排出される。窒素酸化物は地上オゾン(対流圏オゾン)生成の原因となることがある。粒子状物質はディーゼルエンジンをはじめ、さまざまな排出源がある。
アメリカもオバマ政権になって地球温暖化に前向きになってきそうなので、各国も、特に先進国と発展途上国の大気汚染が激しいので、環境問題というより健康問題が深刻だということを踏まえて考えて生きたい。
2009/02/14 独り言 小川も生活排水でどぶになった

たまたま子供と話していて、30年ぐらい前に新潟の親戚のうちに行ったとき、その家の裏に小川が流れていて、もちろん護岸工事もしていない土手のある小川で、水は大人の足首ぐらいだったが、水草も生えていて、めだかが泳いでいるような綺麗な小川で、川上で水草のところで足踏みすると、泥鰌が逃げ出し川下で麦藁帽子や手ぬぐいで構えているといくらでも取れた。ところが上越新幹線がすぐ脇を通るので、護岸工事でコンクリートが川底にも引き詰められてしまい、結局生物はまったくいなくなり、今では生活排水の流れるただの大きめのどぶになってしまった。
今、NHKの大河ドラマ「天地人」の舞台にもなっているが、400年前の面影が30年前には残っていたが、もはやその面影がなくなってしまっている。全国にも沢山そういうところがあると思う、今からでも里山や、田舎の自然を残すようにしないと、文化の破滅になる。
ちょっとした幼いときの子供の話で、今、心が痛くなった。
2009/02/13 独り言 今年初の秋田出張

東北新幹線で盛岡から分かれて秋田に向かうと、車窓が一変して、結構雪が積もっていたが道路は乾いている。東京盛岡間はほとんど雪が積もっているところがなく、田圃もぬかるんでいるところが多かった。
2月になってからはほとんど雪が降っていないといっていたが、その前の雪が溶けないところに東京との温度差が感じる。今の東京都心部だとほとんどその日のうちに雪が溶けてしまう、氷が張ることもなくなってしまった。地球温暖化なのかヒートアイランド現象なのか、霜が降りることもなくなってしまった。
この週末には横手の「かまくら祭り」が行われるが、雪が少ないのと雨模様で、かまくらが持ちこたえることが出来るか心配な状態だそうです。東京にいるとかまくらは、風情があっていいなと思って、お祭りが終わってもそのまま自然に融けるまで放置していくと思うが、地元ではお祭りが終わるとすぐに壊してしまうそうで翌日には何も無かった様な状態になっているそうです。雪国での生活には、雪は決して名残惜しい物ではないのだと感じた。
2009/02/11 独り言 ゴビ砂漠の中国侵略

まもなく黄砂がやってくるが、今、毎年広がっているゴビ砂漠、北京まで230km位に迫っている。地球温暖化の影響ではなく、中国の過耕作や過放牧がこの地域に集中し、歴史的な規模の黄塵地帯を作り出している。
中国北部や西部の一部にはほとんど植物が残っていないため、晩冬や早春の強風は、元に戻るのに何世紀もかかる表土を、まさにたった1日で何百万トンも吹き飛ばしてしまう。
奇跡のりんごの木村さんと白神山地に行ったとき、ぶな林の腐葉土を指して、1cmの厚さに腐葉土がなるまで100年かかるといっていたが、それが一瞬に吹き飛んでしまう。近隣諸国の黄砂被害もたまらないが、本当に深刻な中国大陸の砂漠化。この時期のゴビ砂漠の近くに住んでいる住民は生活も出来なく、毎日呼吸すらするのが困難だと聞く。
ゴビ砂漠の侵略により、中国国民と家畜の北部大移動が行われつつあり、中国本土の生態系にも影響が出てくる。
ちなみに中国の家畜はここ50年で3倍に増えている。当然飼料もいるし草も食べるだろう、その影響で植生も変化しているのも一因ではないだろうか。
2009/02/10 独り言 今から水不足を考えよう

今年の暖冬は必ず水不足につながるだろう。最近毎年干ばつの地域と集中豪雨の地域が出てきて、本当にバランスが悪い。
家庭から出る下水は、水道使用料の半分がトイレとシャワーを含む浴室で流してしまう。下水のリサイクルがどれだけ有効か、コストもどれだけかかるのか分からないが、宇宙飛行士の若田さんが、宇宙ステーションでは汚水を浄化して飲料水にするといっていた。今でも大きなビルなどでは排水を再利用してトイレの水にしているところがある。一般家庭にも、飲料水と使い分けすることが出来ないのだろうか?洗濯機でも最近ドラム型が多く出てきているが、約40%節水できるものもあるし、それらの水も使い分ければいい。
水道料金も上下水道代取られるが、これから下水道代を取らずに、飲料水料と廃棄水料にして、最近は日本人も水は買うものでもあることが理解できているので、全体の水道代をもう少し高くしたらいいと思う。
2009/02/07 独り言 投薬の無意味

抗生物質の開発と薬剤耐性菌の進化は、
いたちごっこのようなもので、いつまでもきりがない。最近は菌の耐性獲得スピードの方が上回りつつあり、開発してもすぐ耐性菌ができて使えなくなる、という現象が実際に起きつつある。最近は副作用も少ないらしいが、それより抗生物質を必要としない身体を作らなければならない。体調が悪いとすぐ注射を打ってもらったり、薬を服用するが、その前にそれぞれが持っている自然治癒力を生かせるような肉体にしておくこと。傷口でも縫合しなくても元に戻るように出来ているし、熱が出るのは身体に合わない、必要のない菌が進入してきたので、高熱によって退治しているのに、それを無理やりやめさせるように解熱剤を与えてしまう。すると次に悪い菌が体に入ってきても、自分で高熱を出して退治しようとしなくなってしまい、薬を頼る身体になってしまう。
たとえ薬を飲んだとしても、ちょっと具合がよくなると飲むのをやめるでしょう。すると、いまどきの菌は全滅しない限り、すぐに耐性菌となって、その薬が効かなくなってしまう。完治していないのに投薬をやめて、ぶり返したときには、もうその薬が効かなくなってしまう、恐ろしいほど菌の進化のほうが早い。
だから、薬を飲まなくてもいい身体を作っておこう。
2009/02/06 独り言 暖冬の影響は?

立春が過ぎたこのころは例年だと結構寒さが厳しいときで、いつも暦の春は何だろうと思っていたが、今年は本当に暖かい。
又、秋田に行ってくるが、今年は例年の17%しか積雪がないそうだ、その代わりではないが、インフルエンザが大流行だそうだ。雪が降らなくても雨が降ってくれれば乾燥も収まるのだろうが、そうは行かないようだ。
暖冬の影響で山の残雪が少ないと、水不足等で農作物の影響も出てくるだろうし、ともかく花が早く咲き出し、栽培のバイオリズムに変化が起きる。その点自然栽培は促成栽培ではないので、自然のなすがままに生育していく。
暖冬で梅の花が早く咲きだし、実がなる前に落花してしまう年が2年前にあったが、今年も影響が出るのだろうか心配だ。
2009/02/05 独り言 乳脂肪分3.5%以下だと牛乳じゃないの?

青草を食べて育った放牧酪農が衰退してしまったのは、農協が高脂肪の牛乳を生産するようにと、酪農家に配合飼料を与えて育てるように指導、そして融資の窓口になり、生産者をがんじがらめにしたところで、有無も言わさずに3.6%とか3.7%の牛乳を作らせ、エコロジー牛乳のような3.0%の乳脂肪だと最低のランクにされてしまう。農協を通さずに流通させようとすると、村八分にされてしまうが、中洞正さんは水分調整したサイレージや干草や配合飼料を与えずに、人工的に造られた牛乳ではなく、自然の牛から搾乳した牛乳を提供している。
今、中洞さんは、会社ともめて飛び出したが、やっていることにぶれはない。
中洞さんの著書「幸せな牛から美味しい牛乳」を読めば本当のことが分かる。また今年の4月ごろに玄冬舎から中洞さんの新著が出るので楽しみにしている。皆様もどうぞ読んで、生産者を理解してください。
2009/02/04 独り言 フランス発「鳥インフルエンザ」

2月1日にフランス・ヴァンデ県の農場で弱毒タイプの鳥インフルエンザに感染の疑いがあった鳥が5.000羽が処分されたことを受け、昨日、農林水産省動物検疫所が検疫対象の家禽のフランスからの輸入を一時停止することになった。
フランスからの主な輸入家禽類は、フォアグラ・鶏・かも・鶉やそれらの加工品も対象になる。それからブロイラー用の雛鳥も当然輸入禁止になる。知らなかったがフランスからのブロイラー用雛鳥は年間20万羽にも及ぶそうだ。
フランス料理への影響はほとんどなさそうだ。というのは、今はフランス以外の国でも良質の家禽が飼育されているし、鵞鳥のフォアグラはフランスより東欧のほうが生産量も多い。基本的に「シェ・イグチ」ではフォアグラは元々使わないし、自然栽培の野菜や果物と天然の魚介類中心なので影響はまったくない。

2009/02/01 独り言 深刻な不景気

築地市場に見学に来る観光客を許可したが、ほとんどいなくなった。たまに見ても少人数のグループしか見ない。以前は観光バスで団体が沢山来ていて邪魔になったが、円高と世界同時景気の悪化で、特に中国や韓国の観光客の激減が目立つ。それに市場の付属施設の飲食店も以前のように静かになってきた。2〜3年位前は朝の5時でも人気のおすし屋さんの前には2重3重に人が並んでいたが、今はガラガラになってしまった。中卸も月が変わると必ず数件が空っぽになっている。自転車操業のお店が多く、売り掛けの入金が遅れて自分のところが支払いできずに、売り止めになってしまい、品物が手に入らずと、悪循環になっている。何年か前に倒産した信用組合は、結構融資に融通が聞いたのでやりくりできたが、その信用組合が破綻して、肩代わりした銀行が貸し渋りしてからの中卸の倒産が目立つ。
大手の製造業でも、軒並みに何千億円の赤字の見通し。市場に行くと色々な話が耳に入り、実態はかなり深刻な不景気だと感じた。

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